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「部門別計算」を行なうのは個別原価計算だけですか?
「部門別計算」を行なうのは個別原価計算だけですか? 他の原価計算においても「部門別計算」は出てくるのでしょうか? ご教授よろしくお願いします。
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原価計算には大きく分けて4種類あります。 1、個別原価計算 2、総合原価計算 3、直接原価計算 4、標準原価計算 さらにそれらを細かく区分することができます。 1、個別原価計算(最も初歩的な原価計算。すべての原価計算のベースになる。例をあげると、造船業。) 2、部門別個別原価計算(ほとんど「1」と変わらないが、製造間接費の処理が1に比べて細かくなる原価計算。操業度を元に間接労務費を区分けしたりするので。例をあげると、単純な製造業。) 3、単純総合原価計算(ひとつの製品しか製造しないため、製造間接費という考え方自体が必要ない原価計算。例をあげると、製粉業。) 4、等級別総合原価計算(製品のサイズや重量が異なるが製造過程は全く同じであるから仕掛品勘定は1種類のみ。製品勘定のみが複数に区分される。例をあげると、衣料品。) 5、組別総合原価計算(完成品自体がAとBというふうに分かれ全くの別物であることから、仕掛品勘定と製品勘定が2つに分かれる。例をあげると、製菓業。) 6、工程別総合原価計算(完成品は、すべて同じものだが工程ごとに製造原価を算定したりする。最も、製品を製造するさいにかかった費用などを細かく区分でき原価管理に役立つ原価計算。例をあげると、パンを作るときには適しているかもしれません。) ここから本題に入りたいとおもいます。前ふりが長くてすみません。 >「部門別計算」を行なうのは個別原価計算だけですか? 他の原価計算においても「部門別計算」は出てくるのでしょうか? 答えは、「いいえ」です。 まとめると・・・。 イ、個別受注生産かつ部門別計算を行わない原価計算=個別原価計算 ロ、個別受注生産かつ部門別計算を行う原価計算=部門別個別原価計算 ハ、連続的大量生産かつ部門別計算を行わない原価計算=総合原価計算 ニ、連続的大量生産かつ部門別原価計算を行う原価計算=工程別総合原価計算 というふうにまとめられます。つまり、部門別計算を行う原価計算は、「部門別個別原価計算」と「工程別総合原価計算」の2つあるということです。 最後まで、読んでいただきありがとうございました。
お礼
おお!ちゃんと覚えます!!ありがとうございます。