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宇宙創造の諸説
途方もない質問で申し訳ないのですが、この疑問をひとつの学説として世に残すため、志のある方には是非ともご協力を賜れればと考えております。 この地球という星は宇宙規模でどのあたりに存在しているのでしょうか?宇宙の端に値するのか、それとも中心の付近なのですか? さらにビッグバンの説を有力説とするのであれば、宇宙の中心極点でビッグバンが発生したわけですが、現在の宇宙の中心点には何が存在しているのですか? さらに宇宙は尚も膨張を続けていると聞きますが、膨張を続け、ついにはこの小宇宙が収縮を始めるわけですが、今では光でも届くことのない宇宙の果てには何があるのですか? まだまだ数々の疑問がありますが、どうかお答えいただければ大変幸いでございます。
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質問者が選んだベストアンサー
Chaos9HEAdさん大変有意義なご意見を有難うございます。 我々の銀河が中心に来るのは当然で、我々の銀河が宇宙の中心に位置する事を意味するものではありません。 そして、エイトフ正積図法により楕円になっているだけです。>>> 現在も我々はスカイ・サーベイをSDSSやNASAなどでおこなっていますが、全てエイトフ正積図法により全天図を作成しています。従っておっしゃるように我々銀河が中心に来るのは当然であることは同感です。ですが地球上で他の如何なる方法で宇宙図を作成しても地球が宇宙の中心近くに来るのは避けられない運命です。これは正確な宇宙図ではありませんが、宇宙図が必要なので便宜上このような方法で作成するしかないと思います。 エイトフ正積図法により楕円になっているだけです。>>> あの宇宙図の作成された1983年はCMB(cosmic microwave background)/CMBR/MBRを調査のためのCOBE(1989)やWMAP(2003)の衛星が打ち上げられ前の話です。しかしこれら二つの衛星でビッグ・バンより380,000年後の宇宙に残存しているマイクロ・ウエーブを撮影し、その結果宇宙の形が偶然にも横に長い楕円形をしてます。 そして最近のニュースでは宇宙の形は横向きの楕円形であるとする天文学者の意見が出ているそうです。Chaos9HEAdさんは宇宙の形をどうお考えでしょうか。 1560億光年は、完全に間違いです。 上記URLに”誤解”として記述されています。>>> http://www.space.com/scienceastronomy/mystery_monday_040524.html 私は上記のサイトを信用して、引用したのですがあのURLに誤解とされているので、1560億光年は撤回さしていただきます。ただしあのURLも執筆者がピンからキリまでいるので、完璧ではありません。 ところでChaos9HEAdさんの考えられている宇宙の大きさをお知らせ頂きたいと思います。それからあのURLにある930億光年はどうなんでしょうか。 正しい宇宙論を知りたいのであれば、 図書館などへ行って、 きちんとした本で自己学習されるのが一番です。>>> 質問者さんはそのような時間があれば、この場を利用して質問されないと思います。 宇宙創成はじめの三分間 (スティーブン・ワインバーグ) The Big Bang (J. Silk) third edition (洋書) 中略・・・ 専門書は、 An Introduction to Modern Cosmology(A. Liddle)(洋書) Cosmological Physics (J. A. Peacock)(洋書) Physical Cosmology (P. J. E. Peebles)(洋書) などが有名です>>> 質問者さんは上記の本を読まれる時間がないので、ここで質問されておられるのだと思います。
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- Chaos9HEAd
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回答日時:09/07/19 04:38の mickeyzzさんの回答に誤解を与える内容が含まれているので、 大変失礼ながら、ここで指摘させて頂きます。 >風船を三次元的に考えて宇宙がこの風船の中にあると仮定した場合はその風船の中の中心が宇宙の中心と同じようなものです。 全くの誤解です。 宇宙を三次元の風船と考えた場合、基準時間を設定できる事になり、宇宙原理に反します。 一般書籍には、宇宙膨張を分かりやすく説明する為に、 その様な記述をしているものがあるかもしれません。 しかしそれは、決して、三次元で考えた風船=宇宙としている訳ではありません。 >そして上の(5)が1983年当時に知られていた >横に細長い楕円形宇宙(6)のほぼ中央に位置されています。 > >以上の宇宙図からして、我々の地球はこの宇宙のほぼ中心に位置すると >考えて間違いないとおもいます。 全天サーベイを、我々の銀河系(天ノ川銀河)を中心に据えた、エイトフ正積図法による投影で表記しているものです。 ですので、我々の銀河が中心に来るのは当然で、我々の銀河が宇宙の中心に位置する事を意味するものではありません。 そして、エイトフ正積図法により楕円になっているだけです。 >なお1983年の宇宙図では、宇宙の楕円形の長い円周の直径は、 >200億光年になっていますが、現在判明している宇宙の直径は >1560億光年として確認されています。 > >下記のサイトをごらんください。 > >http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A6%B3%E6%B8%AC%E5%8F%AF%E8%83%BD%E3%81%AA%E5%AE%87%E5%AE%99 1560億光年は、完全に間違いです。 上記URLに”誤解”として記述されています。 宇宙論はトンデモ本や、 平易に説明しようとして返って誤解を与えてしまう内容の本などにより、間違った理解がかなり広がっています。 ですので、 正しい宇宙論を知りたいのであれば、 図書館などへ行って、 きちんとした本で自己学習されるのが一番です。 一般向けの信頼できる書物として、 宇宙創成はじめの三分間 (スティーブン・ワインバーグ) The Big Bang (J. Silk) third edition (洋書) もう少し進んだ内容の和書は、 日本論評者の「シリーズ 現代の天文学」の 第1巻「人類の住む宇宙」 第3巻「宇宙論(2)」 などが分かりやすいと思います。 第2巻「宇宙論(1)」は、 理論の専門分野を大雑把に纏めた内容(浅く広くな内容)ですので、 初学者には難しいです。 専門書は、 An Introduction to Modern Cosmology(A. Liddle)(洋書) Cosmological Physics (J. A. Peacock)(洋書) Physical Cosmology (P. J. E. Peebles)(洋書) などが有名です。
お礼
Chaos9HEAd様 ありがとうございます。 熟読させていただきました。また、参考文献までご紹介いただきましてありがとうございます。 お察しの通り、宇宙に興味はあるものの全くの初心者ですので、わかりやすい書籍を薦めていただけて大変ありがたく思います。
- mickeyzz
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この地球という星は宇宙規模でどのあたりに存在しているのでしょうか?宇宙の端に値するのか、それとも中心の付近なのですか?>>> よく宇宙の中心に関してゴム風船の表面の二次元的説明で、宇宙には中心がないとかへりくをいってますが、風船を三次元的に考えて宇宙がこの風船の中にあると仮定した場合はその風船の中の中心が宇宙の中心と同じようなものです。 地球という星は宇宙規模でどのあたりに存在しているのでしょうか?宇宙の端に値するのか、それとも中心の付近なのですか?>>> 上記の考えから宇宙図の説明を行ないます。実は1983年に刊行されたアメリカの科学雑誌であるNational Geographic誌の付録として、大きな宇宙図を私は保存してます。 それによりますと、我々の(1)太陽系を高さが低い円錐形の形で示し、その次に太陽系の近辺にある恒星のグループ(2)をより大きい円錐形のなかで示しています。 その次は、うえの(2)をミルキー・ウエイー銀河(3)の円錐形ののなかでしめしてます。 それから上の(3)をアンドロメダ銀河などを含む約20の銀河をローカル・グループ(4)と称して示し、それをローカル・スーパークラスター(5)のVirgoなどと同じ円錐形のなかへくわえられています。 そして上の(5)が1983年当時に知られていた横に細長い楕円形宇宙(6)のほぼ中央に位置されています。 以上の宇宙図からして、我々の地球はこの宇宙のほぼ中心に位置すると考えて間違いないとおもいます。 なお1983年の宇宙図では、宇宙の楕円形の長い円周の直径は、200億光年になっていますが、現在判明している宇宙の直径は1560億光年として確認されています。 下記のサイトをごらんください。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A6%B3%E6%B8%AC%E5%8F%AF%E8%83%BD%E3%81%AA%E5%AE%87%E5%AE%99 さらに宇宙は尚も膨張を続けていると聞きますが、膨張を続け、ついにはこの小宇宙が収縮を始めるわけですが、今では光でも届くことのない宇宙の果てには何があるのですか?>>> 現在の理論では宇宙は光速より早く膨張を続け井連れ拡散する、運命にあり収縮することはないと言われています。
- Chaos9HEAd
- ベストアンサー率50% (12/24)
現在の宇宙論は、宇宙原理によって成り立っています。 その宇宙原理とは、我々の宇宙空間は非常に大きなスケールで見ると一様等方であるという事です。 簡単に言えば、特別な場所が存在し無いと言う事です。 要は、中心となるような特別な場所が存在しないという仮定の上で成り立っているのです。 理論が正しいとすると、現在の観測から導かれた結果は、 現在、我々の宇宙は、臨界密度(収縮か膨張かを決めるの基準の密度)の値に非常に近く、 Λ(宇宙膨張を助ける項、ダークエネルギー)が優勢の時期に入っており、収縮は起こらず指数関数的に膨張していくと言うものです。 観測の精度は、昔と比べて非常に向上しているので、 観測結果から見ると、永遠に膨張していく宇宙が正しいモデルのようです。 もし、 事象の地平面の事を指して「宇宙の果て」と言うなら、 その向こうに何があるかは誰にも分かりません。 The Early Universe(Edward Kolb, Michael Turner)に詳しく載っていますよ。
お礼
Chaos9HEAd様 ありがとうございます。 確かにおっしゃいますとおりで宇宙の果ての向こうなど愚問だったのかもしれません。すみませんでした。 しかし、とても参考になりました。ありがとうございました。
- tetsumyi
- ベストアンサー率25% (1946/7535)
途方もない質問でもないようで、この分野で今まで何回も同様な質問がありました。 人の感覚では四次元は理解できないようですから、次元を1つ下げて考えると宇宙は球の表面のような物と考えてください。 つまり実際に私たちの居る空間は三次元と理解しますが1つ次元を下げるので球の表面のような曲がった閉じた面です。 膨張を続けるとは球が大きくなって面積が広がっていると言うことです。 私たちはこの平面の1つの点に居るのですが球の表面ですから端もありませんし中心もありません。 ビッグバンとは最初に球の半径がゼロの時から膨張が始まったことを示しています。 宇宙の膨張は時間の経過と重要な関係を持っていると考えられますし物理法則の基本的な部分と関係しているようで、宇宙の収縮とは物理法則の破綻になるのかもしれません。
お礼
tetsumyi様 ありがとうございます。 今まで自分は宇宙という巨大な球体の中に存在していると思っていました。球体を3次元と捕らえるのであれば、中心も存在し、球の表面である場所を果てと言う事ができるのでしょうが、地球上よりも高い次元にある宇宙空間ではそう言いきる事ができないわけですね。
現在の理論ですと、 1.ここ(あなたの居る所)が宇宙の中心です。等方性。 2.したがってあなたが居る所でビッグバンは起きた。その後等方的に宇宙が拡大したので、実際は全ての場所が「宇宙の中心極点」で、特異点は残っていない。 3.収縮を始めるかどうかは未だに意見の一致が見られない。超々高度な数学的能力が無いと議論に加わることとさえ出来ない。 4.等方的なので、ここが中心であると同時に宇宙の果てでもある。
お礼
doc_sunday様 ありがとうございます。 等方的というと人間を中心とした定位ということですよね。 中心でも果てにも当てはめることができるということは地球上と同じような3次元空間として扱わないほうが理解しやすいということでしょうか。 何分知識が及ばず申し訳ありません。
お礼
mickeyzz様 お礼が大変遅くなり申し訳ございませんでした。 このたびは大変、親身になって意見を説いて下さりありがとうございました。 宇宙に対しての考え方は推測から得られた仮説が多いためか、皆さん千差万別の意見をもっていらっしゃいますね。 地球が概ね宇宙の中心にあると仮定するのは、研究上の都合やその他便宜上の話であって、地球の絶対的な位置を割り出すためには、3次元の考え方では説明し得ない宇宙をどのような空間として考えるかに依存するということでいいのでしょうか。 大変勉強になりました。 ありがとうございました。