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何故、日本人はWBCに熱くなるんでしょうか?
ワールドベースボールクラシックなんですけど。アメリカ人は殆んど関心なく、エキシビジョンぐらいにしか思ってないし、本気なのは日本、韓国、ベネズエラ、キューバだけなんですけどね。それこそ、MLBの公開セレクションってイベントなんですけど、何で日本人は盛り上がるのでしょうか? ホントに世界大会と思ってるんでしょうけど、何で”世界”って言葉に弱いんでしょうか?全然、世界的な大会じゃないし、そもそも野球自体が世界的にはマイナーなスポーツなんですけどね。ちなみに私は野球大好きですよ。でも、WBCやなくなったけど五輪野球に熱くなる人達の心理が分りません。どうして皆、盛り上がるんでしょうか?
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日本代表チームが野球で優勝したとしても、 「ただテレビを眺める」という最少の努力しかしていない自称ファンが 欠片ほどでも栄光をつかんだわけではありません。 にも関わらず、TVを前にあたかも自己が勝利したかのように歓喜し、 スポーツニュースでリプレイを見ては勝利の実感を噛みしめるのです。 これはまさに、心理学でいうところの「栄光浴」に相当するでしょう。 栄光浴(basking in reflected glory)とは、 「高い評価を受けている人物や集団と自分自身との結びつきを 強調することによって自己評価や他者からの評価を高めようとする、 心理的な傾向」のことです。 栄光浴は自尊感情が低下している場合に生じる傾向があるものです。 かつて多くの日本人には欧米先進国に対する劣等感情がありました。 そのような感情を現在も受け継いでいる者には、 自国人がスポーツで諸外国を打ち負かすことは、劣等感情の払拭となり、 その人の国民としての自尊感情に高揚を与えることになります。 最近では、その類の動機が韓国人に顕著に垣間見られる気がします。 対して、大国アメリカの人には、他国に対する劣等感は殆どありません。 スポーツにおける自国人の勝利を目の当たりにし、傍観者の自分が 何が何でも優越感を獲得せねばならない動機は無いのです。 もしくは、国民としての自尊感情の問題というよりも、 個人的な自尊感情の問題かもしれません。 自己が主体的に参加している活動で自尊感情が満たされている人は、 他人の栄光のお裾分けを、遠くからいただく必要もありません。 他人の頑張る姿を眺めるよりも、自分が自分の世界で頑張ることでしょう。 頑張っている人を見て、「自分も頑張ろう」という気持ちになるために 注目するというのはあるかもしれません。 逆に、他人の活躍を嫉妬する人ならば、興味を持たないか、 アンチファンとしてこっそりと勝負を見守ることでしょう(笑)。 ところで、日本人は集団への帰属を重視する民族です。 高校野球などでは、ことさら地元チームを応援する傾向があります。 東京などよりも、地元意識の強い田舎ではこれが特に顕著です。 「地元の勝利」という共通の目標を持つ者同士で連帯感が高まります。 また、単に他人と共通の話題を持っていたいという願望があります。 したがって、「野球日本代表チームの勝負の行方」という 国民にとって共通性の高いニュースには興味が向くのかもしれません。 特に中年世代以上の日本人にとって、 野球は未だ国民的スポーツとしての権威を失ったとはいえません。 おそらく、ある種の典型的日本人にとっては、 「日本代表チームが野球で外国を負かし世界一になる」という目標は、 劣等感を補償し、自尊感情を高め、共通性の高い目標・話題を持ち、 集団への帰属意識を高めるという、 複数の願望を同時に満たすものになるのかもしれません。
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生き残りをかけた試合形式だからじゃないでしょうか? ペナントレースでは勝率を争いますからやっぱり捨て試合とか ローテの谷間ってあるでしょ?シロートから見ると本気じゃないん じゃないかって疑っちゃうんですよね。全員本気なのはわかってますがね よくいるじゃないですか、甲子園はダイビングキャッチしたり ヘッドスライディングしたりして一生懸命やってるように見えるのにプロ はユニホームもちっとも汚れないとか言う人。その辺がわかって ないひとも多いのではないかと。 で、WBCですとやっぱりたいした大会でもなかったとしても 元プロ野球のお歴々たちはプライドありますから自分のとこより 歴史のない国に負けてしまってはデカイ顔できないとかいろいろ あるんでしょうねぇ。 それなりの成績でないと国民的スポーツとしての地位がゆれるって 意識がどっかにあるんでしょう。 ブラジル人がサッカーでオリンピックとかでも日本ごときには負けられ ないっていって本当に日本に負けたとき国の恥とまでいってますから ねぇ。そういうとこはあるんじゃないでしょうか。 一発勝負のような緊張感がある試合って日本シリーズ最終戦と甲子園 (高校野球のほうです)ぐらいでしょ? そういう野球に飢えてるんじゃないでしょうか? それとお家芸って呼ばれてるものに対する自負心でしょうねえ。
お礼
回答ありがとうございます。参考になりました。
- KungFuStar
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プレッシャーに潰されそうなイチロー それをカバーしようと懸命にプレイする仲間 「もしかしてダメかもしれない」 私たちならそう思ったかもしれない、明日があるさと しかし彼らは信じ続けた チームメイトを、自分の練習の質と量を そして応援してくれるファンのことを そんな中でつかみ取った優勝 そりゃあ盛り上がるでしょ!! 今の時代、ピンチを迎えたらすぐに逃げの姿勢に入る人 対処ができずに疲れた人 癒しを求める人 そんな、ちょっと元気がなくなってきた日本において 胃が壊れるほど精神的に追い詰められながら、信じる者のために ベストを尽くそうと命を燃やすサムライたちの姿に どれほど多くの人々が励まされ、元気をもらったろう 私の人生にもこの試合は強く焼き付けられています!
お礼
回答ありがとうございます。私はイチロー好きじゃないですからね・・・。
すこしずれるとは思いますが、私見を述べます。興味深い指摘だと思いました。私は「世の中金だけじゃない」という日本人の心情が底に強くあるように思います。WBC自体はアメリカ主導であっても世の中は金であるという哲学だけではないようですが、表面的にはこの考え方に同調して(アメリカに服従して)いるように見せかけて実は{世の中金だけじゃない}という強烈な主張を日本のファンはしているのではないでしょうか。実際アメリカ(人)がWBCに関心がないのは金にならないからだったのではないでしょうか。アメリカの仕組みでは選手だって球団だってカネにならないことはほかの国よりやりにくいのではないでしょうか。
お礼
回答ありがとうございます。そうゆうもんでしょうか。
- youchan37
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貴方様は本当に野球がお好きなのでしょうね。 本当に野球そのものが分かっており、且つお好きなのだと思います。 ですから、やたら「世界」とか「名誉」のようなものに目がくらんでしまうような人に対しては、 「?」とお感じになっているのだという気がします。 確かに。もしそうなら、そのお気持ちは分かる気がします。 しかし「目がくらむ」人というのは、日本人でなくてもアメリカにもイギリスにもいるはずです。 それからどういうスポーツが人気があるのかというのは、国民性もあると思います。 その国民性と特定のスポーツがどうして結びつくのか、というのはナカナカ難しいでしょうが。 ちなみにヨーロッパでは自転車ロードレースの人気はすさまじいですよね。 ツールド・フランスが頂点です。 ヨーロッパでは一番人気がサッカーで、その次がこの自転車ロードレースだ、とも云われています。 ヨーロッパの人は元々狩猟採集民族的な血が濃いので、それで自転車とかが好きなのかも知れません。 獲物を追っかけ続けるみたいな… あんまり確かな根拠はありませんが(苦笑)。 私個人は自転車ロードレースも結構好きなので、できればもっと人気が出て欲しいとも思いますが、 でもまぁ、自分が好きなのだから、それでいいんじゃないか、とも思います。 目がくらんでしまう人達は、それはそれで放っておいたら宜しいんじゃないか、とも思います。 自分が本当に好きなら、まずはそれでいいんじゃないか、と。
お礼
回答ありがとうございます。心が軽くなりました。
- hunaskin
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>WBCやなくなったけど五輪野球に熱くなる人達の心理が分りません。 それに同調するかどうかは別にして、どんな心理状態であるかは簡単に理解できると思います。 アメリカ人が関心があろうとなかろうと、自国チームが世界大会で勝ちあがればそれなりに盛り上がるのが人情と言うものです。 あんな欺瞞大会で熱狂すべきでない、というように感じる向きもあるようですが、スポーツ観戦は趣味・嗜好、感情の世界の出来事ですから筋べき論で是非を語るより、人々はそういうものに熱狂する、という現象を観察すれば良いのです。 >どうして皆、盛り上がるんでしょうか? 皆、が盛り上がっているわけではありませんね。 皆が盛り上がっているようにお感じになるのはWBCの関する情報を質問者様が選んで見ているからです。 もちろん、関心の無い人もたくさんいるでしょうがそういうひとはわざわざ「関心が無い」なんて言いませんから応援している人の声がよく聞こえるわけです。 >何で”世界”って言葉に弱いんでしょうか?全然、世界的な大会じゃないし、そもそも野球自体が世界的にはマイナーなスポーツ 仰るとおり、競技人口・国数で見れば野球自体がマイナースポーツですから大会名に世界の文字が入っていてあの規模で開催されるなら、これは世界大会である、と人々が認識するには十分だと思います。 質問者様が考える世界大会とはなんぞやという定義が周知していないみんな騙されているよ、とお考えなのかもしれませんが、それはQ&Aサイト以外のところで主張・広報するのが良いでしょう。 それとも一般論として、なぜ大衆は世界と言う言葉に弱いのか、というご質問でしょうか?
お礼
回答ありがとうございます。 >それとも一般論として、なぜ大衆は世界と言う言葉に弱いのか、というご質問でしょうか? 両方かも知れません。
- zorro
- ベストアンサー率25% (12261/49027)
野球が好きでWBCが好きでない人の心理もわかりません。自分の力をより強いチームと対戦することで試したいという心理は当然です。そんな若者を応援したいと思うのもまた当然です。
お礼
回答ありがとうございます。そうゆうもんですかね。 >自分の力をより強いチームと対戦することで試したいという心理は当然です。 韓国は別に強くないし(私は韓国をライバルだと思ってません)、アメリカ、ドミニカなんかはベストメンバーじゃないし・・・エトセトラ・エトセトラ。野球とアメフトはアメリカの天下だと思うし・・・。
お礼
回答ありがとうございます。とても勉強になりました。