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グループ会社の課税
(1) 会社Aが持株会社でない親会社であり、会社B、会社Cがその子会社であるとします。ある期の決算をしたところ、会社Aが税引前当期純利益で10億円の黒字、会社Bが20億円の赤字、会社Cが1億円の黒字であったとします。 この場合、会社Aと会社Cは法人税を払わなければならないのでしょうか。 (2) 会社Aが持株会社で、会社B、会社Cがその連結子会社であるとします。ある期の決算をしたところ、会社Aが税引前当期純利益で10億円の黒字、会社Bが20億円の赤字、会社Cが1億円の黒字であったとします。 この場合、会社Aと会社Cは法人税を払わなければならないのでしょうか。
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「連結納税制度」の適用を受けているのであれば、(1)(2)とも法人税の納税額はゼロになると思います。 連結納税制度は、決算上の連結会計とは直接の関係はなく、単に決算上の連結対象というだけでは、連結納税制度は適用されません。おおまかには次のような仕組みです。 (1)対象は、日本国内の親会社とその100%子会社に限ります。(100%子会社は任意に外れることはできません) (2)連結納税を適用する事業年度開始の6か月前までに、親会社と子会社の連名で申請書を提出します。 このように、連結納税制度は事後的に任意に選択できるものではありませんので、申請手続きがなされていなければ、個別申告をせざるを得ず、黒字の法人はそれなりの法人税が課税されることになります。
お礼
御返事が遅くなり申し訳ありません。 詳しくお教えいただき、たいへんよく分かりました。 有り難うございました。