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昔の武士が使っていた言葉について質問です。

カテ違いでもしかしたら「歴史」カテゴリーの質問かも知れませんが... 戦国時代から江戸時代かけて、「ばかもの!」といった意味合いで、 「うつけ!」 「たわけ!」 「すぼけ!」 といったような言葉が使われていますよね。 織田信長は「大うつけ」と呼ばれていたし、独眼竜政宗(NHK大河ドラマシリーズ)では「すぼけが!」と言ってます。 マンガ「花の慶次(前田慶次郎のお話)」では「たわけ!」とよく言ってます。 これは、地方による違いなのでしょうか? それとも時代による違いなのですか? それとも意味そのものが違うのでしょうか? その辺を詳しく知りたいのですが...よろしくお願いします。 カテゴリー違いだったら、ご指摘ください。

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  • kentaulus
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回答No.3

これはテレビの歴史物で聞いた話です。 各テレビ局でありますよね。 「本当は~だった歴史の裏話」的な番組です。 (テレビ番組に出ていた学者? 歴史研究家?の話では) 信長が生まれ育った尾張地方の「うつけ」は、 現在の「ニート」のような意味合いで、 就活せず、毎日ブラブラ遊び、何も仕事をしていない状態の人間。 (信長の父親・信虎は一国の城主でしたから、通常ならその息子の信長は、  何らかの役職に就いて働いているはずです。) 「たわけ」は嘘をついて人を騙したり、 窃盗や泥棒のように人から金を奪い取る「軽犯罪者」的な意味合い。 だったそうです。 そのため、「たわけ」と言われた信長は激怒し、相手を切り殺した。 という内容でした。 現在とは意味合いが違うので、尾張地方独特の意味なのかもしれません。 また、一説には「人を騙す」の意味の「たばかる」から、 悪質な嘘をつく人を「たばかり者」と言い、 これが次第に「たわけ・たわけ者」と言われるようになったとか。 つまり、「たわけ」の語源は「たばかる」だった という内容でした。 真偽の程はわかりませんが、「たわけ」の方が「うつけ」より、 悪い意味なのかもしれません。 「すぼけ」については、まったく知りません。 今回、あなたの質問で初めて見た言葉です。 が、「ボケ」の語を含んでいるので、 「すぼけ」は現在の「ボケ」と同じ意味なのかもしれません。

elf2814
質問者

お礼

大変詳しいご回答ありがとうございます。 織田信長が「うつけ」と言われたのと同じような理由で、前田慶次郎もよく前田利家に「たわけが!」と言われていたので、地方による違いも大きいのかと思っていましたが、「ニート」のような...というお話で合点がいきました。 確かにその後意味合いが違ってきていますよね。 どうも信長の死後あたり以後は、軽く「お前バカか」というノリで「たわけ」が使われているようです。江戸時代には一般庶民も使うようになってますよね。 そう考えると、「すぼけ」は、やはりその後の「たわけ」の東北版なのかも知れません。 やはり地方により、時代により、言葉が様々なのですね。 歴史考証って難しいですね。 でも納得のいくご回答、ありがとうございました!

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  • kitasan2
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回答No.2

 漢字を当てると、意味の違いがわかるかもしれませんね。  「うつけ」は、「虚け」・「空け」で、中身が空っぽの意から「まぬけ」・「あほう」の意味に成ったようです。  「たわけ」は、「戯け」で、古語の「戯く(たはく)」((1)みだらな行為をする。(2)愚かな行為をする。ふざける。)の連用形が、名詞転成したもののようです。  「すぼけ」は、「素呆け」・「素惚け」でしょうか。「素~」は「そのまま」という意味を表す接頭語で、人を表す言葉に付くと卑しめる気持ちが加わります。「ぼけ」は古語では「ほく(『惚く』『呆く』)」の連用形が名詞転成したもので、「ぼける」「ぼんやりする」の意味になります。

elf2814
質問者

お礼

なるほど、意味合いによる違いですね。 現代のニュアンスですと、 「うつけ」は「パー」「アホ!」? 「たわけ」は「バーカ」「ざけんな」 「すぼけ」は「ボケ!」 ぐらいの感じでしょうか。 ご回答ありがとうございました。

  • kentaulus
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回答No.1

東京と大阪で「あほ」、「ばか」の意味合い(言葉の重さ)が違うように、 地方によって意味合いや言葉の重みが違ったのではないでしょうか? 大阪の人間は「あほ」には寛大ですが、 「ばか」と言われると本気で怒る人がいます。 しかし、不思議なことに東京ではこの逆です。 東京の「あほ」と大阪の「あほ」、 東京の「ばか」と大阪の「ばか」、 意味に違いは無いですが、言葉の重みが違うようです。 織田信長は「うつけ」には寛大だったようですが、 「たわけ」と言われて逆上し、相手を切り殺した  という話もテレビの歴史もので聞きます。

elf2814
質問者

お礼

そうですね、「アホ」と「バカ」の関東と関西での扱いの違いは知ってます。 地方によってニュアンスが違うということですね。 自分が思うに、「たわけ」は偉い人が自分より下の者に直接言う言葉で、「うつけ」は自分より偉い人にも陰では使っていい形容詞だったのかなとも思いますが、違うんでしょうか。 その辺がもやもやしてるんで...。 解せないのは「すぼけ」ですかね...。 「独眼竜政宗」では、平民が同胞に「アホかお前」みたいなニュアンスで「すぼけが...」と言ったり、「たわけが!!」と同じように政宗が部下に対して「すぼけが!!」と怒鳴っていたこともあります。地方により、使い分けがなかった地方もあったのかも知れませんね。 引き続き何か分かればお願いします。

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