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「管理原価」を突きつけられました。
営業の責任者をしています。 今日、上司に「管理原価」を導入しろと言われました。 どうしてよいか分からず、ネットで調べたのですが、 どうも造語のようで頓挫しています。 つまり、営業を評価する場合に営業の責任を 1.売上数量 2.売価の設定 のみと限定しろとのことです。 しかし、当然仕入れ価格は、変動します。 ですから「管理原価」の導入となるそうです。 例えば、仮に1商品のみの取り扱いとします。 2009年実績 売価:100円 数量:10、000個 売上:1,000,000円 仕入値:70円 原価:700,000円 粗利:30% 利益:300,000円 とします。 で、2010年の実績が 売価:110円(10円アップ) 数量:10、000個 売上:1,100,000円 仕入値:80円(10円アップ) 原価:800,000円 粗利:27.27%(約2,73%ダウン) 利益:300,000円(結果一緒) ということでは、営業の売価10%アップという努力が 評価されないので、不公平だと上司はいいます。 その対応として、仕入れ値を2009年の70円を用いて 評価しろと言われました。 理屈は分かりますが、扱ってる製品の種、数量も多く、 顧客単位で売価も異なります。 これはかなり複雑な仕組みになるような気がします。 で、何か本でも読もうと探してるんですが、 探し方すら分かりません。「管理原価」は 検索すら引っかからなかったのです。 どなたか、 私の上司が言っている「管理原価」の正式な名称 実際導入している企業例 参考になる文献やウェッブサイト など情報がありましたら教えてください。 来週の終わりあたりに、何かしらの報告を求められてます。 助けてください。。。
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#2です。 いろいろと考えてみましたので補足します。 製造業における標準原価計算では、材料費について、標準価格と標準使用料を決め、これから標準材料費を計算しておきます。そして標準材料費と実際材料費との差異を、価格差異と使用料差異に分けて評価し、実際材料費が標準材料費以下になるように管理します。 この方法を参考にします。 つまり、過去の実績から標準仕入れ価格と標準販売価格を決め、これを元に標準利益率を計算しておきます。そして実際利益率との差異を、仕入れ価格差異と販売価格差異とに分けて評価します。 ただし、これだけでは不十分であると私は考えています。 製造原価は、材料費と労務費と製造経費の3つから構成されています。 上は材料費に関してです。労務費に相当する部分、つまり販売員の給与に関する部分についても考慮した方がよさそうに思います。 これについても標準賃率(時給)と標準販売活動時間を定め、標準販売労務費を計算しておき、これとの差異を賃率差異(残業とかをしていないか)と時間差異とに分けて評価します。 あとは御社の実情に合わせて、取引先ごとに標準を決めるか、商品カテゴリーごとに標準を決めるか、といったことを検討してみてはいかがでしょうか。
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- aokisika
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標準原価計算の数量差異と価格差異のような概念を応用しているように思います。 アイデアとしては面白いと思います。 営業に使った例は見たことがないのですが、標準原価計算を参考にしてみてはいかがでしょうか。 「管理原価」という用語は聞いた事がないので、やはり勝手に作った造語でしょうね。
- th7253
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「原価管理の導入」とは、何でしょう? 全く原価管理しないで商売ができるわけがないので、何らかの形で これまでも原価管理を行っているはずです。 何が聞きたいのかよくわかりません。 知りたいのは、営業目標の設定方法ですか?
補足
今はですね、仕入れ値が変動すると営業の売上進捗を管理する表での 原価率もそれを反映させています。 しかし、私の上司の意見では、仕入れ値の管理は営業の コントロール外なので営業進捗を管理する表では、 仕入れ値を固定して、我々のコントロール下にある 売価の変動による原価率の動きだけを反映させたいというのが狙いです。 それによって公平な評価基準を作りたいとのことです。 実際の原価を使わずに、このように仮の原価で 収益を管理する・評価基準を作る方法は一般的なのでしょうか? もし、他社事例などあれば、教えて頂けると幸いです。 ちなみに「原価管理の導入」ではなく 「管理原価の導入」です。 おそらく造語です。
補足
素晴らしい解答ありがとうございます。 なるほど、標準原価ですか。 製造からの視点で考えるとは目から鱗です。 こんな応用もあるんですね。 明日、製造部の人間に聞いてみます。 なんとなく、少しヒントが見えました。 まったく方向性が見えなかったので、 非常に助かります。 ありがとうございました。