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偏差値が多少上程度なら、外部大学院に行く必要は無い?
外部の工学大学院に進学しようと考えています。 博士号を取るまでは考えておらず、修士で卒業するつもりでいます。 志望大学は現在の大学より偏差値で見ると7~8程度上です(それでもせいぜい50ちょっとです。 志望大学院は元から所属している大学の学科とは若干毛色の違う事をやりたかった事もあり、自分がやりたい研究を行っていそうな学科のある大学のオープンキャンパスにいろいろと参加しました。 ある大学のオープンキャンパスで教官に話を聞かせてもらい、内容が面白そうで教官も大変人の良さそうな方だったのでその大学を受験する事に決めました。 しかし、その後、現在指導していただいている教官から以下のような内容を言われました。 ・偏差値が若干上の私立大学であれば、そのまま自分の大学で進学した方が3年間通して卒研出来るから研究が有利に進む。 ・50前後の偏差値の大学であれば大学のネームバリューなどウチと大差ないので、よほど有名な教授の研究室に行くのでなければあまり意味が無い ・どうせ外部に行くのであれば、最先端技術をやっている有名な教授の下に行くべき。修士は就職しても専門的な事をやる場合が多いので、あまり名の知られていない教授のところで廃れた技術を学ぶのはおすすめできない。 ・偏差値が7~8程度の違いなら就職先に違いなどない、むしろ、就職には研究の内容が重視されるのであり、最先端技術を学べる外部か内部に留まり3年間通して研究した方がよい と、このように言われてしまいました。 確かに、志望研究室の教官は有名とは言えないようですし、最先端技術を研究しているわけでもありません。。しかし、現在所属している研究室の教官も決して有名ではないそうですし、技術もごく一般的なものだと感じています(もちろん尊敬はしていますし、人間性はとても好いています) 教官の言い分を聞いても素直に納得いかなかったので、大学内の他の教官の意見も聞かせていただいたのですが、6~7割くらいの教官は上記のような事をおっしゃっていました。 中には、「偏差値7~8でも、就職に有利になる。やりたい分野であれば行くべきだ」と仰る方もいらっしゃいました。 果たして、どちらの言い分が正しい(?)ものなのでしょうか。 意見やアドバイスなどお願い致します。
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こんばんわ。 他の方がレスしてくださっている内容でだいたい全てのパターンの回答は揃っていると思うので就職についてレスしてみます。 まず一般的に偏差値が高いほど就職先も良い。 確かに有ると思います。 ただ院を出て就職するとなると学部卒とは違ってこの辺が曖昧です。 例えば私の勤めている大学の理工系学部では多くの学生が名だたる企業に就職している研究室もあれば良く分からないIT系の企業に就職している学生がほとんどである研究室もあります。 あえて言うまでもありませんがこれは教授がパイプを持っているか否かの差で 極端な話をすると東大院卒の学生よりも教授に強力にプッシュしてもらった中堅大の学生の方が良いところに就職するってのはある話なんです。 ですから就職面を考慮するなら研究室ごとに就職先を比べてみてください。 先輩からの情報でも良いです。 今の研究室の教授がどこかにねじ込んでくれるのであれば、あえて大学を変わると就職面では逆に不利になるかもしれないわけです。 最近は少なくなってきましたが、教授の裁量は残ってます。 特に工学系は一般的な知名度は無いけど業界内では世界的なシェアがトップクラスだったりする隠れた名企業がたくさんあるので推薦はもらえるならもらっておいて損はありません。 ということで要点は ・大学単位の差 ・教授の個人推薦による差 ・研究室を変わった場合の個人推薦が受けられるかどうかの差 この3点です。 このあたりを詰めていけば恐らく就職面でどちらが有利なのかは判断できると思います。 また、1つのことをやるか新しいことに積極的に手を出すかは個人の価値観次第です。 研究者にも両方のタイプがいます。 私がやってる金融工学なんてのは後者のタイプの人たちが作り上げた分野ですね。 数学を経済に使ってみようってことですから。 最先端の技術については聞こえはいいですが別に新しけりゃいいってもんでもないので気にするようなことではないです。 まあ触れておいて損はないんですけども。 せっかく修士に進学するのですからじっくり考えてみてください。
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- gn_drive
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あなたの書いてあることも、他の回答者さんの書いてあること全て正論です。 ただネットで今の大学の偏差値を見てみると、40台前半と50ちょっとだと、僕にはでだいぶ大学の知名度というか印象が違います。 なので、このクラスなら、以下に一票です。きれいごともありますが、少しでも自分を有利な就職条件にしておいた方が良いと思います。 >「偏差値7~8でも、就職に有利になる。やりたい分野であれば行くべきだ」
お礼
偏差値が役に立つことも、研究内容が役に立つこともあるんですね。 一概にどちらが有利とは言い切れないこともありますが、確かに知名度は結構変わるみたいですね。 回答ありがとうございます。
- kirin_beer
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偏差値どうのこうのを言うのは嫌いですが、それでも、偏差値40台の大学と50台の大学の授業の雰囲気は違うといいます。なぜか知らないけど、漠然とその間に壁があるんだそうです。これは、どちらも経験した複数の教員から聞いています。(#3氏もおっしゃっていますね) 就職率、教員の質、そこいらは無視したとしても、大学院は周りの雰囲気が重要だと思います。意欲の高い人たちと切磋琢磨する事は、本当に良い経験になります。とはいえ貴方の大学の雰囲気は私には分かりませんし、現在のあなたには、希望している他大学の雰囲気も分からないでしょうから、「雰囲気」と言っても、大学院を決める『決め手』にはならないでしょうが、、そんな話もあるんだなぁと参考になれば。。。 貴方自身が有能で、かつ試験で希望研究室に入れるだけの学力と運があれば、他大学に行っても、すんなり溶け込めると思いますよ。三年が一年+二年なったとしても、やっていけると思います。
お礼
ごもっともです。 自分が他校のオープンキャンパスに行った時の印象が「彼らはなんて誇らしげに、そして熱意を持って研究しているんだろう」という印象でした。 今の大学と明らかに雰囲気が違いました。 彼らは自分の大学に誇りと愛着を持っています。 そして熱意を持って研究をしているように感じます。 偏差値60以上の大学を見に行った経験はありませんが、確かに40と50台にはうまく言えないですが、勉学に対する熱意の壁が確かにあると思います。 思えば、「そんな彼らと一緒に研究出来たら、どんな楽しい事だろう」と感じた発端でした。 なぜ外部の大学院を目指そうと思ったのか、そんな初心を思い出させていただけました。 回答ありがとうございます。
- otx
- ベストアンサー率44% (256/576)
基礎医学系ですが、大学教員です。 さて、これまでの回答者の方々、 そして、質問者様が直接話を聞いた教官の方々、 どの方がおっしゃっている言い分も、すべて正しいと思います。 結局、何が正解とか不正解とかではなく、いろいろなケースがあるというだけで、質問者様の場合がどうなるかは、わかりません。 やりたいことをやるために新しいところ 良いと思います。 今いるところで、どっしりと一貫した研究を行う 良いと思います。 最終的には、質問者様がいずれかのところで、どのように能力を高めるかということにつきると思います。 その点で、ひっかかるのは1つ、「偏差値」という考え方です。 この概念はあまり意味を持たないと思います。結局「自分自身」です。 もし、偏差値を持ち出すのであれば、大学を受けるより、大学院で受ける方が難関大学に入りやすいことは企業の就職担当の方も知っていると思います。 そうでないという反論もあると思いますが、実際、失礼ながら質問者様は高校生のころ、その偏差値が若干高いところに合格することはできたでしょうか? そして、その偏差値が高い大学院に合格できるとするならば、大学院の方が入りやすいということを、自ら証明することになります。 もし、大学院にも偏差値という考え方を持ち込むのならば、 質問者者様の大学の偏差値は既に履歴と存在しているということ、と 大学院の方が入りやすい、ということを合わせて考えると、 既に勝負は終わっていることになります。 そうではないと私は思いますし、実際そうではありません。 やはり、偏差値ではなく人である思います。 どちらが自分を高めることができるのか?ということを考えて、進むしか無いと思います。質問者様が他の大学院の方が自分を高められると思うのか、今居るところのほうが高められると考えるのか。 メリットとデメリットは既に他の方々が挙げていらっしゃる通りです。 あと、大学院でやったことと100%一致する、生かせるような就職があるとは限りませんし、就けるとも限りません。 何をやるかということも重要ですが、そこで自分をどう高めるかということがさらに重要であると思います。 偏差値が高い所にいても、自分が何をやっているのか、目的、現状、展望をうまく把握していない、また人にプレゼンできない人はいます。 また、今の問題点を自分で見つけ出し、また打開策を考える、勉強することができない人もいます。 うちは医学部の研究室ですが、他学部からの院生で、実際います。 就職先でも、大学院でたんだよね?って怒られているそうで、 もっと勉強しておけばよかったなんて今頃言っている人もいます。 がんばってください。
お礼
なるほど、ケースバイケースなんですね。 確かに、高校時代の私では入れなかった大学だと思います。 自分が何をやるか、出来るか・・・ですね。 非常に参考になります。 回答ありがとうございます。
大学院に限らず、あなたが本当に研究したい分野があるかどうか、研究体制がより優れている所を選ぶべきでしょう。偏差値なんて関係ないでしょう。指示したい先生がおられる所はどちらですか?いずれにしても、ご自分で決められることでしょう。
お礼
本当に研究したいのか?と言われると非常に困ってしまいます。 果たして自分はここでいいのだろうかと自問自答している日々です。 >指示したい先生がおられる所はどちらですか? 的確なアドバイスをいただくためにも、書くべきなのかと思っていましたが自分の自分の大学は外部大学院進学者も少なく、学校名だけでも特定されてしまう程度の規模なのです。 回答ありがとうございます。
- piyoco123
- ベストアンサー率15% (124/794)
私は今の研究室に残ったほうがいいと思います。 新しい所で修士で就職するならば半年後には就職活動が始まります。 研究発表する際に、半年しかしていない研究と1年半のそれとでは明らかに印象が違います。 そして、理系で学校名がネームバリューになるのは旧帝までです。 それ以下の学生は「個人勝負」をしなくてはなりませんが、 その場合に上記の差は案外大きいです。 あと、「したい事」が新しい研究室でできるとは限りませんし。
お礼
内部残留派の教官はその事を仰っていました。 したい事、と言っても正直分からなくなってきました。 1年前までは「面白そうだ」という単純な発想だけでそこに決めてしまっていたのです。将来性や内容などをもっと深く考えていればよかったのですが・・・。 「面白そう」という意味だけであれば、今の研究室の内容だって面白そうだと感じますし、それでも環境を変えたいと思っているような自分でもハッキリしないと思いますが、困っている状態です。 回答ありがとうございます。
- pullmandsg
- ベストアンサー率38% (316/817)
「就職に有利」というのと「やりたい研究がやれる」というのは全く別の評価基準なので、まずそこをごっちゃにしない事が必要かなと思います。 「就職に有利」という評価軸におけるコメントは研究室の教官と他の教官の言っている事は両方とも正しいと思います。若干のレベルの差が有利になる事もあれば、ならない事もあるという事です。 「やりたい研究をやれる」という点に関しては、現在の指導頂いている先生の『どうせ外部に行くのであれば・・・中略・・・廃れた技術を学ぶのはおすすめできない。』というコメントが気になります。このコメントがなければ、「今の先生は人手が欲しいからあなたを引きとめようとしてるんでしょ」「今の先生はあなたの事を知りもしないで適当な事を言っている」とか言おうと思ったのですが、この言葉からすると、あなたを観察した上で、やりたい事に関して、もう少し広い視点から「若い者はああいった研究(向こうの研究室の研究)にあこがれるもんだけど、あの研究には発展性がないんだよな」とか「そこそこ重要な研究だとは思うけど、実質1年半くらいの期間じゃ身につかないんだよな」という感想を持っていて、しかもそれは多くの勉強を積んできた人の一般的意見なのかもしれません。 というわけで「やりたい研究」の意義や将来性、習得時間などについて再考するとヒントが得られるような気がするのですが、いかがでしょう。
お礼
ごもっともです。 確かに、研究が「面白そう」というだけで決めてしまいました。 僕から見ても、志望研究室でやっている事はある程度研究されている分野だと思うし、発展の余地もあまりなさそうだとは思います。 かといって、今の研究室でがんばれるのかと言われると、疑問に思う部分もあります。 もっと情報を持ってから動くべきだったんですね。1年前の行動とはいえ、うかつだったと思います。 回答ありがとうございます。
- sanori
- ベストアンサー率48% (5664/11798)
こんばんは。 具体的な大学・大学院名がわからないので、断言はできませんが、 通常、偏差値が7も違えば、ネームバリューにも明らかな差があるのが普通です。 「50前後の偏差値の大学であれば大学のネームバリューなどウチと大差ない」 は、一般論としては誤りだと思います。 「それでもせいぜい50ちょっとです。」ということは、 現在の大学が約45、検討している大学(院)が約52 ということですよね。 40台と50台では、明らかに印象が違います。 偏差値60前後にいる人数と、50前後にいる人数は、圧倒的に後者のほうが多いです。 つまり、50前後では、偏差値が少し違うだけで、順位が大きく変わります。 勿論、同じ大学の大学院に進んで、大学の研究室から一貫して研究活動を行えば、まとまった仕事はできるでしょうね。 ですけど、それによって研究内容が評価されやすいとするのは、「きれい事」だと思います。 やりたいことを決めて、それができる大学院であれば、チャレンジすればよいと思います。
お礼
偏差値は大体あっています、その通りです。 大学だと偏差値7違うとかなり違うようなのですが、大学院ではあまり意味がないと言われてしまい、正直混乱してしまっています。 やりたい事は、志望大学院でやっている事だと思っていました。 ただ、こうも教官に否定されてしまうとやはり落ち込んでしまって、それで合っているのか正しいのかどうか分からなくなってきてしまいました。 回答ありがとうございます。
- haruhyouby
- ベストアンサー率21% (85/390)
院の場合偏差値ではなく研究内容で選ぶのではないでしょうか??たしかに学部偏差値や知名度の高い大学の院の方が将来が開けている気はするのですが、そう知名度や偏差値が変わらない場合は純粋に研究室の研究実績・研究内容で選んでも良いと思います。
お礼
希望している研究室も現在の研究室も、研究業績という意味ではあまり違いはないと思っています。 研究内容こそ違いますが、いくら修士が専門的とはいえ、それほど内容がズレているわけでもないので就職に大きく違いが出るのかいまいち掴めずにいます。 仮にやりたい内容だけで選ぶとなると、志望研究室なんですけれどね。 回答ありがとうございます。
- dghjty145
- ベストアンサー率46% (42/90)
外部大学院に進むことをお勧めします。 理由の第一は、あなたが興味を持っていること、やりたいことを大学院で学んだほうが、身に付くし、実績も残しやすいと考えるからです。 第二の理由は、外部の異なる環境で研究をするほうが、人生にはプラスになると思うからです。たとえ期待どおりの環境ではなかったとしても、そこでの頑張りや苦労が将来生きてくるはずです。固定した環境よりも、いろんな環境で学んだほうが視野が広がります。 最先端技術と言っても、はやりすたりはあります。就職時点だけでものを見ないほうがいいと思います。職業生活は長いので、自分が主体的に何に興味を持って、何を行ってきたのほうが、重要だと思います。
お礼
回答ありがとうございます。 確かに、今の研究室のまま居てもすごくやる気が出るようには思えない所はあります。 自分が何をやりたいのか、じっくり見据えたいと思います。
お礼
教授のプッシュはだいぶあるようですね。 外部も内部もどちらの教官も元一般企業の方らしいので、そういう意味でのパイプはあるようです。 内部の教官は面倒見がよく、非常に多くの企業を研究生たちに紹介してくれています。 じっくり調べてみようと思います。 回答ありがとうございました。