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桃太郎の疑問
私が桃太郎を読んでいて非常に気になったのですが、 ・川を流れてくる巨大桃に、まったく驚いている様子のないお婆さん ・その桃を怪しむことなく持ち帰るお婆さん ・腰の曲がった老人が一体どうやったら大きな桃を担いで帰ったのか ・真っ二つに割った桃の中から平然とした顔で出てくる桃太郎 ・二本の足で立ち上がる桃太郎。すでに頭髪が生えそろっている ・お爺さんとお婆さんは貧しい生まれのはずなのに桃太郎に渡した立派 な刀や衣装をどうやって用意してきたのだろうか ・たかが吉備団子ひとつで、命懸けの鬼退治に参加する動物達 ・鬼から強奪したお宝を動物達に運ばせている桃太郎。 「人足仕事は御免だよ」 と、ばかりに、日の丸の扇子で音頭をとっているだけなのが非常に気 になる… どれかひとつでもいいので回答よろしくお願いします><
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こういう御伽噺は、現代では伝わっていない又は忘れてしまったという事柄が多く、その物語の描写そのものをそのまま受けても意味が分からないという事が多いです。 桃太郎の原話は詳細には不明ですが、古い話しになると川から普通の桃が流れてきて、おばあさんがそれを拾い食べてしまうと若返り、おじいさんにも薦めて食べさせて若返り(嫌がるおじいさんに騙して食べさせるというのも見た事がある)、その間に出来た子どもが桃太郎というのがあります。 質問のほうですが、 さすがに生々しい事がかけないので(グリムなども第一版から削除した物語や内容に手を加えたものが多くあります)、近世になって子度向けに変更されたのだと思います。 それと桃は邪気を払うものと考えられており(桃の節句も無病息災を祈念します)、それが大きければ大きいほど邪気を払う力が強いという現われだと思います、昔の本では、おばあさんは驚いた描写があまりなかった記憶がありますが、最近のでは思い切り驚いています。 持って帰ったのは、おじいさんにも食べさせるためです、邪気を払い若返るものなので当然持ち帰りますね。 古い話では、おばあさんは川で流れて来た桃をその場で食べたと言う話しもあります。 真っ二つという描写が良くなされますが、私が読んだ古い本では、「包丁で切れ目を入れると、中から~」というのがありました。 また、既に5歳児くらいの大きさで出て来たというのもあるのですが、かぐや姫のように数ヶ月~1年で成長したというのもあります。 余談ですが、弁慶は母親のお腹に「18ヶ月もいて生まれた時には、髪の毛も肩程に伸びており、歯も全て生え揃っていた」という伝説もあります。 なので、成長については神がかり的な要素して入っている可能性があります。 それと、これも古い本なのですが、桃太郎に渡した剣や鎧はおじいさんの祖先が持っていたものとされているものもあります。 また、別のパターンのものでは、力が強いのですが、怠け者でその領地の殿様や、村の人たちからせっつかれて腰を上げたという話しもあります、そのときに殿様から拝領したというのがあります。 黍団子は多分に吉備津彦の関連で吉備団子という表記になっていると思われます、これが吉備津彦関連のものであるなら神饌なので、たかが団子ではありません、霊験あらたかな食べ物です。 通常凱旋した将軍は、荷物運びはしないでしょう。 犬、猿、雉は家来という描写がなされているので、なのでなんら不思議では無いとおもいます。 私が見た古い絵本では、桃太郎が荷車を引き、猿が後を押して、雉は荷車の俵の上に止まっており、犬は桃太郎の脇にいるという構図のものがありました。 また、陰陽五行思想も盛り込まれている(特に回春の話しに)そうです。
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- LN-TF
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現行の「桃太郎」は国定教科書にのせられた時に整理(統制?)されてしまい、更に戦時中には国威高揚の物語と扱われるに至り、それまであった種々のヴァリエーションが滅びてしまう因となりました。 古文では例えば、川上から多くの桃の実が流れてきて、媼が「大きな桃はこっちへ、小さな桃はあっちへ」と唱えると、ひときは大きな桃が流れて来てと云うヴァージョンがあります。 桃を割ったら赤子が出てきてそれを育てると成長してと云うヴァージョンが結構あります。昔「ゑほん」用に短縮したのがその儘定着したのではと思います。 太刀衣装については別に謂れがあり、昔は色々宝物を持っていたが鬼に奪われ最後に残ったのがこの刀と云うヴァージョンもあります。すると鬼から宝物を強奪したのではなく取り返した事になります。又、他の方がご指摘のやうに殿様からの拝領の品とか、村の長や賢者から授けられると云うヴァージョンも聞いた事があります。 宝を車にのせ犬猿雉がひいてと云うのは比較的新しいのでは?鬼が島から宝船となった船で凱旋すると云うのを見た記憶があります。又桃太郎が車をひき犬猿が押し雉が物見をすると云う絵をみた記憶がありますので桃太郎が日の丸の扇を翳しと云うのはヴァリエーションの一つ或はその絵の作者のイメーヂ位に考えて良いのではないでしょうか? と云う事でどうもお気になる点は後世それも最近になってのものぢゃあないかと思います。 唱歌や戦時教育用図書などですっかり固定化しているようですが、実はお供からして、「犬、猿、雉」ぢゃあないヴァージョンすらあったらしいのです。況してや「黍団子」の件など区々です。(但し、物語の象徴性として「黍団子」が一つの意味をもつのですが、すると「黍」の意味とか、「吉備」とのつながりとかに迄なりまして、云いだすと限がないので省きます) ご参考にならば幸甚です。
お礼
回答ありがとうございます。 もっと古い本ものも読んでみようと思います。 ありがとうございました^ ^
- petunia
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>まったく驚いている様子のないお婆さん 人間、驚きすぎると無表情になるのでしょう >怪しむことなく持ち帰るお婆さん 桃好きだったのでしょう 持ち帰ってもらえなかったら、桃太郎は海に流されてました >腰の曲がった老人が 洗濯物を、持つ要領で、どっこいしょと・・・ >真っ二つに割った桃の中から平然とした顔で出てくる桃太郎 ・二本の足で立ち上がる桃太郎。すでに頭髪が生えそろっている 私が読んだ本だと、赤ちゃんが出てきてました。 でも、桃の中で窒息しなかったのかな・・ >貧しい生まれのはずなのに 村中で鬼には困ってたんだからカンパもあったのでしょう。 それにしても、頭は鉢巻だけだし、甲冑も簡単そうな物で 馬も無く、仲間も無く(犬、猿、キジに出会えなければ一人ぼっち) テクテク歩いて、鬼たいじに出かけるなんて、かなり無防備な感じ >たかが吉備団子ひとつで 私も、絵を見て、もっと大きなお団子じゃないと おなか一杯にならないよ~と思った >鬼から強奪したお宝を動物達に運ばせている桃太郎 大将なんだから、そんなものかな 疑問を増やせば ・そもそも、実の親は誰で、どんな事情があって、桃の中に入ってたのか ・誰にも気づかれなかったら、もう一度川上から流れなおす手はずだったのか ・宝物は、盗まれた人に返すべきだけど、返したのか などなど、ありますが、 ・何故、サンタさんの小さい袋に世界中の子供たちへのプレゼントが入るのか ・煙突を通っているのに、すすだらけにならないのは何かコツがあるのか という長年の疑問がありますので、それを解決後に考えてみます
お礼
回答ありがとうございます。 私がサンタに対して持っている疑問は世界の子供の人口を10億人として 一人当たりのプレゼントを1000円とすると総額1兆円にもなるのにそのお金をどうやって集めているのかということですね^ ^ ;
- keirimas
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>川を流れてくる巨大桃に、まったく驚いている様子のないお婆さん 川上には八百屋があって、しょっちゅうトラックが横転して品物が川を流れてくるので驚かない >その桃を怪しむことなく持ち帰るお婆さん 持ち帰らないと話が続かない >腰の曲がった老人が一体どうやったら大きな桃を担いで帰ったのか 佐川の飛脚便に頼んだ >真っ二つに割った桃の中から平然とした顔で出てくる桃太郎 >二本の足で立ち上がる桃太郎。すでに頭髪が生えそろっている ドッキリカメラに何度か騙されていたので、どうせ作り物だろう と心の準備があった。 >お爺さんとお婆さんは貧しい生まれのはずなのに桃太郎に渡した立派 な刀や衣装をどうやって用意してきたのだろうか それを売らないでいたために貧乏になった。 >たかが吉備団子ひとつで、命懸けの鬼退治に参加する動物達 魚やバナナなど、それぞれの動物の好物に似せてつくった団子だった >鬼から強奪したお宝を動物達に運ばせている桃太郎。 大将ですから
お礼
面白い回答ありがとうございます。 現代風桃太郎であれば可能ですね^^
- ma3zu
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参考にされた文献が分からないので的確ではないですが。。。 >驚く様子のないお婆さん 絵本とかでは驚いた表現があった気がします。 >持ち帰るお婆さん 仲のいいおじいさんに見せてやりたいという事だった気が。。 >大きな桃を担ぐお婆さん 朝市とかに行くお婆さんは50kg60kgくらいは背負えます。 >平然顔の桃太郎、二足自立頭髪揃った桃太郎 ・・・作画次第・・・? >立派な刀衣裳 桃太郎が育つにつれ、元気で力もあったため 自身が働いていた可能性あり その上でお婆さんの伝手で用意されたのかなと >命がけの動物達 一宿一飯の恩義というものがあった時代 仁義を表しているのかと >動物に運ばせる桃太郎 馬、牛などは運ばせる動物ですけどね、 鬼退治であのメンバーで活躍できるとしてら 桃太郎本人くらいではないでしょうか 疲労困憊の桃太郎、しかし見栄は張りたい 力を振り絞った音頭取りだったのかも知れません。。。
お礼
桃太郎も本によってだいぶ変わるものですね^^ 新しい視点から考えるのもとても大事なことです ありがとうございました
お礼
興味深い回答ありがとうございます。 やはり桃太郎にはさまざまな説があって真実が分かりませんね まあそっちの方が面白いのかもしれませんが・・・