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最短距離を、場合の数でするか確率でするかの違い。
Cでおなじみの最短距離の問題。(*長くてグダグダです) 縦に3区間、横に5区間ある格子状の道があり、その一番左下の端をP、一番右上の端をQとする。 AはPからQへ、BはQからPへ共に最短距離を等しい速さで進む。各分岐点での進む方向を等確率で選ぶとき、AとBの出会う確立を求めよ。 PからQ(またはQからP)を最短距離で進むなら、全体で8区間(縦3、横5)選ぶことになるので、8÷2=4区間進んだ所でAとBは会うことになる。 出会う場所をPから 横:1 縦:3 をa 横:2 縦:2 をb 横:3 縦:1 をc 横:4 縦:0 をd と置く。 模範解答 Aは縦、または横をそれぞれ1/2の確率で選んで進むので、 a,b,c,dを通る確率は、 d=(1/2)の四乗=1/16 c=(1/2)の四乗×[4]C[1]=1/4 b=(1/2)の四乗×[4]C[2]=3/8 Aはabcdのいずれか1点を必ず通り、かつ2点以上を通ることはないので、 a=1-{(1/16)+(1/4)+(3/8)} =5/16 同様にBも考え、 a=(1/2)の四乗=1/16 b=(1/2)の四乗×[4]C[1]=1/4 c=(1/2)の四乗×[4]C[2]=3/8 d=5/16 以上より (1/16)×(5/16)+(1/4)×(3/8)+(3/8)×(1/4)+(1/16)×(5/16)=29/128 ・・・答 終 私の考え方は、 Aには aを[4]C[1]×[4]c[0]=4通り bを[4]C[2]×[4]c[1]=24通り cを[4]C[1]×[4]c[2]=24通り dを[4]C[0]×[4]c[1]=4通り の進み方があり、 同様にBには dを[4]C[1]×[4]c[0]=4通り cを[4]C[2]×[4]c[1]=24通り bを[4]C[1]×[4]c[2]=24通り aを[4]C[0]×[4]c[1]=4通り ある。 全体は56の二乗=3136通り 4の二乗×2+24の二乗×2/3136 回答の分母の128に何をかけても3136にはなりませんので間違ってますね。 知りたいことは、 私の考え方の誤りと、 模範解答のAはaを1-{(1/16)+(1/4)+(3/8)} =5/16で進むとなっているが、(1/2)の4乗×[4]C[1]=1/4ではないのか、 ・・・私はAがBと出会い、その後Qに行く進み方も考えてますが、 AとBは出会えさえすれば、そこからQに行く場合の数は関係なかったり・・・?(PからQまでではなく、Pから出会う場所までの場合の数ではないか) 以上です。お願いします。
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根本的な話ですが、場合の数で考えるときは同じ確率のものを一通りと考える必要があります。 たとえばAがaに来る経路はaの左から来る場合が一通りと 下から来る場合が三通りありますが、これらは同じ確率ではないです。 左から来る場合、aのすぐ左の角に来さえすれば、 そこは分岐ではなく一方通行でaまで来れるので確率は(1/2)^3、 下から来る場合は四区間ともすべて分岐の片方を選んで来るので、 一通りあたりの確率は(1/2)^4です。 よって5/16は(1/2)^3+(1/2)^4×3とやっても出すことができますが 模範解答は余事象を使っているので、かえって以上のことが分かりにくくなっていますね。 b、c、dまでの確率は1通りあたり(1/2)^4なので、結局違うのはaに左から来る場合だけです。 出会った後の経路を区別しなくてよいかどうかですが、 区別しても正しく考えれば結局同じになります。 (PからQまでの確率)=(Pからbまでの確率の和)×(bからQまでの確率の和) ですが、このbからQまでの確率の和は1になるからです。 bから上右右右:1/2 bから右上右右:(1/2)^2 bから右右上右:(1/2)^3 bから右右右上:(1/2)^3 上の辺に出てしまえばあとは右向き一方通行なので上のような結果になります。 bを通ればどの経路を通っても最終的には皆ゴールまで行かなければいけないので 合計が1になるのは当然ですね。
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- felicior
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NO.3の者です。疑問点が分かりました。 >何故分母は答えと違ってくるのか、 >場合の数を使う方法ではどうやっても解けないのか、 これについてお答えします。 高校の参考書などでは、「同様に確からしい」場合(根元事象)が全部でN通りあるとき そのうちa通りが起きる確率をa/Nと定義していると思います。 「同様に確からしい」とは何とも妙な言葉ですが、要は確率が同じということです。 つまり、同じ確率のものがN個あれば1個あたり1/Nになるという、 全く当然ではありますが、かなり特殊なケースのことを言っています。 どういうことかというと・・・ サイコロで1つの目が出る確率はと聞かれたらふつう1/6と答えますが、 これは単にサイコロに目が6つあるというだけでは出てきません。 6つの目の確率がみな同じと仮定して(与えられて)初めて言えることですよね。 そこで、もし1の目が他の目よりも2倍出やすいサイコロがあるとしたら、 単純には上の公式を適用できないことになります。 この場合1~6の目が出る確率の比はそれぞれ2:1:1:1:1:1ですから、 1の目は2/7、他の目は1/7の確率です。確率の分母はサイコロの目の数とは 本来全然関係ないことがこれで分かっていただけたと思います。 今回の道路の問題の場合に与えられているのは、それぞれの分岐に対して上に行くのと 右に行くのとが同様に確からしい(確率1/2ずつ)ということだけです。 PからQに行く経路が8C3=56通りあることは間違いないですが、これら56通りがすべて 互いに「同様に確からしい」かどうかは何もいってないわけです。 質問者様はここで1経路あたりの確率が単純に56等分されている と考えてしまったのが間違いの原因です。 どの経路もゴールに着く前に上辺か右辺のどちらかの道路に出るわけですが、 上辺や右辺に早々と出てしまう経路はその後は一方通行(分岐ではない)なのに対し、 内部の道をくねくねと進む経路はそれだけ二者択一を迫られる回数が増え1経路当りの確率は減ります。 分岐1回で1/2ですから、n回なら(1/2)^nです。 分母はそれぞれ異なるため共通な分母56でくくることはできないわけです。 分岐5回以下の経路では1/56より大きく、6回以上では1/56より小さい確率になることも分かりますね。 上辺に出る経路は35通りありますが、 それまでに通ってきた分岐数ごとにわけて確率を計算すると、 3回・・・(1/2)^3×2C2=1/8 4回・・・(1/2)^4×3C2=3/16 5回・・・(1/2)^5×4C2=3/16 6回・・・(1/2)^6×5C2=5/32 7回・・・(1/2)^7×6C2=15/128 右辺に出る経路21通りも同様に、 5回・・・(1/2)^5×4C4=1/32 6回・・・(1/2)^6×5C4=5/64 7回・・・(1/2)^7×6C4=15/128 これらを合計するともちろん1になります。 場合の数の合計は依然56でありながら、確率の分母がそれぞれ異なることを確認してください。 以上、ご理解いただけたでしょうか。 ちなみに・・・ もし問題の設定で「全ての経路は等確率(同様に確からしい)とする」と書いてあったならば、 むしろ質問者様の最初の考え方が正解になります。 ただしその場合逆に、それぞれの分岐で上と右に分かれる確率は1/2ではなくバラバラになります。
お礼
はい、今度こそ理解できました。 最短経路の確率を、場合の数で解ける問題が特殊だったんですね。 これから最短経路の問題を見る目が変わりそうです。 解説ありがとうございました。
- chie65536(@chie65535)
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経路を単純にして a-・-Q | | | ・-b-・ | | | P-・-c で考えて見ましょう。 PからQに至るルートは4C2で6です。 上・上・(右)・(右) aを通る 上・右・上・(右) bを通る 上・右・右・(上) bを通る 右・上・右・(上) bを通る 右・上・上・(右) bを通る 右・右・(上)・(上) cを通る しかありません。 このうち「()」が付いた方向は「そっちに行くしかない」ので、確率は100%です。 「()」が付かない場合は「1/2」の確率で選びます。 なので 上・上・(右)・(右) aを通る 確率は1/4 上・右・上・(右) bを通る 確率は1/8 上・右・右・(上) bを通る 確率は1/8 右・上・右・(上) bを通る 確率は1/8 右・上・上・(右) bを通る 確率は1/8 右・右・(上)・(上) cを通る 確率は1/4 です。 つまり、aを通る確率は1/4、bは4/8=1/2、cは1/4です。 QからPに至るルートは4C2で6です。 (対称なので説明は略) よって、出会う確率は (1/4)*(1/4)+(1/2)*(1/2)+(1/4)*(1/4)=6/16=3/8 です。 さて、ここで「6の2乗」は何を意味するでしょうか? それは「A、Bが取りうるルートの総数」です。 出会う確率の分母を「A、Bが取りうるルートの総数」つまり「36」にして良いのは「A、Bが通る6つのルートの確率がすべて等しく、どのルートの確率も1/6で起きる時のみ」です。 しかし6つのルートのそれぞれの確率は等しくなく 上・上・(右)・(右) aを通る 確率は1/4 上・右・上・(右) bを通る 確率は1/8 上・右・右・(上) bを通る 確率は1/8 右・上・右・(上) bを通る 確率は1/8 右・上・上・(右) bを通る 確率は1/8 右・右・(上)・(上) cを通る 確率は1/4 です。 もし、上記の確率を無視し、すべてのルートの確率が同じなら Aがaを通る確率が1/6(aを通るのは6つのルートのうち1つ) Aがbを通る確率が4/6(bを通るのは6つのルートのうち4つ) Aがcを通る確率が1/6(cを通るのは6つのルートのうち1つ) Bがaを通る確率が1/6(aを通るのは6つのルートのうち1つ) Bがbを通る確率が4/6(bを通るのは6つのルートのうち4つ) Bがcを通る確率が1/6(cを通るのは6つのルートのうち1つ) になるので、a~cの各地点で出会う確率は aで出会う確率=(1/6)*(1/6) bで出会う確率=(4/6)*(4/6) cで出会う確率=(4/6)*(4/6) となり「aまたはbまたはc」で出会う確率は上記を足した (1/6)*(1/6)+(4/6)*(4/6)+(1/6)*(1/6)=1/36+16/36+1/36=18/36 なので「分母が4C2の2乗の36」となり「質問者さんの思った通り」になります。 しかし、これは「それぞれのルートで、通る確率が異なるという事実を完全に無視」しています。 つまり、質問者さんが、元の問題で「求める確率はX/[8]C[3]^2となるはず」と考えるのは「それぞれのルートで、通る確率が異なるという事実を完全に無視している事に他ならない」のです。 なので「それぞれのルートで、通る確率が異なるという事実」に気付けない限り、永久に「分母が合わない」と悩む事になります。 そういう訳で「場合の数を確率の分母に出来るのは、すべての『場合』が等確率で起きる時」のみです。 逆に言うと「それぞれの『場合』が起きる確率が異なる時には、場合の数『nCm』は使えない」と言う事です。 極端な例ですが、以下のような確率を求める時「場合の数」は使えません。 「1が出やすいように細工してあるサイコロがあり、1が出るのは4/5の確率、2~6が出るのは、それぞれ1/25の確率である。このサイコロを2回振って、1が連続して出る確率はいくらか?」 当然、答えは16/25です。 「出る目は1から6までの6通りだから、確率の分母は6の2乗の36のはずだ」と考えると間違いです。「1が多く出る細工」を無視してはいけません。 これに気付けば >場合の数で考えるときは同じ確率のものを一通りと考える必要があります との説明も「なんとなくピンと来る」でしょう。
お礼
ありがとうございます、ようやく納得できました。 場合の数は確率が等しい時にしか使えないのですね・・・。 本当に分かりやすいように説明して下さってありがとうございます。 このことを教科書に載せてほしかったです。
- sanori
- ベストアンサー率48% (5664/11798)
こんばんは。 Pの座標を(0,0)、Qの座標を(5,3)と書くことにしますね。 >>>模範解答のAはaを1-{(1/16)+(1/4)+(3/8)} =5/16で進むとなっているが、(1/2)の4乗×[4]C[1]=1/4ではないのか、 つまり、Aが(0,0)をスタートして、点a(1,3)を踏む確率ですよね? Aが点a(1,3)に進むまでの経路は、あなたがおっしゃる 4C1 通り、 すなわち、 <あ>(0,0)→(1,0)→(1,1)→(1,2)→(1,3) <い>(0,0)→(0,1)→(1,1)→(1,2)→(1,3) <う>(0,0)→(0,1)→(0,2)→(1,2)→(1,3) <え>(0,0)→(0,1)→(0,2)→(0,3)→(1,3) の4通りあります・・・ ・・・が、しかし、それをそのまま確率計算に使ってはいけません。 <え>の経路の、最後のステップを考えましょう。 すなわち、 (0,3)→点a(1,3) です。 このステップの確率は、1/2 ではなく 1 です!!!!! (つまり、100%) なぜならば、(0,3)は地図の隅にあるため、最短距離を進むためには、(0,3)から進む方向は、点a(1,3)に進むという1種類の方向しかないからです。 ですから、 <あ>、<い>、<う> の確率は、それぞれ 1/16。 <え>の確率は、その2倍の 2/16 です。 よって、Aが点aを踏む確率は、 1/16 + 1/16 + 1/16 + 2/16 = 5/16 となります。 質問者様は、数学の素養があるようですので、 この先は、たぶん大丈夫だと思います。 以上、ご参考になりましたら。
お礼
こんばんは。回答ありがとうございます。 やはり解答が正しかったのですね。aの経路を全部書いて下さったので、すごく理解できました。 自分もそこまで考え付けばよかったのですが・・・。 とても参考になりました。
- chie65536(@chie65535)
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>模範解答のAはaを1-{(1/16)+(1/4)+(3/8)} >=5/16で進むとなっているが、(1/2)の4乗×[4]C[1]=1/4ではないのか 違います。 Aがaに至る道は 右→上→上→上 上→右→上→上 上→上→右→上 上→上→上 と分岐した場合の4通りで、それぞれの確率は 右→上→上→上=1/16 上→右→上→上=1/16 上→上→右→上=1/16 上→上→上=1/8 です。拠って、1/16+1/16+1/16+1/8=5/16です。 ここで注意しないとならないのは「上→上→上と分岐して左上隅に至った場合は、無条件に右に行くしかない」と言う事です。 Bがdに至るのも「下→下→下と分岐して右下隅に至って無条件に左に行く」と言う場合です。 「隅を通った場合は分岐が1回減る」のを忘れないように。 >AとBは出会えさえすれば、そこからQに行く場合の数は関係なかったり・・・? ですね。関係ありません。
お礼
皆さんの回答で模範解答の意味が分かりました。 ・・・・のですが、それが何故Cで出来ないのでしょうか。 何が納得できないのかと言うと、 移動するAのとる経路:PからQの最短距離は[8]C[3]通り。 その各々に対してQからPへ移動するBのとる経路も[8]C[3]通り。 よって、起こりうる全ての場合は[8]C[3]^2通り。 その内、a,b,c,dでそれぞれ合う確率をXとします。 すると求める確率はX/[8]C[3]^2となるはず。 ですが[8]C[3]^2=3136 素因数分解すると3136=2^6・7^2 解答の答えの分母は128。 128=2^7 3136=2^6・7^2はどんなXの値が分子にきても128=2^7にはなりません。 何故分母は答えと違ってくるのか、 場合の数を使う方法ではどうやっても解けないのか、 どなたか回答よろしくお願いします。 あとfeliciorさんの「場合の数で考えるときは同じ確率のものを一通りと考える必要がある」を私に分かるように・・・かなり簡単に説明して頂けないでしょうか。
お礼
ありがとうございます。やっとわかりました。 Aがそのまま真っ直ぐに上に行けば、角に着いたところで残りの経路は決まってしまう。 なので(1/2)^3。 そして角を通らないaへの行き方は (1/2)^4×[4]C[1]ではなく、 真っ直ぐ上に行く1通りを引いた (1/2)^4×([4]C[1]-1)となり、 (1/2)^3+(1/2)^4×([4]C[1]-1)=5/16となるんですよね! わざわざbからQまでの経路を書いて下さってありがとうございます。 bまで行ったらQに行く確率は当然1ですよね。 ・・・何故か確率でなく何通りあるのか考えてました。すみません。 feliciorさんの「場合の数で考えるときは同じ確率のものを一通りと考える必要がある」、というのが分かるようで結局分からない感じです。 気が向いたら教えて下さると嬉しいです。