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離弁花と合弁花を調べる方法と意味
植物分類素人です。離弁花、合弁花というのは何を信用したらいいのかわからなくなってきました。ネットで検索しても両方の答えがでできて、例えば「ノリウツギ」は合弁花とも離弁花ともでてきます。 分類も変化するということはわかりますが、白黒をはっきりさせるためにはどのようなことをすればいいのでしょうか?ネットで検索して目的を果たす方法はないでしょうか? また、離弁花と合弁花を区別することは、単に花の形だけでなく、もっと深い意味があるのでしょうか? 今、身近にある多くの植物を分類していますが、小中高教育レベルで、離弁花・合弁花の二つを分類する価値と、ネット検索でで2つを分類する方法を教えて下さい。
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従来ユキノシタ科はおしべやめしべの数が少ない仲間として、離弁花のひとつの科にされていましたが、系統解析が進歩してノリウツギを含む木本のアジサイ科と、草本の狭義ユキノシタ科を分ける方がよいことがわかってきました。ノリウツギは、多くの図鑑などでは広義のユキノシタ科として離弁花に扱われている一方で、最新の分類の成果を取り入れた文献ではアジサイ科として合弁花になっていると思います。 合弁花と離弁花を分ける意味は、従来は大きな双子葉植物を便宜的に二つに分ける方法だと思われていましたが、近年のDNAによる系統解析でも、おもに合弁花からなるグループとおもに離弁花からなるグループがあるようです。単純に花弁が合着するかどうかでは判断できません。 こういうことはおそらく大学生になって植物学を学ぶと教えてもらえることです。最新の系統解析の結果を、感激を持って理解するためには、従来の分類体系を知っていることが大事だと思います。「小中高教育レベルで、離弁花・合弁花の二つを分類する価値」のひとつとして、従来の分け方を知っていて悪いことはないと思います。
お礼
ありがとうございます。 他にも科が変更になった植物は多くあるんでしょうね。
補足
明快なお答えありがとうございます。ただ、質問にも書かせていただいたとおり、ネット検索などで他の植物も分類したいのですが、よい方法はございませんか? 最新で変わった植物も他にあると思いますが、他にはどんなことがありますか?