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マイクロ波 - LPFの三段、四段重ね
マイクロ波(ほぼDCー5、6GHz程度)をローパスフィルタを使って低い周波数(20MHz以下)のみを通します。 入手できるフィルタは通過帯域の上限(20MHz)から3-5倍程(すなわち100MHz程度)以上についてはREJECTを保証しない、とのことなので 1)L帯、S帯を遮断する用のLPFでいったん周波数を1GH以下のみ通過させる 2)以下同様にLPFを用いて遮断可能な帯域の周波数のみ通過させる 3)最終的に取り扱い帯域が80-100MHz、通過帯域20MHz以下のLPFを使って低い帯域のみを通過させる という方法を考えています。用途は実験室レベルでマイクロ波レベルからごく低い低域の信号のみを分離しデータ解析する、という測定試験です。 上の方法は実用的でしょうか(ロスやノイズなど)? もし上記以外で適当な方法があればご教示ください。
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- tance
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高周波をどのくらい減衰させる必要があるかにもよりますが、高い 周波数まで減衰を保証したLPFは難しいものです。 多段に重ねるという考え方は良いのですが、ただ単につなげるだけでは 問題が発生することがあります。LPFのなかには通過帯域だけインピー ダンスが規定されていて、減衰域ではインピーダンスがめちゃくちゃ、 というものがあります。めちゃくちゃなインピーダンスでは次段のLPF がきちんと働きません。 いちいちバッファアンプを挟んでいてはノイズなどで不利です。 PADを挟むのはもっと問題です。そこで、ダイプレクサという考え方 が出てきます。要は、減衰域もインピーダンスをきちんとさせれば 良いわけです。 むしろ正攻法ですが、一つのLPFで全帯域をカバーするものを設計する のも無理な話ではないと思います。ただし、具体的にどうやるかは ここで簡単に解説できるものではありません。 パウダーフィルタなんていうものも使えるかもしれません。参考URLも 見てください。 さらに、5GHzあたり(以上)の周波数ではフィルタのケースの形状が 問題になることがあります。せっかく回路で高周波を減衰させても ケースの寸法が導波管になってしまっては減衰できません。 20MHz以上6GHzまでを減衰させてDCから通すLPF、というと結構難しい ものと思って間違いないと思います。
お礼
回答ありがとうございます。やはり考えていた方法は難しそうですね・・・