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フランスでの落第(留年)

知り合いのフランス人(20才台)と話していたら、1回落第redoubler?したことがあると言ったので思わずぎょっとしてしまいました。でも本人は別段不愉快そうでもなくさらっと言っていたので又驚いてしまいました。よっぽど勉強ができなかったのだなあと思ったら大卒だとのこと。落第は数%とどこかの本で読みましたが、フランスでは結構普通のことですか。又、恥ずかしいとかは思わないのでしょうか。 サルコジ大統領も中学で留年したのにパリ大学卒ですよね。よくわからなくなってきました。落第してもその後のがんばりで例えばグランゼコールとか行くことは可能なのでしょうか。身近な例をご存じでしたら教えてください。

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noname#188015
noname#188015
回答No.4

#3です。 御丁寧なお礼をありがとうございます。 >フランスのリセでも(アンリ4世校やルイルグラン校以外に)レベルの高い低いがあるのでしょうか。 アメリカのハイスクール事情を知らないのでなんとも比較できないのですが(いや、フランスの教育事情にしても詳しいわけではないのですが)レベルの高低は頻繁に語られています。 パリではカルノーやコンドルセ(他にもあると思いますが)は昔も今も名門校です。逆に、かつては良い学校だったのに年々評価が下がって「○区のごみ箱(!)」などと呼ばれるようになってしまったケースもありました。 私立の強豪校はできない生徒を「追い出す」傾向にあるので、国立の名門とは一概に比較できないとされています。 評判はまずはバカロレア合格率が材料ですが、これに加えてバカロレアの成績特記(mention)取得率(要するに好成績で突破したかどうかを示す数字)も考慮されます。 なお、前回の回答で不適切な部分がありました。転校は必ずしも放校を意味するものではありません(私立中学からの転校はこれが多いのですが)。ごく普通に「他の学校に行きたい」という選択をする生徒もいます。高校でコース選択時に進みたいコースが自分の学校になければ当然転校します。成績優秀者はよりレベルの高い高校にも転校可能です。誤解を生む表現をして申し訳ありません。 追記:プレパ2年を終了してグランゼコールを受験して不合格だった場合にはプレパ2年目に留年して翌年グランゼコールに再度挑戦する例はたくさんあります(ハンディが加算されるようですが)。

noname#94922
質問者

お礼

とても詳しく教えていただき感謝します。わからないところを積み残さないという考え方はすばらしいと思いました。私を含めて日本人の意識が変わらないとこの制度は導入できませんね。でも長い目でみれば良いシステムだと思います。

その他の回答 (3)

noname#188015
noname#188015
回答No.3

こんにちは。 フランスに10年弱住んだ経験がありますが、「結構普通のこと」だと思います。 留年は嬉しいことではありませんが、習熟していないのに進級したらまた理解できないことが積み重なるだけなので、一学年やり直したほうが良い、という考え方が定着しているように感じます。 留年を受け入れなければ転校しかない、という場合、普通は留年を選択します。 転校すれば進級はできるけれど、そもそもレベルの低い学校に転校せざるを得ないので将来良い学校に進学できなくなる恐れがあるからです。 また学校側からすればできの悪い生徒をそのまま進級させて、バカロレア受験まで持って行ってしまうと、結局毎年公表されるバカロレア合格率が低くなって学校の評価にかかわることになってしまうので「留年」をさせて鍛え直したほうが得なのでしょう(あまり親切ではない学校だと「放校(転校)させる」という手段を取ります)。 週刊誌で統計を目にしたら、私の子供が通った私立中学は入学した生徒が4年(フランスの中学は4年制)で卒業できる確率が60パーセント台でした。残りの三十数パーセントは留年だけではなく、転校(事実上の放校)も含みます。 高校(3年制)は2年目から3年目にかけては学校側からは留年させないのが基本でした(現在のシステムは不明)。なので1年目の最後にはどどっと落第生と転校生が出ました。 中学も高校も「普通に」年下の子や年上の子がいました。 ルイ・ルグランやアンリ・カトルのようなスーパー・エリート校でも直属のプレパ(グランゼコールの準備校)に進学するために留年をあえて選ぶ(そしてより良い成績を残そうとする)生徒がいると聞いたことがありますが実際の例は知りません。 飛び級は、字が書けて簡単な計算ができたために1年(まれに2年)早く小学校に入学する例が一般的です。それ以外は珍しいのではないでしょうか。 私の勝手な想像では、エコール・ノルマル・シュペリエールに行って哲学でアグレガシオンを取るような「絵に描いたような秀才」は留年なんて経験していないような気がしますが、他のグランゼコールなら留年経験者もいるのではないでしょうか(←信用しないでください。偏見です)

noname#94922
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。とてもよくわかりました。日本では慶應高校は留年もあるみたいですが、それ以外は留年が決まると退学してしまうのがほとんどです。 年下年上が混じっていても皆あまり気にしないわけですね。あの子は留年していると周囲からいじめられたりすることもないのですね。 フランスのリセでも(アンリ4世校やルイルグラン校以外に)レベルの高い低いがあるのでしょうか。日本みたいに入試がないから、アメリカの地域のハイスクールのようなものを想像していました。バカロレア合格率が目安ということですか?

noname#125540
noname#125540
回答No.2

身近な例はありませんが、 国により学校制度や考え方がかなり違うので、日本が基準になるわけではありません。 フランスの教育制度を調べてみたらいいのではないでしょうか。 飛び級、留年があるようですね。 スイスも小学校から留年があると読んだことがありますが、本人の習熟度に合わせて進むほうが良いから、という考え方だそうです。

noname#94922
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。

  • ooyama_
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回答No.1

当のご本人(お知り合いのフランス人)に聞かれるのが一番よろしいかと。

noname#94922
質問者

お礼

ありがとうぞざいます。何となく悪いかなと思ってしまったもので・

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