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再生医学の研究をする人の学部

高2の女です。 私は京都大学のIPS細胞などの再生医学に興味をもっていて 再生医学方面の研究をしたいと思っているのですが いろいろな投稿を見ていると、再生医学などの基礎医学の研究は 医学部を出るより、理学部や農学部の生物系の学科を出ておいたほうが 有利だとわかりました。 それで、理学部か農学部を希望しているのですが、 理学部と農学部のどちらで、その中でも何の学科を出ていれば 最先端の再生医学を学べるのでしょうか。 教えてください。

みんなの回答

  • otx
  • ベストアンサー率44% (256/576)
回答No.9

医学部の基礎医学の研究室の教員です。 ちなみに私は理学部出身です。 再生医学に興味があるとのことですが、具体的にはどのようなことを考えていらっしゃるでしょうか? といいますか、すみませんが、質問者様はご自分では具体的なことを考えていらっしゃるつもりでも、それは具体的なことではないのです。 そもそも、どの学部を出ていれば有利とか、最先端の再生医学を学べるとか、大学における考え方からすると「ずれている」からです。 また、東京のほうより京都のほうが自由だとか、まったく「ずれています」。 まだ高校生でいらっしゃるので、難しいと思いますが、大学は高校以下の学校とは全く異なります。 大学名、ましては学部学科の名前で、「学べること」は決まりません。 その大学にいる「教授の専門」「准教授の専門」によって学べることが決まるのです。そのことは肝に銘じてください。 高校では「生物の先生」は同じ「生物」を教えてくれましたが、大学では同じ「理学部」や「医学部」にいても同じことは教えることができません。専門分野は細分化しているのです。 一言で「再生医療」と言っても、皮膚、さまざまな臓器、神経、血液、歯などなど、何に目をつけているかで変わりますし、もっと細かく言ったらアプローチの仕方によって変わります。 質問者様はどのようなことに興味があるか、もう少し細かく、そしてそのことを専門としている「先生」を見つけて、その先生がいる大学の学科に入り、そしてその先生の研究室に所属する必要があるのです。 最初から大学名や学科名で論じていてもしょうがないです。 確かに、東大や京大といった一流の大学には有名な先生がいて、資金も豊富ですが、それと自分がやりたいことができるかどうか、 研究室の雰囲気(自由さとか)はそこの先生に依存しますので別問題です。 まずは、高校の勉強をしっかりしながら、自分の興味を掘り下げ、 その興味のあることをやっている「先生」を探すことが必要であると思います。 高校時代には難しくて無理かもしれません。しかし、大学院に進む時にでも「先生」を探していくことは可能です。 まずは、高校以下の学校と大学は違うということを念頭において、自分の興味を掘り下げることをお勧めします。 頑張ってください。

184_2008
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 そうですね。 一言で再生医療といっても いろんなものがありますよね。 私は新聞で京都大学のiPS細胞についての記事を見つけ、 東京大学見学でES細胞をみたりして、 万能細胞や多能性細胞に興味をもち、 そちらの方面で最先端をいっていると聞く、 京都大学を目指したいと思いました。 でも私が思っているより 再生医学の世界は幅広いですよね。 私自身、どんなことを研究したいか、と質問されると 言葉につまってしまうところがあります; 自分の興味があることをもっと追求して、 大学関係の人など、もっと多くの人に意見をもらって それから学部、大学を決定したいと思います。 わかりやすく丁寧なご回答、ありがとうございます。 とても参考になりました。

  • dolphino
  • ベストアンサー率46% (56/121)
回答No.8

MDはMedical Doctor、医師の事です。日本では医学部に行くしか仕方ありません。再生医学の研究をするためにその研究室で大学院生として所属し、博士を取ったとして、医学部所属なら博士(医学)、理学部なら博士(理学)、農学部なら博士(農学)、という博士号を取ることになります。 今回のような複数の学部からつながっている大学院だとどうなるのかはっきり知りませんが、博士(医学)を取ったとしてもMDの価値は全くありません、別物です。 研究を目指されて、将来研究職を考えているとして、どのような就職を望まれますか?難しい質問で、はっきりとした答えはまだ持っていないと思いますが、現状は大学や研究所の職員の定員に対して博士が過剰供給の状態です。多くの博士号取得者が就職難に陥っているのが現実です。 学生として再生医療の研究を始められたとして、職業としてそれを続けられるかはまた次の問題で、大学で医学系で職を得るにはMDが断然有利だということをお伝えしたかったのです。ただ、医学部で基礎系に進むならやはりレベルが高い方が良いのは確かで、難しい選択ではあります。 京大の自由な校風はやはり教員の放置する態度から来ている面が大きいと思います。大学が教えてくれるなんて期待しないで下さい。大学内は今は新しい建物も増え、少しきれいになりましたが、東大と比べると格段に汚く、狭く、大学らしい情緒もありません。京大の周辺の人たちは京大生を賢いとは思っていますが、同時に間違いなく変人だと思っています。その点、東大生はとにかくすごい、という評価を受けがちです。 >京都の研究室の方が自由な研究ができるから これはどうなんでしょうね?そうとも言い切れません。教員から教えてもらおうという態度ではなく、本気で研究のことを考えて議論できれば何処でも一緒だと思います。 ただ、個人的な印象としては京大では研究を追及する人が多いのに対し、東大ではスマートな成果を評価されたい人が多いと感じます。一般論では前者が研究者らしいと感じるかもしれませんが、後者の優秀な人は本当に何事も上手くこなすため、完璧な人に見えます。前者は下手するとただの偏屈です。 結局、自分の特性を伸ばすのにどっちが向いているか、それぞれだと思います。合わない環境でつぶれる人も少なくありません。 見ただけで分かることは多くはありませんが、受験で初めて訪れてがっかりしていた友人を間近で見た経験からも、見ることは必須だと思っています。

184_2008
質問者

お礼

返事が遅れてしまってすみません。 そうですか。 医師免許…難しいですが、医学系に進むなら やっぱり重要視されますよね・・。 これから考えにいれていきたいと思います。 就職については、研究職がいいですが、 詳しくは大学院にいってから 考えようかと思っていました。 でも博士の方が過剰なんですね… 最終的には職につけないと、 研究もできないですものね。 就職についてもしっかり考えて 学部選びをしたいと思います。 なんだか私の考えはとても単純で お恥ずかしいです・・。 京大は絶対受験までには見に行きたいと思います。 実際の京大の方からの意見ということで 内部からしかわからないことが知れて、 とても参考になりました。 ありがとうございました。

  • dolphino
  • ベストアンサー率46% (56/121)
回答No.7

京大の農学部に入るなら絶対に応用生命科学科か食品生物科学科に入ってください。それ以外だと難しいでしょう。理学部の方が良いですが、入試のレベルは格段に違いますよね。 応用生命科学と食品生物科学では前者が植物寄り、後者が動物寄りの傾向がありますが、学べる基本は同じです。ヒトに関しては医学部で学ぶことには遥かに及ばないので暇な一、二回生のうちに独学しておくことをお勧めします。 >以前東大の再生医工学の研究所を見学させていただいて 再生医療に興味をもちました。すばらしかったです。 とのことなので、一つだけ心配があります。東京をすばらしいと思われる方は京都大学に来てがっかりする方が非常に多いです。好みがはっきり分かれるところです。ちょっとした旅行程度で良いので、京都大学の中を見て回ることを強くお勧めします。出来れば先輩や親戚など、いなければ先生に頼んで高校の先輩に連絡を取ってもらい、案内してもらった方が良いです。そして、「出来るだけ京大の悪いところを見せてください」とお願いしてください。 それでがっかりするなら東大の理Iを目指した方がいいです。繰り返しますが、本当に好みが分かれます。まあ、入ってから染まることが出来るならそれでもいいですが、これは柔軟性次第。私は京大が大好き。 ただね、下でもちょっと書かれていますが、研究者としての就職をこの分野で考えるとMDが格段に強いですよ。難しい現状ですが。

184_2008
質問者

お礼

そうですか。 京都大学は自由な校風が魅力ということを たくさんの人から聞きます。 知人の方からも、東京の研究室より 京都の研究室の方が自由な研究ができるから 自分の独創力が広がるのでは とアドバイスをいただき、京都大学を考えるようになりました。 がっかりするとは、そうゆう自由なところなどからくるものですか? でも、そうですね。 百聞一見に如かずといいますし、 一度見に行ってみたいと思います。 あと質問なのですが、 MDとは何のことでしょうか・・ 知識不足ですみません・・。

  • owata-www
  • ベストアンサー率33% (645/1954)
回答No.6

>>やっぱり京大の研究室を希望するなら学部も京大に属していた方が入りやすいのでしょうか。 実は私は京大じゃないので… (苦笑 @東京 違う学部から行く場合はそこまで有利にはならないかもしれませんが、基本的に院試は学部の授業で扱ったところから出てきます(医学系はどうなんでしょう?やはり医学部なんでしょうか…) というわけで、最悪その授業を自分で受ければいいですし(京大がどこまで制限があるか知りませんが)、医学部の友達がいれば授業のノートを得ることも簡単に出来ます。 また、研究室に容易に行きやすいというのもあるでしょう(研究室に知り合いが出来るかもしれませんし)。アポも取りやすいと思いますし、どんな教授かも、授業や講演を聴いて判断できるというのもポイントです。 というわけで、京大に行くのがベターかと

184_2008
質問者

お礼

そうですか・・・ 東京なんですね!すごいです! 以前東大の再生医工学の研究所を見学させていただいて 再生医療に興味をもちました。すばらしかったです。 京大医学部はちょっとハードルが高すぎるので 京大理学部を頑張って、もし合格できたら 医学科研究所に入れるよう頑張ってみたいと思います。 理学科研究所からきている人もいるみたいなので。 丁寧でわかりやすい回答、本当にありがとうございました。 今後の進路に大いに役立たせていただきます。

  • owata-www
  • ベストアンサー率33% (645/1954)
回答No.5

>京都大学の再生医科学研究所があるのですが、そこに理学部、農学部出身の人が入れるかわからないんです。 京大のHPはちょっとわかりにくいですからね~ まず、見れば分かりますが、ほとんどの人が修士からです。つまり、大学の学部はあまり関係ないんですよ 4年の時の院試で決まります。別に京大じゃなくてもいけると思いますよ(成績がよければ) で、やはり医学系研究科に属するみたいで、院を受ける時は医学研究科を受験することになりそうです。 ただ、中には理学、工学、薬学系研究科(農学は見つからなかったような…)から来ている人もいるみたいなので、そこは院試の時に目的の研究室(あるいは京大)にきちんと確認しといた方がいいです

184_2008
質問者

お礼

すごくわかりやすい回答ありがとうございます! 正直、院試とかあることさえ知らなかったので すごく勉強になりました。 ありがとうございます! それと、また質問なのですが、 >別に京大じゃなくてもいけると思いますよ(成績がよければ) についてなのですが、やっぱり京大の研究室を希望するなら 学部も京大に属していた方が入りやすいのでしょうか。

  • ga111
  • ベストアンサー率26% (247/916)
回答No.4

うーん、農学部は植物系、微生物系が中心で、バイオ的なこと(農芸化学とか)でかろうじて再生医学につながる「こともある」という程度です。 理学部でも、だいたい生物系は1部分だし、そこの研究室の主題に依存すると思います。ここでもバイオ的なこと(遺伝子操作など)でかろうじて再生医学につながる「こともある」という感じです、 #1の方>それらを研究している研究室がある大学を探すこと。 この意見に賛成ですが、バイオつながりで、修士、博士課程を基礎医学系で学ぶというのはあるかも知れません。就職は別問題です。

184_2008
質問者

お礼

みなさん回答ありがとうございます。 いろいろ検索してみたのですが、 京都大学の再生医科学研究所があるのですが、 そこに理学部、農学部出身の人が入れるか わからないんです。 一応そこを目標にしたいんですが・・

  • owata-www
  • ベストアンサー率33% (645/1954)
回答No.3

どうでもいい訂正 iPOD→iPod

  • owata-www
  • ベストアンサー率33% (645/1954)
回答No.2

#1さんの仰っていることとかぶってしまいますが はっきり言って、どこの大学に行っても再生医学についてはほとんど学べません。まずは、基本的な生化学、分子細胞生物学…etc からやって、大学で習うことはほとんどそれ以上ありません。もちろん、例えば山中教授がいらっしゃる京大とかなら、講演とかはあるかと思いますが… 最先端の再生医学を学びたいなら、学部四年~研究室に配属されてからでしょう。そういうわけで、#1さんの仰るとおり、再生医学の研究室がある学部に進学する方がいいでしょう。 志望する大学にそのような研究室がないのだとしたら、私は理学部の方がいいと思います(特に根拠はありませんが) ただ、難しいのは再生医学といっても、iPSに代表される幹細胞の研究するのか、もっと応用というか実用的な方向を目指すかで多少変わってくるかと思います(今、高2ということは研究室に配属されるのは4年後ぐらいなので結構再生医学の世界が変わっているかも) 余談ですが、IPSではなくてiPS細胞です。iPODのiから来ているらしいです 

  • nayu-nayu
  • ベストアンサー率25% (967/3805)
回答No.1

一般的にどちらでも基礎となる分子生物学や生物工学に関する授業は履修可能です。 ただし、実際に携わりたいとなった場合に、学部や学科で選ぶことは殆ど意味がありません。 それらを研究している研究室がある大学を探すこと。 そこの研究室の教員にオープンキャンパスを利用して直接話を聴いてみること。 そして、その研究室に配属される学科を選ぶ、必要があります。

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