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大学院について (研究の仕方など)
- 大学院進学を検討している専業主婦が、大学院(文系)での研究の仕方について不安を抱えています。興味がある事について受動的な学びでは満足できず、専門的に勉強・研究したいという気持ちが強まっていますが、大学院の研究の仕方がわかりません。
- 卒業した学部学科と院の学科は異なり、卒論書きの経験もないため、大学院に入っても何が研究できるのかわかりません。心理や環境、経済など文系を研究する際にも、ただ本を読んでいるだけでは新しい発見はできないと感じています。調査現場や人の情報を得るためには、研究室で交渉や探索をする必要がありますが、自分にはその能力がないように思えます。
- 卒業から10年以上経ち、学生や社会人の経験から基礎が不足しているため、大学院に入ってすぐに研究ができるか不安を抱えています。また、大学の学部と院の学科が異なるため、入り直すことも考えています。各学校で研究の方法は異なると思いますが、教えていただけると助かります。
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- eureka6
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理系の方が多いようなので、ご参考までに、バリバリ文系(文化研究)の博士課程修了者の経験をお伝えしますね。 これは理系文系を問わず言われることだと思いますが、研究とはsomething newを提示しなければ意味がありません。卒論や、下手すると修論でもこれまでの研究史をまとめたもので受理されてしまう場合もありますが、博士論文までいくと、必ず、その時点での世界レベルでの最高峰の研究を提出する勢いで書かないと通りません。そしてそれはきちんと手順を踏んでいけば決して不可能ではありません。 そして、どうやって新しい知見を見出すのか?ということになりますが、これは、質問者様がこれまで生きてきた人生のなかで、固有の経験、固有の考察、固有の見識が必ずあるはずです。これを生かしながら問題を設定し、さらに「情報の真空地帯からは新しいものは生まれない」という誰かの言葉に従えば、過去の当該分野における研究者たちの真摯な取り組み…つまり研究史をきちんと当たれば、まだここが空いてる、こうも言える、という隙間が見つかるはずです。なぜなら、質問者様は彼らとは違う人生を歩んできた唯一の存在なのですから、質問者様の中にすでにオリジナリティはあるのです。しかし、それを論文という決まりごとの多い形式に乗せて世間様(学会)に語るには、それなりのルールを覚え、それに従わなければなりません。そこでやはり最初に戻りますが、研究史をたどることは必須の作業となります。 また、フィールドワークに関しては、私は経験はありませんので何とも申し上げられませんが、ひとつ、学生という身分は一般人とは違うものとして世間では受け取られるということを申し上げておきたいと思います。所属している学校の名前が質問者様の後ろ盾となり、専門図書館、他の研究室、研究会、一般の方々に対して力を発揮することになります。これはいったん学界を出てしまうと非常によくわかるのですが、肩書きがない人を信用する人は非常にまれなのです。学生という身分はそのとき信頼性と同義になりますので、その点はご心配されないでもいいんじゃないでしょうか。研究室や、所属する大学図書館等の紹介状があればたいていのところは門戸を開いてくれますし、個人でも「研究」という動機を明らかにすれば、受け入れてくれる人もいると思います。 「研究のやり方」について、教えてもらえるのか?というもっともな疑問ですが、これは残念ながら本当に「人による」としか言いようがありません。高名な、あるいは優秀な研究者が必ずしも優秀な教師ではないのはいたるところに見られる例です。ぜひ、直接先生方にお会いするか、研究室に所属する方(先輩)に会われて、情報収集することをお勧めします。私の経験だと、若手で赴任したばかりなどの先生が狙い目です。売り出し中なので、面倒みがいい人が多い印象があります。大御所だと、講演などに忙しく、そもそも大学の講義さえ休講が多かったりします。お話する機会があれば、非常に触発されるのですが、それとこまごまとしたことを教えていただける時間があるのとは別です。できれば先輩を見つけ、そういった情報をとること。ダメなら「研究の方法」といったマニュアル本が何冊も出ているので、それを当たってみてください。さすがに学会への売り込み方とか挨拶の仕方とかは出ていませんが、大体研究のイロハが書いてあります。 あまり参考にならなかったらごめんなさい。知は人間最大の悦びだと思っております。ぜひがんばってくださいね。
- kgu-2
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続きを、 まず、入試、があります。これは、社会人入試をお勧めします。自宅や職場ですることが可能です。院の修士は、英語の試験がネックになる人が目立つので、手加減したりします。 院は、何より、指導教員次第。隣の研究室だと、研究テーマがことなります。同じ研究室で、教授と準教授(以前の助教授)で異なることも多いのです。この場合、どちらにつくかは、教授次第。研究テーマと、人柄で選んでください。人柄が良いと、研究テーマなども、幅を持って認めてくれます。逆だと、単なる労働力。 正直、私も、労働力以上のものは、期待していません。修士レベルで、私の期待以上のもことをしてくれるなら、私が能力不足です。論文の添削、なんぞはできないわけですから、教員失格です。 院に入る動機が明確な方が望ましいのは事実ですが、固い意志と明確な動機の人は少ないと思います。私も、体を壊して休学し、『社会にでれば、また体を壊す』と進学しました。 それに、ほとんど受験時の動機は、役にたちません。「がんの研究をしたい」なんぞは、対象が大きすぎます。すなわち、実験計画が組めません。研究計画を試験時に書かすようですが、受験者の研究計画が役に立つようなら、そのまま実施できるようなら、まあ教授の能力不足です。 私の場合は、先生のお人柄で、救いようのないアホな院生の面倒を見てもらいました。救いようがない、というのは、当時『毎日遅くまで実験している、真面目な院生』と自分を思っていたからです。院は、あくまで結果。論文です。ただ、学会で認められるものが書ける人は、半数、という印象があります。 繰り返しになますが、研究の業績ではなく、人柄で選ぶことをお勧めします。理系だと、ロボット代りに使うのが、一番業績があがりますので。 以上反省と、恩師に感謝を込めて(まだお元気です)。
- kgu-2
- ベストアンサー率49% (787/1592)
研究は、難しい、と言えば難しい。 簡単と考えるなら、毎日が研究。 研究の内容は、いろいろあります。 誰しもが納得するのが、新しい発見や技術、製品。 あまり意識されていませんが、なんらかの改善も、これまでとは違った工夫が必要です。その工夫は、従来とは異なる、すなわち新しい考えだったり、技術が必要になります。ただ、日常生活に関することは、あまり評価されません。が、家政・生活系の学会なら、お米を炊く時の時間、電子レンジでの使い方さえ、研究成果として発表できます。すなわち、『研究として意識し、従来とは異なった視点や工夫』も研究とすることができます。 牛乳を温めるとき、従来は鍋でやっていたが、電子レンジでできるようにした、これも便利なので研究になります。ただ、その場合、普通の人は慣れだけで操作しますが、研究なら、何分すればよいのか、牛乳の種類が違ったら、メーカーごとに違いがあるのか、なんぞのデータは出します。さらに、成分が違わないか、保存期間はどうなねのか、などなど。 『なぜ』と感じることは、すべて研究テーマになりえます。その場合、研究は、なんとなくではダメで、誰しもが納得できる客観的なデータがあるのかないのか、これが研究か否かを分けます。このように、研究対象は、いくらでもありますが、あまり身近なものは、社会的な評価は低いのが現状です。 本を読むのは、3)知識を増やす、2)文章力をつける、そして、1)幅の広い視点を得る、ことにあります。 たとえば、徳川家康は、関東では英雄でしょう。関西では、タヌキジジイデス。同じ人物でも、このように評価が分かれる、『なぜ』と感じれば、研究の出発点にできます。 違うものを比較すれば、『なぜ違うのか』というのは自然です。ですから、一番簡単な研究方法です。それにプラス自分の考え・視点(=著者は、第三者的なので、新しいハズ)を書きたせば、文系では論文になるようです。 ちなみに、私は、家内について、30年以上毎日研究していますが、いまだに成果は上がらず、高い評価を得ていません。
- yama3-t
- ベストアンサー率55% (21/38)
2年社会人をした理系の大学院に進み研究者してます。 質問者様のように社会人を経験されて院生になる方は博士,修士ともに何人も友人にもいます。 まず、質問者様の考えている「研究」とは何なのでしょう? 私が大変気になるのは >心理とか環境とか経済とかを院で研究する際に、 >ひたすら本を読んでいても、 >何も新しい事は研究できないと思ったりします。 このスタンスでは恐らく研究なんて何もできないのではないでしょうか? フィールドワークもとても重要だと思いますが、 「本を読む」「論文を読む」これが研究の最も基本なのではないでしょうか? あなたが研究しようとする内容は「既知」なのか「未知」なのか? 研究での手法はどのようなものを使うのか? 先行研究は?類似研究は? そのどれもが本や論文で当たるしかないと思います。 その分野に精通した方の書かれた書籍論文を読む気がないのならば研究はペラペラの薄いものになると思います。 ちなみに大学院になり研究を真剣にお考えでしたら、文系理系の区別はあまりないというか、分野の区別も難しくなることがあります。 私は統計学を専攻して数学系の研究科ですが、同じ統計学の学会で良くお話を伺い、論文もいくつか愛蔵させていただいている先生は社会学の教授です。ですが同じことを研究してます。 当然大学院にも入試があるのでそれがクリアできるなら、たとえ出身学部がどこでも良いと思います。 学ばなくてはならないことは同じなのですし、 研究対象について、フィールドワーク依頼まで懸念されるほど 対象に精通しているようなので問題ないと思います。 大学の教授との関係は専攻や研究内容によって異なりますが、 放任を心配されているようでしたら、教授にそれを伺えば良いと思います。 当然ですが、大学入試と違い大学院の入試ならば事前に教授と面談をしないといけません。(分野によってとてつもなく研究室の人数が多いようなところは別) >基本的な事がわからなすぎて、恥ずかしく 解らないことは恥ずかしい事なのではなくて、ワクワクするような事と感じるのが研究です。 「基本的なこと」が「解らない」から恥ずかしいと言いますが 統計学の専門で何度も学会でも発表して論文も出してますが、 「世界の人口は何人?」ということを知りませんし、 こんな子供じみた事と思えますが、世界の人口を「正確」に知る術が解れば世紀の大発見です。 さて、「研究」の仕方ですが 1、仮説 2、実行 3、検証 1、仮設 … のサイクルが基本です。 「○○はどうなんだろう?」という疑問があります。 「○○は★★ではないだろうか?」という仮説が生まれます。 「○○を調査しよう」「○○が★★になるか実験しよう」と実行します。 「実行で得られた結果は△△だったけどこれは正しいのか確かめよう」 「○○は★★であっているようだけど本当か検定しよう」と検証します。 で得られるのは結論というより、新たな疑問や仮設 「○○は★★ではなくて△△なんだろうか?」という仮説が生まれたりします。 すると「★★ではないことを確かめよう」か「○○は△△ではないだろうか?」という2つのテーマに分裂することもあるでしょう。 研究して、1つの解らないことが解決すると100個の解らないことができるといいます。 当然ですが、だから、何百年たっても「研究者」が存在してるのです。 「この学問は究極までやり尽くされて何もかも解り尽くした」分野があれば是非教えてください。 世の中の「研究テーマ」はこんな分岐を重ねて存在します。 古い話題でも「★★ではないことを確かめよう」みたいなことができていない話題をテーマにするも良いし、 最先端の話題をやっても良いのですが、 まず質問者様が大学院でやることは 「仮説を持つための先行研究の調査」であり、その過程で必ず、フィールドワークを行うには、どこが良いかなどは見えてきます。 先行研究者の教授や先行研究を行った人がいる研究室に入るとノウハウがありますので早いと思います。 まずは、どこどこにこんなフィールドワークをして、この人の話を聞いてと形式を決める前に 対象の本質がどこにあるかを判断されると良いともいます。 ちなみに 私はすごく平たく俗っぽくいうと 「何で人は男と女を外見で判断できるのか?」みたいなことを研究してます。 「当たり前やん」と思いますか? でも「機械にそれをやらせてみる」ことはできますか?? …面白いと感じたら是非。
- kgu-2
- ベストアンサー率49% (787/1592)
理系で、教員をやっています。文系とかなり異なるようですが、 まず、学部は、その大学・学部に合格。院は、大学院というよりその指導教員に合格。ここはお分かりのようですね。教員は、まず奇人・変人の世界です。4年生の論文指導が不十分な人がいますが、ゼミの人数が多いようなので、私学だと仕方がない面もあります。 院は、論文がとおらないと、すなわち、研究が不十分だと、本人同様自分が恥をかきます。ですから、指導をしますが、それでも奇人・変人の世界でも10人に2人くらいは、常識のある人もいますので、その人を探せ、と言いたいのです。が、こればかりは、「受験するので、お会いしたい」と面談以外にありません。 指導する方は、能力が無い、と判断すれば、面倒なだけなので、合格させません。ただ、最近は、修士・博士をどんどん製造せよ、とのご託宣がありますので、ある大学は、第三希望でも合格させないとならないとか。私なら、第三希望だと、専門分野が全然違うので、受験しませんが。 >「大学の学部と院の学科が違っても大丈夫なのか?」 同じ研究室が望ましいが、違うのは珍しくない。 >「研究の仕方について」 どころで、研究とは何か、どのようにお考えですか。これが分からないと、仕方が分かるはずもない。仕方ではなく、研究そのものがご理解されていない印象があるのてす。回答があれば、少し続きを書くかもしれません。
お礼
わかりにくい質問に回答下さいまして、誠にありがとうございます。 教員の方からお話が伺えて、とても参考になります。 >院は、論文がとおらないと、すなわち、研究が不十分だと、本人同様自分が恥をかきます。ですから、指導をします 大学と院の教員の指導の違いについて、 「なるほど」と思いました。 そうですよね。 私の勝手な解釈ですが、 院は、とにかく「論文が出来てなんぼ」「論文地獄」の様な気がしています。 「気がしています」と言うのは、 院生の友達もおらず、 実際に体験した事も、説明会等に行った事も無いので、 私の想像で思っているだけだからですが・・・ だからこそ、教員の教え子=産物(?)として、 教員としても、教え子がきちんとした論文を書けるように指導しないと、 教員の面子にかかってきてしまうのですよね。 >同じ研究室が望ましいが、違うのは珍しくない。 珍しくはないのですね。 こう言う疑問も含めて、 その教授にお会いしてみないと、なんと判断されるか?わかりませんが・・・ 教えて頂いたように、 院は指導員に合格判定して頂くと言う事なのですね。 「常識ある教員」をこちらも判断する事も含め、 「院でする事と自分のしたい事が、適合しているか?」 教授とお会いして、じっくりとお互い考えなくてはいけないですね。 文字数の関係で、補足に続きます。
補足
「お礼」欄からの続きです。 >どころで、研究とは何か、どのようにお考えですか。 今回の質問で、「研究」と言う言葉を用いたのは、 実は、私自身もその意味が、よくわからないからなのです。すみません。 仰るように、「研究そのもの」を理解していません。 「教えてgoo」を見ていると、 “院入院を迷っている”質問に対して 「院は勉強するところではなく、研究をするところ」 「院は自分で研究を進めるのだから、研究したい事がわかってなくて(曖昧で)どうするの?」 と言った回答傾向にあったので、 ・大学は勉強。 ・院は研究。 と言う様に、 言葉を分けて考えてしまったのですが・・・ (今回の質問で「研究」と言う言葉を用いたものの) そもそも「(院での)研究って何?」 「勉強もままならない中で研究に進めるの?」 「研究ってどうやるの?」と言う事からして疑問で不安なのです。 ↑この「 」部分をまず、質問すべきだったのでしょう。 特に文系ですし、 一体院では何をしているのか?と言う事すら、未知の世界です。 前出の話と総合すると、 院とは、 研究(授業を受ける、資料を見る、調査する、突詰めるなど)して、論文を書く・・・ と言う事なのかな?と漠然としたイメージです。 漠然過ぎて、院を志望するなど、恐縮なのですが・・・
お礼
ありがとうございます。 >このスタンスでは恐らく研究なんて何もできないのではないでしょうか? そうですよね。仰るとおりです。 そもそも、「研究」と言う事自体が、何なのか?、 どうすれば良いのか?わからなかったのです。 その興味のある分野の本を読んでいても、 対象である人々(AさんBさん)の例などが載っているので、 (本人達はこんな研究(実験?データ?)の対象になっている事を知っているのかな?) 毎度、研究と言う物が何か?方法は?と、疑問だったのです。 「教えてgoo」で大学院のカテを見ていたら、 「院は、勉強ではなく研究するところだ」と言う様な回答傾向を見たので、 私の中で、 「大学院は研究と言うけど、研究って一体どうすれば良いの?」 「研究って事は、何か昔の他人の文献をみるのではなくて、 自分で新しい事を発見すべく、 実験→検証して導き出さなくてはいけないと言う事?」 「では、どうやって、新たな事を発見、導き出す事が出来るのだろう?」 「それって・・・天才じゃないと出来ないのでは?」 「それって・・・自分で新たに何か調査しないと、新しい事の発見にはならないのでは?みんなどうしているのだろう?」 などの、疑問や不安が起きてしまい、こんがらがってしまったからです。 「興味あることを学びたい・もっと突詰めたい」と思うことと、 大学院に行く事は、全く別次元なのかな?甘いのかな?と。 基本は「読む」事なのですね。 とにかく、本から資料から・・・そこから研究していくのですね。 また、「研究室に入るとノウハウがありますので早い」との事 ・・・安心しました。 考えていたら、色々な不安が出てきてしまって、 実現させるまでに、色々と考えてしまって、 全くゴールにたどり着かないのですが・・・ きっと、仮説→実行→検証・・・論文を書く言う工程も、 そんな事なのでしょうね。 沢山の疑問が出てきて、ゴールにたどり着けない。
補足
>「何で人は男と女を外見で判断できるのか?」 機会に、ですか・・・ 街に性別をつける人居ますけど・・・ 先日、外見では分からなかった経験があります。 男性か女性かわからない外見ってあるんですよね。 顔も体もどこ見てもわかりにくい・・・ ニューハーフの方が、 「女性はこめかみが丸いので、丸くしています」と言っていましたが・・・ あと、新生児は特に判断できませんね。