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なんでこんなにもインフルエンザが?
インフルエンザが大流行ですね。小さなお子さんがインフルエンザ脳症で亡くなる……なんて報道を聞くと、心が痛みます。 ところで、こんなにもインフルエンザが猛威を振るうのは、昔からだったのでしょうか? 私が子供の頃(現在30代)は、ここまでインフルエンザのことをテレビなどで放送していたようには思いませんし、 確か学校で予防接種もしていた記憶があります。 昔からインフルエンザで死亡した人というのは多かったのでしょうか? それとも、ここ最近のことなのでしょうか? そして何故毎年、特効薬が足りないのでしょうか? 教えてください。
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>こんなにもインフルエンザが猛威を振るうのは、昔からだったのでしょうか? >昔からインフルエンザで死亡した人というのは多かったのでしょうか? 紀元前からインフルエンザと思われる流行があるようです。20世紀に入っても何度も大流行をしています。有名なものでは「スペイン風邪」と呼ばれ、全世界で2千万人~3千万人の死者がでています。日本でも大正8年このインフルエンザが上陸し、当時の人口の1/3が罹患して30万人~40万人の死者がでています。それ以降でも少なくとも4回の世界的流行があり、1957年から68年まで流行した「アジア風邪」は日本では300万人が罹り6千人くらいが死亡、1968年からは「香港風邪」が流行して全世界で5万6千人以上が死亡しています。 >私が子供の頃(現在30代)は、ここまでインフルエンザのことをテレビなどで放送していたようには思いませんし、 放送はしていました。よく子供がうがいをする場面が出ていました。現在と違うと思われる事は、マスコミのパニックをあおるような報道ではなかったと思います。 >そして何故毎年、特効薬が足りないのでしょうか? インフルエンザウイルスの増殖を抑える薬は、1種類は3年位前から、2種類は1年前から使用されています。昨年、一昨年は足りないことはありませんでした。今年は昨年の2倍輸入をしましたが、7~8倍の患者さんが感染をしてしまいましたので当然足りなくなってしまいました。しかしこの薬剤は輸入ですので、日本だけが買い占めるわけにはいきません。お金で物を言わせるようなやり方で買い占めれば、世界的非難を浴びてしまいます。 先進諸外国のように、まずワクチンで予防するのが基本です。日本では一時ワクチンの副作用を過大にマスコミが取り上げた結果、摂取率が極端に低下をしてしまいました。やっと昨年より高齢に限っては少し公費で補助する制度が始まりました。
お礼
回答をいただいてからずいぶん時間がたってしまいすみません。 なるほど、スペイン風邪というのがインフルエンザだったのですね。 風邪という言葉にまどわされていました。 マスコミの報道というのは、必要な情報提供源ではあるけれど、 今は過剰気味ではないかな、そんなことも考えさせられました。 インフルエンザの報道が終わったと思ったら、今度は花粉症ですね。 やれやれ ありがとうございました。