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違法なソフトウェアサイトの著作憲法違反とは?
- なぜ違法なソフトウェアサイトは野放しになっているのか?
- 違法なソフトウェアサイトが著作憲法違反とされない理由とは?
- ソフトウェアに関する著作権と違法なサイトの問題について
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質問者が選んだベストアンサー
前提として、著作権法が「親告罪」の性質を持っていることが原因でしょう。 厳密に言えば、ソフトウェア会社や開発者の権利を侵害してるわけですから、 悪意をもってそのようなサイトでシリアルやキージェネを公開していれば、 どんな形であれ違法性を孕んでいることは言うまでもありません。 しかし、著作権法では、 著作権法第123条第2項 『第119条及び第121条の2の罪は、告訴がなければ公訴を提起することができない。』 と定められています。 これは、被害者からの訴えがない限りは警察を含む第三者は何も手を出せないということを意味します。 その背景としては、著作権法が知的財産権であることが挙げられます。 被害者の意思に反してまで訴追する必要が無い、かえって不利益になる場合があるからです。 ですから、そのような違法サイトを取り締まるには、 そこで被害を被っている当事者からの通報が必要となります。 とはいえ、いざ警察に行ってもプロバイダに連絡→サイト消失→新しいサーバー(URL)でサイト運営、 と堂々巡りのイタチごっこになる可能性が極めて高く、 多くの人がそういった現状に諦めを感じ、訴えることすらやめてしまっているのが現状です。 特に運営されているサーバーが海外にあれば、問題はさらに複雑で困難となります。 また、こういった掲示板の書き込みは違法性が軽微であるため、 P2Pソフトによる共有や販売目的によるアップロード・転売などとは異なり、 逮捕にまでは至らないということも原因の一つでしょうか。 権利者であれば、刑事告訴、民事上の損害賠償請求、 あるいはプロバイダやサイト運営者に対する差し止め請求を行うことができます。 違法サイトに負けずに、個人で地道に戦っていくことが、 権利者全体の利益になり、一番の近道となるかもしれません。 長文・乱文で申し訳ありませんが、ご参考になれば幸いです。
お礼
お礼が遅れまして申し訳ありません。「親告罪」という形のために取り締まれないのですね。確かに、キージェネレーターやシリアルナンバーを記載など、明らかにそれを使用して使っている人間もおり、依頼側も、解析した人間も違法行為だと思うのですが、親告するとなると費用もかかりますし、個人レベルでは無理ですね。 シェアウェア作家の多くが被害にあっており(毎日見ていますのでわかります)、力を合わせてやらないといけないですね。 上記掲示板では、違法ソフトのURL、いわゆる"Warez"のダウンロード先を書き込むことや、企業のサーバー内の普通は見付けられないダウンロード先を書き込むこともあり、明らかにその時点でアウトということもあるのですが、さすがに管理者もその辺りは心得ているためか、すぐさまURLは削除されます。まったく頭が痛いです。 ご丁寧にご回答くださり大変感謝しております。ありがとうございまいした。