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審議官
省庁の役職?でわからないことがります。 審議官て何をする人ですか。 次官、局長、部長、課長はその部門の長でしょうが、審議官というのは どういう役回りの人なのでしょうか。
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各省庁の基本となる役職は、 事務次官(長官)-局長(官房長・次長)(-部長)-課長-課長補佐-係長 ということになります。行政学・経営学では「ライン」といいます。 省の事務は、局レベルに分けられ、局の事務は課レベルに分けられ、これらはそれぞれ重複することはありません。 しかし、ある省の事務のうち、特定の事務についてはこれらの分掌にかかわらず専門的に取り扱う必要があるものもあります。 また、局・課レベルに分けられた事務であっても、別の観点から横断的に取り扱う必要があるものもあります。 これらの事務を横断的・専門的に扱うのが、「審議官」という職です。 経営学的には、「ライン」に対して、「スタッフ」と呼ばれる職に当たります。 同様の職には、「参事官」などもありますが、「審議官」は局レベル以上に置かれます。 つまり、課長より上、局長より下という審議官から、事務次官より少し下という審議官まで、いることになります。
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- MicciHay
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審議官には基本的に3つのパターンがあるものと認識しています。一つは次官級の審議官であり、総括審議官、そして大臣官房審議官です。 最初の方の役職名は、基本的に「〔省庁名から省を除いた名称〕+審議官」という肩書きになっている例が多いと思われます。例えば、農林水産審議官、外務審議官、経済産業審議官、文部科学審議官、など。なお、財務省には大蔵省時代から財務官が置かれていますが、この役職も一種の「審議官」です。次官が総務面での事務方トップであるのに対し、審議官はサブスタンス面でのトップ(何らかの所掌で専門が分かれている場合もあります)。一般には次官の方が「えらい」と認識されていますが、場合によって次官以上に著名な審議官も見られます。 総括審議官とは、局長級で省全体の政策の総合調整を図る役職。また大臣官房審議官は特定任務に対処する官職で、局長を補佐するため実質的に局の下に置かれているとみなされることもあります。 ただし、各省庁の機構・役職は、省庁ごとの特性に基づいて設置されているもので、以上にあてはまらない例外もあるかもしれません。
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回答ありがとうございます。 URLも大変参考になりました。
お礼
回答ありがとうございます。 ラインとスタッフという切り分けで納得できました。