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PLLシンセサイザーラジオの受信感度帯域について
PLLシンセサイザーラジオの受信感度帯域について ソニーの短波ラジオICF-SW11を長らく使用していましたがバンド切替スイッチの接触不良になり、新しくPLLシンセサイザー方式の台湾製のSANGEAN ATS606Aを購入しました。デジタル方式なので直接周波数をインプットするだけなので非常に便利になりました。短波帯は1.7MHzから30MHzまで説明書によると受信できます。ここで質問ですが、短波放送帯域に41mとか25mなどの放送帯域はボタンがあって選択できますが、短波放送帯域以外の情報を聞きたい場合、直接周波数を選ぶかマニュアルボタンでチューニングして放送帯域以外も選局できます。放送帯域以外でも放送を聞く事は出来ましたが放送帯域以外では受信感度は低くなるのでしょうか。 PLLシンセサイザー方式に詳しい方にご教授をお願いします。
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- utyuutarou
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PLL回路は基準となる正確な周波数を発振する水晶発振子と、ダイヤルで合わせた電圧制御で制御される不安定な発振回路の周波数を比較して、そのずれを電子的に自動修正する軍用無線回路を応用したものです 短波ラジオは1.7メガから30メガと幅が広く、PLL回路で受信したい周波数にダイヤルであわせても受信はできますが、放送帯域をあわせないと受信感度を上げることができません、これはラジオを小型化するために比較的大きな受信同調コイルを受信帯域ごとに複数分けることで小型化しているためです 短波放送は海外からの微弱な放送をしかも電離層の反射でフェージングという、強くなったり弱くなったりする不安定した受信信号で自然雑音が多い周波数帯域です、 受信帯域を選択することで、不要な雑音信号を排除して、受信感度を上げて、不安定な信号を受信するために正確に放送周波数にあわせるPLL回路(フェーズド・ロックド・ループ回路)が採用されています ●放送帯域以外では受信感度は悪くなります ちなみに当局では、短波放送はオートアンテナチューナーつきアマチュア無線短波用トランシーバーのゼネラルカバレージ受信機能で150khzから30MkzまでPLL回路による連続オールモード機能で受信しています、受信帯域をずらすと、混信する放送局を除去できます(バンドパス機能)
- MrCandy
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受信方式はスーパーヘテロダイン方式ラジオと言って、PLLシンセサイザー式でもそうでないものでも動作原理は同じだと思います。 PLLシンセサイザ方式だと、スーパーヘテロダイン式ラジオの局部発信信号(特定の電波を選択するための信号)の作り方が違います。 バリコン式ラジオだと、バリコンやコイルを切り替えて同調範囲を変更しますが、PLL方式だと基準の水晶発信器(かそれに代わるもの)からロジック回路の計算で局部発信信号を作ります。 局部発信信号の周波数を割り算して、水晶発信器の信号(これも割り算したりする)と同じになるように位相まで合わせこみます。回路全体がループ回路になっていて常に信号の位相まで水晶発信器からの信号と同じになります。割り算回路の割る数を変更することで局部発信周波数を変えて、それにより受信周波数を変えています。これらのコントロールを普通はマイクロコンピューター制御でやっています。
- taketwo
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PLLシンセサイザーは受信周波数を決定するための電気回路(電子回路)です。受信感度とは理論的には関係ありません。 この商品のマニュアルをダウンロードし読んでみましたが、受信感度の項目は記載されていませんでした。したがって、受信帯域内でどの程度差があるかわかりません。一般的に周波数が高くなると感度は低くなりますが通信型受信機では低下を防ぐため回路を工夫しています。 感度を知るには標準信号発生器(高価です)が必要となります。
補足
taketwoさんご回答有り難うございます。 質問の追加になりますが、ソニーの短波ラジオICF-SW11では短波放送(外国語放送帯)のバンドだけで、受信範囲がバンド切り替えスイッチにより決まっていると思います。PLLシンセサイザー方式では同調方式はどのようになっていますか。ご存知でしたらご教授願います。
お礼
MrCandyさん詳しいご説明有り難うございます。 同調式のアナログラジオとPLLシンセサイザ方式の違いが良く分かりました。短波放送帯域が選択出来るのは便利性であり、その帯域以外の受信周波数も受信感度はあまり変わらないと思えました。