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金星が描く五芒星について。
こんにちは。 今、「ダビンチ・コード」を読んでいます。 その中で、 「金星が黄道上に8年周期で黄道上に五芒星を描く」とありました。 どういうことなのかと疑問に思いましたが それは次のサイトを読んで理解できました。 http://shinobu.cocolog-nifty.com/apty/2006/06/8_7e80.html 上記によれば 地球の公転周期は約365日、金星は約225日。 会合周期(接近する周期)は584日。 584日×5回=2920日=8年 8年ごとの会合点を結ぶと星形になる、とあります。 しかし、「金星が黄道上に8年周期で黄道上に五芒星を描く」というのは 上記サイトでも書かれているように、ちょっと変な表現のように思えます。 (1)金星は黄道上に8年周期で黄道上に五芒星を描くのでしょうか? (2)また上記サイトの説明が正しければ地動説で考えなければ 説明がつかないと思うのですが 「ダビンチ・コード」によれば「古代ギリシャ人はこの金星の魔法に敬意を表し、8年周期の半分を基準としてオリンピア協議会の開催時期を決めた」という旨が記されています。 古代人は地動説を知っていたのでしょうか? ※当方、理数系に弱く、全く自信がありません。 恐れ入りますがわかりやすい説明でお願いします。 また、ここに記した内容に誤りがあればご指摘くださいますようお願いします。
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#1です。前回の私の説明は間違っていたようです。 私は「地球上から見て」金星が五芒星を描くのだと思っていたのです。 この言葉の意味はそうではなく、#2さんの説明のように黄道を上から見た図を考えた場合に五芒星の形になるということなのです。 ただし「8年ごとの会合点を結ぶと星形になる」のではなく「会合周期(584日)ごとの点を結ぶと星形になる」です。 地球と金星の会合周期は584日。この時間で地球は一回転と約220°まわります。そして、次の会合のときにはまた一回転と220°まわります。 この点を黄道上に順次1~5までプロットすると下図のようになるというわけです。 この会合の時には金星は地球から見てちょうど太陽と同じ方向になりますので、実際には観測できませんが、古代の人も計算などで金星の位置を知り、その点を結ぶとちょうど黄道を五芒星の形にまわる、ということに気づいたのでしょう。
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(2)に関してだけ。 「金星=アプロディテー=ウェヌス」と古代オリンピックの起源を結びつけるのは無理があります。オリンピックはゼウスに捧げられた祭りです。その起源はイーリアスに描かれたトロイア戦争で戦死したギリシャ側の武将パトロクロスの葬送競技とされています。一方アプロディテーはトロイヤ側のアイネイアースの母です。 また古代ギリシャでは五芒星は健康の神アスクレピオスの象徴です。 金星と五芒星とオリンピックとを結びつけることは古代ギリシャ的な発想ではありません。 「ダビンチ・コード」は小説=フィクションです。ほどほどに楽しみましょう。
お礼
回答ありがとうございます。 なるほど、古代ギリシャでは五芒星は金星ではなく健康の神なのですね。 >「ダビンチ・コード」は小説=フィクションです。ほどほどに楽しみましょう。 ははは。 もともと私は小説ってあんまり好きじゃないんですよ。 興味があるのは古代史のほうで どちらかといえば論文の方がありがたいんですが・・・。 この小説は参考になればと思って読んでいます。 一応ダン・ブラウンは 「この作品における芸術作品、建築物、文書、秘密儀式に関する記述は すべて事実に基づいている。」 と書いていますが、もちろん、誤りはあると思います。 大変参考になりました。 ありがとうございます。
- Tacosan
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「8年間に 5回の会合がおきる」なら, 会合点を天球上に (あるいは黄道上に) プロットすれば五芒星になります. 「8年周期」という言葉には, 「8年で (ほぼ) 元の位置 (= 季節) に戻る」という意味が込められているんでしょう. そしてこれは天動説でも地動説でも同様に説明がつきます... というか, 黄道は「天球上での太陽の通り道」なので天動説でも当然説明できます (「太陽と金星と地球が一直線に並ぶ」という現象を太陽からみるか地球からみるかの違い).
お礼
お礼が遅くなってすいません。 回答をありがとうございます。 地球から金星を見た場合、どのように見えるのかが全くシュミレーションできないのです。 金星が黄道付近に見えるだろうとは思うのですが。 (地球の公転が描く円と、金星の公転画描く円はほぼ水平面にありますものね。) 私にわかるのはここまでです。 なんて頭が悪いんだー!
- pasocom
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(1)地球と金星が会合する周期は584日ですが、これは約1年と7ヶ月ですから、会合する「場所」は地球にとっては毎回、半周以上ずれていくのです。この会合の5回目が2920日目でちょうど8年になるわけです。ちょうど8年ということは、その時には地球も金星も公転(太陽の周りを回る)軌道上のほとんど同じ場所で会合することになります。(金星は2920÷225=13 となり13回転して元の場所に戻ります)。 そして、両者の位置関係がほとんど同じ状態になるということは、地球上から見た金星の位置も同じになるということです。ですから金星の位置が上に行ったり斜め下に行ったりして「五芒星を描く」ということはありません。 ずれたにしても、軌道上を若干前後するだけですから、その点を結んでもほとんど一直線になるだけでしょう。 (2)「五芒星を描かない」ということなら、こちらの質問は余り意味がないかもしれませんね。 しかし、「地動説で考えなければ説明がつかない」ということはないでしょう。地球が宇宙の中心にあっても「金星が五芒星を描く」としたら、たしかに「金星の魔法に敬意を表し・・・」というような事があったかもしれません。たとえその理屈はまったくわかっていなかったとしても・・・。
お礼
お礼が遅くなってすいません。 回答をありがとうございました。 >そして、両者の位置関係がほとんど同じ状態になるということは、 「ほとんど同じ状態になる」とはどういうことでしょうか。 >地球上から見た金星の位置も同じになるということです。 黄道上の一点にいつも金星があるということでしょうか。 恥ずかしいことですが 地球から金星がどのように見えるのか 全くシュミレーションできまないのです。
お礼
何度も回答くださりありがとうございます。 黄道を上から見た図を考えるのですね。 そうか、貼っていただいた図を見ますと 金星が黄道上にくるのは昼間ということがよくわかります。 あ・・・なんとなくわかってきたかも! >古代の人も計算などで金星の位置を知り、その点を結ぶとちょうど黄道を五芒星の形にまわる、ということに気づいたのでしょう。 昔から計算に長けた人がいたのですね。 私は理数系ぜんぜんだめなので あやかりたいです~