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パケットのサイズの設定って
windowsの「ネットワーク」プロパティで、ダイアルアップの詳細を出すと、パケットの大きさを 自動、大、中、小 と選択できるようになっていますが、これは自分の環境の何を基準に、どれを選べばよいのでしょうか?ISDN128kbpsで接続しているのですが、通信速度が遅く、なんとか速くする方法はないかと模索しているところです。 すみません、よろしくお願いします。
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どのようなネットワークなのか判らないので、PPP接続を前提として解説します。 私は「自動」が良いと思います。 Win98以上のダイアルアップアダプタでパケットサイズを「自動」に設定すると、自動的にIPパケットサイズが、経路(自分の端末から、ISP、インターネット、ISP、宛先の端末までに介する中継装置)に対して効率の良いサイズに調整されます。 これはPMTUDと呼ばれるメカニズムの、経路上のフラグメントを避けるサイズ調整を指します。 フラグメントには、PPPのMRUも関わっています。 自分でパケット長を固定してしまうと、フラグメントが発生したり(経路上の中継装置のMTUより、設定したパケットサイズが大きい場合)、オーバーヘッドが多くなって(効率の悪いパケット分割が発生した結果)、本データとしての(制御情報を除く情報という意味で)データ転送速度は低下します。 インターネット上のルーティングには、実質的に10種類ほどのMTUしか使われていません。ですからネットワーク上のトポロジーを勘案して、自分でパケットサイズを固定することも可能ですが、現実的ではありません(経路上のトポロジーを全て把握しなくてはならない。以前は576バイトのMTUの仮定値を奨励されたこともありましたが)。 結論としての私の考えでは、Windows上のダイアルアップアダプタ調整(パケットサイズ固定等)で、スループットを向上させ、通信速度(見かけ上の)UPは現実的ではないと思います。 Windowsのネットワーク関連のスループットに関しては、ネットワーク設定でパインド(多数のサービスやプロトコルとの)が沢山あると、これらの処理が余分に発生してスループットは低下します。 また、自分の端末からネットワークの接続にルータを介していれば、ルータのスループットに左右されます。 視点をネットワーク上において調査しては如何でしょうか(pingやtracert等で)。 最後に“伝送媒体”としてのISDN通信速度は、どのようなことをしても、契約した回線速度以上速くすることはできません。
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