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表意文字と表音文字
今日ふっと思ったのですが、日本語って表意文字と表音文字がありますよね。さらに、表音文字が二種類(ひらがなとカタカナ)もありますよね。戦後になって意図的に作られたローマ字は別にするとして・・・世界中の言語で、表意文字と表音文字が別々にある言語って他にあるのですか?それも、昔の万葉仮名のように表意文字の音だけ借りて表音文字として使いのではなくて、ひらがなやカタカナのように(元は漢字ですが)表意文字とはまったく違う形の表意文字が二種類もある言語は他にあるのでしょうか? だれか知っていたら教えて下さい。
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古代の小アジア(現在のトルコ共和国)で使用されていたルウィ語の象形文字は表意文字と音節文字から構成されます。音節文字のみで単語自体を表記することもありますが、表意文字の次に文法関係を表す語尾を音節文字で続けて書く場合もあります。 これはちょうど日本語で「おとこは」と「男は」という表記が並存していて、「は」「を」といった助詞は常にひらがなで書かれることと似ています。 言語の系統上はインド・ヨーロッパ語族ですが、おそらく書記体系の類型的な分類では現代日本語に最も近いのではないでしょうか。 ところで日本語のローマ字は「戦後になって意図的に作られた」ものではありませんよ。石川啄木(明治45年没)も「ローマ字日記」を残しています。
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>表意文字と表音文字が別々にある言語 一応、韓国語がそうですよね。20年ぐらい前は、普通に漢字とハングルの混ぜ書きでした(と思う)。最近はほとんどハングルだけで書くみたいですが、漢字復興の動きもあるらしいです。 http://www.jangone.co.kr/2006/news/paper_view.asp?index=24&gotopage=5 >表意文字が二種類もある言語(「表音文字が二種類もある」の誤記ととらえましたがOKでしょうか) そういえば聞かないですよね。 ヒンドゥスターニー語は、二つの文字系統を内包して対立していたみたいですが、日本語みたいに混ぜ書きしていたのかどうか分かりませんでした。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%83%B3%E3%83%89%E3%82%A5%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%8B%E3%83%BC%E8%AA%9E シリア語は三つの違う字体を持っているそうですが、「字体の違い」がカタカナ・ひらがなの違いと同じようにとらえられるのかどうか微妙です。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%82%A2%E8%AA%9E カタカナ・ひらがなも、一対一対応だし、同じ漢字を元にしたせいでよく似ている文字があったりして、言ってみれば「字体の違い」みたいなものとも言えそうですが、普通はそうはとらないし。 最も、英語の「大文字・小文字」も「一対一対応で同じ音を表すくせに、形が全然違う」という意味では、「カタカナ・ひらがな」に通じるものがあるかもしれません。 回答と関係ない述懐になりますが、それぞれの国がそれぞれのお国事情で、「ほかでは見られない」文字表記事情を抱えるようになるんだなーと思いました。
お礼
おもしろいですね~(^^) 世界のいろいろな言葉のことを考えてるときりがありませんね。 考えるヒントになりました。ありがとうございました。
- ymmasayan
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表音文字が2種類というのは知りませんが。 韓国(及び北朝鮮)ではかなりの間漢字ハングル交じり文を使っていました。 今は国策で漢字は事実上使用禁止状態ですが。 余談ですが過去に何度も侵略を受け特に自国語を取り上げられた経験のある国は自国語に対する愛着が強いです。 今の日本ではカタカナ語が幅を利かせていますが。
お礼
回答ありがとうございました。 韓国だけではなく、中国の近くの国や部族は、漢字そのままやそれを利用して独特の文字を作ったりしたもの(契丹や突厥や西夏や・・・)が多いですよね。考えたら、日本もそうですね。いろいろと考えていると興味は尽きません。 ところで、日本に昔からあったといわれる、神代文字やアヒル文字などはどうおもいますか?やっぱり偽者なのでしょうか?
お礼
大変興味深い回答ありがとうございました!ルウィ語なんてはじめて聞きました。言語学を突き詰めると自分の知らないことが無限に出てきそうですね(^^)好奇心をくすぐられます。 国際的な商取引で使われていたのに今は使われないエラム語や、世界で唯一象形文字をまだ使っているトンパなど、興味はつきません。 ありがとうございました。