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一人称小説

A 俺は近道はないかなと思った。すると、以前達也が教えてくれた抜け道のことを思い出した。 俺はその道で行くことにした。 B 近道はないのかな。そういえば、前に達也から抜け道のことを教えてもらってたんだ。 よし、その道で行ってみるか。 AとBを比較して感じることをなんでもいいので教えて下さい。 (最近創作を始めたばかりで、一人称小説の書き方がよくわからなくて困ってます)

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noname#25358
noname#25358
回答No.4

 アマチュア作家です。  AとBの違いですが、これは要するに「読者の位置」の違いです。  Aの場合、読者は「主人公をその隣から見ている」イメージになります。主人公と読者が完全に分離していて、読者は主人公が書いた日記か何かを読んでいるイメージです。  この方法だと、三人称に近い描写が多くなるので、一人称にあまり慣れてない読者でも、比較的読みやすいのが特徴です。  しかし、主人公と読者の性格や年齢が遠すぎる場合、あまり共感してもらえない欠点があります。  また、対象となる読者層としては、他人のことを自分のことのように感じられる、いわゆる「共感能力」の高い読者に対して有用です。具体的には、第二次成長期以降の読者や、小説慣れした読者などです。  対してBは、「主人公と同じ目線」で世界を見ていることになります。  モノローグは基本的に「ずーっと主人公のセリフ」であり、必然的に主人公の心理描写が多くなるので、ハマると読者に共感されやすくなります。読者は主人公の経験を「自分のこと」として経験するからです。  ただし、一人称小説にあまり慣れていない読者は、場合によって不快感を覚える可能性があります。が、第二次成長期以前の、人間としての「共感能力」がまだあまり発達していない読者に対しては有用です。  創作する場合の難易度としてはBの方がレベルが高く、注意して書かないと安っぽくなってしまいます。

uriurir
質問者

お礼

ご丁寧な回答ありがとうございました。 大変参考になります。 ご迷惑でなければ、さらに質問させて頂きたいのですが。 ●Bだけで押し通すことは不可能のようにも思えるのですが、どうでしょうか?  ●Aでいくとしたなら、可能な限りAで押し通した方が良い感じになるでしょうか。それとも、所々でBを混ぜた方が良いものになるでしょうか? ●AとBorBとAを半々、4:6、3:7くらいの割合にした場合は、読みにくいものになってしまうでしょうか? ●もし、今回の質問のようなことを解説している小説作法の本をご存知でしたら教えて頂きたいのですが。 厚かましく質問してしまって申し訳ありません。 ご迷惑でしたら無視して下さい。

その他の回答 (7)

noname#25358
noname#25358
回答No.8

 追加で質問があるようですので。 >●Bだけで押し通すことは不可能のようにも思えるのですが、どうでしょうか?  可能です。  ですが、先の回答で「Bの方が難易度が高い」と書いているように、難しいです。  たとえば神坂一のスレイヤーズシリーズや、中村うさぎの極道君シリーズなんかはBですが、ストーリー的に必要と思われる描写がなかったりします。  Bは俺もシリーズによって使いますが、どうしても三人称のシーンを混ぜたくなりますね。 >●Aでいくとしたなら、可能な限りAで押し通した方が良い感じになるでしょうか。それとも、所々でBを混ぜた方が良いものになるでしょうか?  可能な限りAのみで書いた方が無難です。  Bを混ぜることも可能ですが、「Bが混ざった」ということを文章できっちり説明しないと、読者は簡単に混乱してしまいます。 >●AとBorBとAを半々、4:6、3:7くらいの割合にした場合は、読みにくいものになってしまうでしょうか?  もちろん読みにくくなります。  AにBを混ぜる場合、長編ストーリーの中の1シーンのみBとか、精々それくらいです。  俺の場合、ついBの中の1シーンをAにしてしまい、反感をかってしまいます(笑) ホントはそういうことやめたいんですけどね(^_^; >●もし、今回の質問のようなことを解説している小説作法の本をご存知でしたら教えて頂きたいのですが。  俺はそういうのは読まないので……(^_^;  1つだけ言えるのは、俺や他の回答者の方がいかなる回答をしようとも、『必ずしもそれに従う必要はない』ということです。  あなたが望むなら、『私はこう思う! だからAとBを混ぜる! 何が悪い!』と言い切っても構いません。それが小説というものです。  作法なんてものはそもそも存在しませんし、経験は時間が用意してくれます。  小説を書くことが楽しいと思えるうちに、自分の思った通りに書くことです。もちろんそれは、自分で作法を見つけ出すことを自分で覚えなきゃいけないということでもありますが。  今はまだ「自分のやり方」を見つけきれてない段階なのでしょうが、それも時間とともに身に付きます。  あなたは今こうして日本語を操ってるんですから、あとはそれをストーリー仕立てに書き上げるだけです。

uriurir
質問者

お礼

追加質問にまで答えて頂けて、大変感謝しております。 非常に参考になりました。 >あとはそれをストーリー仕立てに書き上げるだけです。 そうですね。とにかくいろいろ書いていく中で試行錯誤していきたいと思います。

回答No.7

#6です。 ちょっとボケてました。 三人称ではなく一人称に訂正です。

回答No.6

趣味で小説書いてます。 AとBの受けた印象の違いです。 Aの方は他の方も答えてますが3人称に近い印象です。 終わりが全部「た」になっているので淡々とした文章の印象も受けました。 Bはなんと言おうと一人称と言えますが、独り言に近い感じがあります。 3人称はとても難しく、あまりに独り言になってしまうとうるさく感じてしまうんですよね。 私が3人称で書くとすれば、AとBを足して割ったようにします。(臨場感を出すために勝手に設定足しますが) 以下のような感じはいかがでしょうか? ******************************************** 近道はないかな。 俺は考え、考え、そして考えた。 焦りが考えを迷路に誘い込む。焦れば焦るほど同じことをぐるぐると考えてしまう。 それではいけない。 俺の中で焦りと落ち着こうとする気持ちがぶつかり合う。 ふと、以前達也が抜け道を教えてくれたことを思い出した。 迷路の壁は崩れ去り、出口だけが残った。 よし、その道で行ってみるか。 俺の足はすでにその道に向け歩みだしていた。

uriurir
質問者

お礼

ご丁寧な回答ありがとうございました。 >以下のような感じはいかがでしょうか? ちょっとくどいような感じもしますが、切羽詰った状況であるなら雰囲気は出ていると思います。

  • intruder
  • ベストアンサー率29% (51/172)
回答No.5

一人称って客観的な描写が難しいですけど、はまると感情移入しやすいですよね。 創作頑張って下さい。 読書好きなんですが、文章は下手なのできつい言い回しになってしまうかもしれませんが、覚悟しておいて下さい。(笑) A 最初見た感じでは作文みたいだなって感じました。 #1さんも書かれてますけど、経験したことをあとで思い返している感じですね。 細かい部分をいうと、「すると」っていう表現は、余りにも直接的な説明文すぎます。一昔前のアドベンチャーゲームみたい。 あと、一人称では視点が決まっているわけですから、「俺は」の連発はちょっとくどいです。 B 独り言のような文体ですね。そういった意味では心理描写には向いているかもしれません。 その分客観的な描写には向かないでしょう。 独り言をずっと聞いているとイヤになってくるように、主人公の行動全てをこの文体で説明させるのはきついでしょうね。 この文でもちょっと。。。(^_^;) 無責任な批評は出来るけど、校正は出来ないので、このような回答で申し訳ないです。 質問の趣旨とはちょっと変わってしまいますが、ブラム・ストーカーの「吸血鬼ドラキュラ」を知っていますか? 全編が誰かの日記という形で構成されています。章ごとに主人公は変わるけど、日記だからそれぞれが一人称です。 遙か彼方昔に読んだので勘違いかもしれないですけど、一人称の小説ってことでこれを思い出したので。

uriurir
質問者

お礼

ご丁寧な回答ありがとうございました。 >「すると」っていう表現は、 >「俺は」の連発は この辺はようするにAとBの違いを明確にするために、あえてAの特徴を浮かび上がらせたつもりでした。指摘されていることは尤もだと思います。 >ブラム・ストーカーの「吸血鬼ドラキュラ」を知っていますか? 小説は読んだことがないです。 面白そうですね。 機会があったら読んでみたいと思います。

  • nasuplus
  • ベストアンサー率23% (21/88)
回答No.3

Aだと…文法上非常にヘンな感じです(ごめんなさい)。「俺」じゃなくても例えば「A」でも成り立ちますよね。ていう事はこれは一人称ではないって事です。 Bはちゃんと、誰かが語っているんだなという、説得感があります。 なので、一人称で書こうとするならばBでいくのがいんじゃないでしょうか(*^^)v

uriurir
質問者

お礼

回答ありがとうございました。

  • tanbokun
  • ベストアンサー率26% (25/94)
回答No.2

Aは、「大人」「しっかり」「正攻法」「まじめ」・・・要するに、文章として堅い感じです。一人称とはいえ、「俺」という人物の三人称ともいえる書き方ですから、一歩引いた感じがします。一人称でも客観的な書き方だと思うので、状況説明とかを挿入しやすいです。 Bは「若者」「明るい」「軽快」「読みやすい」・・・くだけた感じですね。とっつきやすいし、読みやすい。直接、主役の想いが伝わるので、感情移入がしやすいと思います。ただし、周りの様子を伝えたいとき、主人公が長々と観察しなくてはいけないので、状況によっては違和感があるかも。 わたしは、基本はAで、山場当たりにBを使うという風にする事が多かったです。

uriurir
質問者

お礼

回答ありがとうございました。 >わたしは、基本はAで、山場当たりにBを使うという風にする事が多かったです。 創作をされているのですね? 私も今はそんな感じかもしれないです。

  • e33
  • ベストアンサー率10% (25/241)
回答No.1

Aは 主人公の「俺」という人物がいて、その他(背面?)に「書き手」がいる 主人公(過去の俺)≠書き手(現在の俺or第三者) Bは 主人公しかいない(主人公=書き手) 文学に関しては素人なので 意味不明な文章になってしまいました

uriurir
質問者

お礼

回答ありがとうございました。

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