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シンナー(有機溶剤)の人体への影響について
シンナーをある程度長期にわたって吸引していた知り合いがいるのですが、 主な症状は、目の疲れ、幻聴、頭痛、手足のしびれ、集中力が持続しないだそうです。 これらの症状はなぜ起こるものなのですか? 脳が萎縮してというページはよく見つかるのですが、 その原因が具体的に書いてあるページがあまり見つかりません。 (例えば、有機溶剤は脂溶性な物質なため、血液脳関門を容易に通り抜け、 グリア細胞を破壊してしまうため等) 上の症状のメカニズムがわかる方、一つについてでもいいので 少し具体的に教えてください。
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こんばんは >これらの症状はなぜ起こるものなのですか? 長期間の吸引はシンナー等の有機溶剤に含まれるヘキサカーボンが 神経組織に作用し、多発神経炎を起こし、神経組織を 変性(電線の被膜が剥れてショートする状態)させ 電気信号が流れないまたは過大に流れる状態になる為のようです。 簡単に言えば、脳の各所で神経組織がボロボロなっているてことですね。 知覚異常のシンナーの機序 http://www.e-clinician.net/vol41/no435/pdf/sp_435_10.pdf http://www6.ocn.ne.jp/~dr.sen/thinner.html ヘキサカーボンによる神経変性の状態 http://nibs.lin.go.jp/tayori/tayori501/research501.htm
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- albert8
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有機溶剤が体内に入ると生体から酸素分子が奪われ還元されます。細胞にはそのミトコンドリアで酸素を消費しながらエネルギーを発生させ必要な生体の反応を起こす回路があります。酸素が奪われるとその回路が機能しなくなりエネルギー不足で不具合が生じるのです。酸素欠乏に最も弱いのは脳のニュウーロン(神経細胞)です。 すると体は極めてリラックスした状態になるのですが(それを求めてのシンナー吸引です)、リラックス過剰の行き着く先は脳の神経細胞の傷害からくるおっしゃるような様々な症状となります。 もし一度に大量に吸引すると危険です。 重金属中毒なども同じです。少量が慢性的に少しずつ体内に入ってきたときに生ずるものです。しかしこれも一度に大量に入ると急性中毒で多臓器不全を起こし死に至ります。