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光学遷移における選択則

光学遷移における選択則を学習しています. 水素原子を考えたとき,パリティの対称性から1s→2pに遷移可能であることは理解できるのですが, 何故3s→4fは遷移できないのでしょうか?つまりΔl=±1という要請はどこからくるのでしょうか?

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  • eatern27
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回答No.1

電気双極子の遷移(E1)を考えているって事でいいんですよね? まぁ、簡単に言えば、(電気双極子で)3s→4fに遷移すると、角運動量保存則に反するんですよ。光子のスピンが1なので、電子系の角運動量の大きさは1までしか変化できないんです。 式で導出したいのなら、電気双極子の行列要素を考えるだけですね。角運動量の合成とかを知っていれば、まぁ、何とかなったはずです。例えば下記が参考になるでしょう。 http://quantummechanics.ucsd.edu/ph130a/130_notes/node422.html

physique
質問者

お礼

eatern27さん フォトンと角運動量を考えるべきなんですね. 大変明確な回答ありがとうございます. 詳細は勉強してみます.

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