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硫酸鉄(II)七水和物の溶解度に関して

最近仕事の関係で化学を勉強し直していまして疑問があり質問させていただきました。 4g/Lの硫酸鉄水溶液に対する硫酸鉄(II)七水和物の溶解度を求める場合、硫酸鉄(II)七水和物の硫酸、水への溶解度を調べそれぞれの水溶液中の比率に応じて計算すればよいのでしょうか?

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回答No.2

●「4g/Lの硫酸鉄水溶液に対する硫酸鉄(II)七水和物の溶解度」  この出題形式では、問題として非常に解きにくい。  次の点で、あいまいです。 1)4g/L;溶解度は普通,『水(溶媒)100gに溶ける溶質の質量(g)』,まれに『%濃度』を用いて表されます。最初の濃度(4g/L)がそのような単位になっていません。  これが問題として正しいならば,近似的に水1L≒1000gとして、その中に4gの硫酸鉄FeSO_4が溶けているとするしかないと思います。 2)溶解度の値が(どのような単位かも)解りません。これが解らないと式が立てられません。 ●解き方のポイント   式量を求める。  Fe=56,S=32,O=16,H=1を使い,  FeSO_4・7H_2O=56+32+16×4+7×{1×2+16}=278  このうちFeSO_4=152,7H_2O=126だから,   FeSO_4・7H_2O=x(g) をさらに加える量として,  そのうちに含まれる硫酸鉄(II)と水の質量は,   FeSO_4=(152/278)・x(g)・・・溶質に加える   7H_2O=(126/278)・x(g)・・・溶媒の水に加える  ここが解法のポイントです。   FeSO_4・7H_2Oのx(g)中の  FeSO_4=(152/278)・x(g)は溶質に加え,  7H_2O=(126/278)・x(g)は溶媒の水のほうに加えます。 ●1)のような近似的な解き方でよければ・・・・・ですが,  溶解度が『水(溶媒)100gに溶ける溶質の質量(g)』で与えられているとして,飽和したときに次の式が成り立つことを用いて、さらに溶かせる質量xを求める。(%濃度のときはちょっと違ってきます。) FeSO_4の質量:水の質量=溶解度(g):100(g) の比例計算を使うか,次の分数式を用いる。 FeSO_4の質量/水の質量=溶解度(g)/100(g) どちらにしても次のような式になります。 {4(g)+(152/278)・x(g)}/{1000+(126/278)・x(g)}=(溶解度)/100 もし飽和溶液が『%濃度』で与えられていたら, %濃度={溶質の質量(g)/溶液の質量(g)}×100なので, [{4(g)+(152/278)・x(g)}/{1000+x}]×100=(溶解度(%)) 以上のようにして式をたてて,それを解けば,さらに溶かせる硫酸鉄(II)七水和物の質量x(g)を求めることができます。 ※最初のところで、『水996gに硫酸鉄(II)4gが解けている』と考えても誤差は(4/996)≒0.004ですから「有効数字2桁」であればほぼ同じ結果になることがわかります。その程度の近似的な値を求めればよい問題なのだろうと推測しております。

plooki
質問者

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詳細なご回答ありがとうございます。参考にさせていただきます。

その他の回答 (1)

  • htms42
  • ベストアンサー率47% (1120/2361)
回答No.1

辞典で調べると硫酸鉄(II)は水100gに20℃で26.6g、100℃で37.3g溶けるそうです。 結晶水のついている物質の溶解度は結晶水のないもので表します。 既に1L中に4gの硫酸鉄(II)が溶けて存在しているとします。 溶解度で決まる量と4gとの差が新たに溶ける硫酸鉄(II)の量です。 結晶水は溶けると溶媒の水と合わさって溶媒の量を増やす働きをします。 計算は少しややこしいです。

plooki
質問者

お礼

ありがとうございます。No.2さんとあわせて参考にさせていただきます。