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中国の地震で
沢山の家屋が倒壊したようです。 日本ほどじゃないにしろ中国も地震のある国のようです。 学校や病院が倒壊するのは日本では考えにくいのですが、 建て方とか違うのでしょうか? それとも技術的な問題なのでしょうか?
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日本は周辺に4つのプレートが重なっていますので(いわゆる地下でずれる地盤のかさなったところ)、どこでも地震がおき、建物も木造で耐震性がある程度あります。 中国は、四川を囲むようにプレートがありますが、それでも中国のどこでも起こるという感じでもないようです。 実際、あちらに住んでいましたが、建設に対する手抜きはあると思います。きれいな外国人向けのマンションでも、裏の壁など見えないところは、タイルが適当につけられていたり、手抜きがあるなあと感じました。 また高速道路の支柱は、とても細く、地震が来たらいっぱつで倒れるな、という感じをうけました。 耐震建設など、ほとんどしていないと思います。 日本は地震でも津波でも、耐震のみならず避難方法など、過去の経験が生きていますが、中国では四川でも日本ほど頻繁に地震がおきているわけではない場合、備えがなかったのでしょう。
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- ikegonomor
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> 日本の中学校で学ぶ知識を教えていただき大変いい勉強になりました。 まあもっとも、日本でも大人になるとみんな忘れてますけどね(苦笑)。今回の四川省でも「だってヒマラヤ山脈は地震で出来てるんだから」と言ってはじめて「ああ、そういえば習ったね」みたいなところです。 ただ日本はもう過去30年以上、たとえば「東海地震」という太平洋プレートとユーラシア・プレートの衝突部分で起ると想定される大地震を想定して訓練やシミュレーションを繰り返してますし、何年かに一回は必ず大きな地震があるので、関心は極めて高いです。 > 私の知識不足を漏らした発言でもあるようですが、これから勉強します。 無知というよりは、国家権力に対する考え方の違い、より大きな意味では世界の捉え方の違いでしょう。考えてみれば、地球が自然現象でやることは、地球の自然現象の勝手であって、人間の意思やましてや政府権力の意思が関与できるはずもありません。ただ技術の発展で生活の近代化が猛スピードで進んでいるときには、ついつい人間は自分たちが科学によって地球のすべてを支配しているように考えてしまいがちです。 これは無神論の陥り易い罠でもあるのでしょうね。宗教はどんな宗教でも人間の傲慢を戒めています。もっとも、そのために人間よりも偉い「神」を想定しがちなところに問題がありますし、その点でマルクスは間違ってないのですが、たとえばダライ・ラマによれば1950年代の半ばに北京で毛沢東に会ったときに、「宗教は毒だ」と言われてショックだったそうですが、仏教は少なくともあのレベルの高度な修行者であれば、人間は世界のごく一部に過ぎず、その真理の到達は悟りでしか得られない、だから人間が真理に到達してその代弁をしていると思うことなぞ傲慢でしかない、ということは深く認識していますから。 無神論でもその王道である実存主義的無神論では、その世界と人間の関わりは仏教のもっとも高度な部分とか、キリスト教はかなり問題ありますけどユダヤ教やイスラームの根本的な部分とそう違いはありません。人間を遥かに超えて人には到達不能な宇宙の原理を「神」と呼ぶか「科学法則」プラス「偶然」と呼ぶか程度の違いです。 > 中国には中国の事情と文化(悪い文化も)があって、日本人からするとどうしてもおかしく見えるところが多々あるようですね。 実はそうでもありません。だんだん報道が出て来てますが、地震であぶり出しになった中国社会の問題は、もの凄く極端であるところは驚きますが、基本的には日本の政治文化や社会のなかでわりと平凡で、建物を建てるときに役人が業者から賄賂を要求するとか、あるいは手抜き工事、なんていうのは日本人が日頃怒ってることですから。似てるんですよね、やっぱり。ただ中国から聞こえる話は、あまりに極端すぎますが。 > 日本政府及び民間に援助隊の中国派遣の志向があったものの中国からの要請はないといったニュースは私も見かけたものです。最初は中国政府がバカだと思っていたのですが、 結局は受け入れを表明しましたね。これも日本人はだいたい想像がついていることで、その決断を下す勇気を持つ役人が下の方ではいない(対処する能力もないからこそ、プライドの問題になって自分たちでやる、といわないと上に「無能」とみなされる)のは、この国でも同じですから。中央政府の責任ある立場の人が判断するまで時間がかかるのは分かってはいました。ただ時間がかかり過ぎでしたけど、これも地震の人命救助は72時間がタイムリミイトという、日本人にとっては常識になってることを、中国では知られていなかったからだろうと思います。 ただ温家宝さんの大活躍を中心に報道しているというのだけは、我々には理解できませんが(プロパガンダだとしても逆効果でしょう)。これはさすがに「文化の違い」なのかも知れませんが、日本人にとってはこういうときの主人公は被災者になり、とくに生き埋めになった子どもをどう助けるか、みたいな話題が報道の中心になったり、被災者がどれだけ大変かということが報道されて支援の募金などが盛んになります。
- PUPUPUXI
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No.17です。No.18の方から大変有益な話しをいただきありがとうございます。少し補足させていただきたいところがありますので追記します。 日本の中学校で学ぶ知識を教えていただき大変いい勉強になりました。ところで、「ほとんど地震のなかった地域に何ゆえこんなに大規模な地震が発生したか、というのも興味深い問題で、当局及び有識者に究明してほしいところです」といいましたが、いわゆる「三峡問題」を背景に、「当局」及び「興味深い」といった言葉を用いております。私の知識不足を漏らした発言でもあるようですが、これから勉強します。 中国には中国の事情と文化(悪い文化も)があって、日本人からするとどうしてもおかしく見えるところが多々あるようですね。私は日本に来てから6年、異文化間のコミュニケーションの難しさを実感した経験は沢山あります。というのは、中国人も日本人も、無意識の間でも、自分又は自国の文化及び価値観を立場及び基準に、相手又は相手国のことを判断する傾向にあるためかと思います。 日本政府及び民間に援助隊の中国派遣の志向があったものの中国からの要請はないといったニュースは私も見かけたものです。最初は中国政府がバカだと思っていたのですが、中国のネットで情報を集めてみますと、今回の場合は外国の援助隊を受け入れても本当に役に立つかと思い出しました。中国人は情報源が政府当局から制限されているため一方的な判断を行ってしまうことがよくありますが、日本人の方も無意識の間、選択された情報だけを吸収してしまうこともあるのではと、正直思います。 質問者の質問とは無関係の話しになっているようですからすみません。 私のメールはdengmangアットhotmail.comです。No.18の方、よかったら友達でもなりましょう。知識豊かな人のようですから沢山勉強させてください。
- ikegonomor
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> 関東大震災から60年以上経ってますよね、たしか・・・ 今年で85年くらいじゃないですか? 1923年ですから。 > 基準はなくとも、それを踏まえて建てる。また老朽化に伴い補強工事をする。そーですよね、大きな地震がある国はそうですよね。 逆にここ20年くらい、そうじゃなくなってるとベテランのおっさんたちが言ってますんで、やっぱり記憶は薄れるんじゃないかと。そうはいっても「東海大地震」はもう何十年もずっと警戒してますし、やっぱり頭に染み付いてますよね、我々は。 > 中国がそうしなかったのはやはりお金の問題でしょうか・・・ 17番さんがお答えになってますが、たまたまここ100年とか200年、地震がなかったんでしょう。そんなもの地球の活動の時間の流れからすれば、たまたまなかっただけ、という程度の話なんですが、人間は傲慢ですからねぇ。ついつい自然を支配できる気分でいて、こうやってしっぺ返しを食らう訳で。
補足
そうじゃなくなってるとベテランのおっさんたちが・・・ 昔の建物よりもバブルの頃に建てられたもの方が危ないと耳にしました。 日本も安心ではなさそうですね。 薄れる忘れる。傲慢。人事ではありませんね。
- ikegonomor
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No.17の方には、とりあえずご家族がご無事でよかったですね。 またご自身やご家族の感覚は理解はできますし、だから建物に耐震性があまり配慮されてなかった、というのが倒壊が多かった主な理由だと思いますが、せっかく日本においでなのですから、地震国で世界でいちばん地震のノウハウを持ってる日本の視点も、知っておいた方がいいと思います。まあ日本の報道をご覧になれば分かることですが、 > ほとんど地震のなかった地域に何ゆえこんなに大規模な地震が発生したか、 すみませんが、日本人であれば中学生でも,地図を見れば「起きて当たり前」の話で、今まで百年とかそれくらい地震がなかったのが不思議…というか運がよかったんだろう、という感じです。 > 当局及び有識者に究明してほしいところですが、 当局は学者が言ってることを聞いてくれてればいいことですし、逆になんで聞いてなかったのかと当局の見識が疑われて責められるべきで、当局は「究明する」側でなく「究明されて」責任を追求される側として首を洗って待っていてほしいくらいですが、あの辺りは地震があってもちっともおかしくありません。プレートがぶつかって乗り上がっている周囲なので、基本的に地震の巣です。 ヒマラヤ山脈からチベット高原は、ユーラシア大陸を支える地殻のプレートとインドからオーストラリア、インド洋から南太平洋のプレートがぶつかってるところで、ヒマラヤ山脈はそのぶつかり合うエネルギーであそこまで高くなっているわけですし、チベット高原はインドなどのプレートがユーラシア大陸プレートに乗り上がっているから高原になっています。要するに「世界の屋根」とまで言われるあの地形は、地震で出来たものですから、そのそばで現在二つの地殻の大きなうねりがぶつかってるところで大きな地震があるのは、時間の問題です---という基本的な原理は、日本では中学校くらいで習っています。だから中学生でも、そんなに驚かない話です。 現に中国の研究者の方がずっと研究を進め、日本に留学したりして解明を進めているわけで、庶民が知らないのは興味もなく忘れているのもしょうがないとしても、当局がまったく無警戒だったのは、日本人からすると「なにやってんだ」という感は否めません。逆に言えばそれだけ日本は地震の知識とその対策が浸透している国であるわけですが。 日本政府はすでに5億円の援助を検討していますが、お金や物資だけでなくノウハウを持ってる日本の専門家が入らなければ意味がありません。たえば瓦礫や土砂崩れから人を救い出す技術は、自衛隊は世界一のレベルです。なにしろ経験がありますから。現地からの報道を見てれば、医者も明らかに不足しています。今後の対策のためにも、日本人の研究者も現地入りするのが中国のためにもなります。外国人の立ち入りを制限して人的支援を拒否している中国政府当局は、その点でも大いに問題があると、率直に思います。
- PUPUPUXI
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日本に居る中国人です。 「中国も地震大国だ」というのは事実ですが、地方によって異なります。例えば、北京周辺は元来から地震の多いところなので、特に76年の「唐山大地震」以降に作られた建物は、一定の耐震性を持っていると思います。しかし、そうでないところも沢山あります。 実家は四川省ではないが今回の震源地とわりと近い地域にあるので被害地といえます。両親は地震による揺れを強く感じて、母親は所在のビルから降りて緊急避難したそうです。 ところで、両親は故郷で60年位も住んでいますけど、はっきりとした地震の体験は今回が初めてだということです。ちなみに、私は故郷で20何年も住んでいたが地震にあったことがなくて、はじめての地震の体験は日本に来てからのことです。 あんまり地震のないところなので、建物は強い地震に耐えられる位の丈夫さで建てられていないのは事実であると思います。発展途上で古い工法で作られた建物も多く、悪質業者による「手抜き」の存在も確かにあると思います。その3つの原因によって、具体的な数が計測できないが、より多くの人が犠牲者になっているという嘆くべき結論をつけることができるでしょう。 ほとんど地震のなかった地域に何ゆえこんなに大規模な地震が発生したか、というのも興味深い問題で、当局及び有識者に究明してほしいところですが、今のところは、被害を受けた方々の救助を最優先に取り組んでもらわないといけないと思います。 最後は、被害地にある方々が一日も早く正常な生活に戻られるよう祈るとともに、今回の地震災害に多大の援助及び関心を投下された日本と諸外国の方々に感謝の意を申し上げます。
補足
ご回答ありがとうございます。 まずご無事でなによりです。離れているのでご心配でしょう。 日本の建設の技術は世界トップクラスと聞きます。また地震についても 他の方もおっしゃっていましたが、日本はお金だけではなくその技術を。 これからの建物にはぜひ生かしてもらえるようになることを願います
- ikegonomor
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追加: > 日本でも築20年以上の学校や病院も危ないということでしょうか? 日本の築20年以上の学校や病院の建物は、柱も梁ももの凄く太くて頑丈に設計されてますよね。注意してご覧になればすぐに気がつくと思いますが、小学校の柱なんてもの凄い太さです。しかも最近は、さらに斜めの鉄骨を入れて補強しているところも多いです。 その昔、これはもう設計している側や建てている側の職業的な良心の問題なんでしょうが、とにかく子どもの安全のために学校と病院は頑丈でないと、という意識は日本は強かったんだろうと思います(し、現に建築関係者はよくそれを指摘します)。日本は関東大震災があったので、耐震性というのは法的基準が出来るまでもなく、とくに関東では意識されていたのでしょう。一方で新しい建築基準が出来た頃から、ただ法的基準を満たせばいいという設計が多いそうで、デザイン性も重視されてますしかえって危ないかも知れませんね。 長春の帝冠様式の建物だとかも、ずいぶん頑丈そうに作られてましたが、近世から近代にかけて日本は大きな地震によく襲われてますから、やはり意識が高かったのでしょう。一方で神戸の震災で倒壊が多かったのは、あのあたりは百年以上大きな地震がなかったので耐震意識が低かったというか、大地震が来たら一発で壊れる建物が地震がなかったからそのまま建っていたわけで。 しかし今回の中国の地震では、北京でも台北でも揺れが観測され、しかもとくに高層ビル(最近の高層ビルは柔構造でわざと揺れてエネルギーを吸収するように設計されています)が長周期の震動で激しく揺れて大変だったそうです。震源の位置も浅くて、しかももの凄いエネルギー(7.9とか言われてますね)なので、あのくらいの被害はある意味当然かも知れません。
補足
再々ありがとうございます。 阪神大震災より大きい地震だったとニュースで聞きました。 あの時は日本でも高速が倒れましたね。 あの光景には驚かされました。今東京に同じ規模の地震がきたら・・ どうなってしまうのでしょうか。首都高やばそうです。恐いです。。
- yellow315
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#1です。 私が見たTV番組で取り上げていたのは 「震源地から300km以上も離れた重慶でも、学校が倒壊した」 という話題だったようで、地震が非常に少ない地区というのも「重慶」の話でした。 てっきり震源付近の話題かと、よく調べもせずに書き込んでしまいました。 申し訳ありません。
補足
いえいえ、こちらも無知でして ご回答ありがとうございます。
- takajizou
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ご質問に対して、余分な修飾は抜き回答します。 現在北京市内で建築中のビルを見るに、大変構造に問題ありと思っています。建物は柱と壁で強度を保ちますが、当地のビルは柱が比較的細く、壁が極端に少ない構造になっています。そして梁と柱の間をレンガで埋めているため、構造上そこに鉄筋は貫通せず、強度メンバーになっていません。このような構造は建物の大小でも違いは無く、官庁街を含む、ほとんどの地区のビルがそうです。 また、日本のビルとの大きな違いは、中国は鉄筋コンクリート構造が主流ですが、日本では鉄骨構造が主流です。この違いが特に高層建築の場合、耐震に大きく影響します。 古い民間の小建築物はレンガを積み上げただけの壁で構成され、鉄筋はあっても1M間隔(目測)程度です。また、レンガの目地となるモルタル用細砂の質も良いものとは思えません。
補足
ご回答ありがとうございます。 鉄筋と鉄骨の違いなんですね。 中国は今とても発展してきています、当然技術等もあると思っていました。 もしないなら、復興には日本が技術協力して教えてあげてほしいです。 地震に備える、という考え方はこれからなのかもしれませんね。
- ikegonomor
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補足: > 壊れた中学校や病院がテレビに写ってますが、やっぱり相当に古い建物です。手抜きとかそういう問題以前に、単に建築年代が様式から見る限りでは1930~40年代くらいのものでして、 …というか、耐震性、強度ということでいえば、がれきから判断するかぎり、そもそも「鉄筋コンクリート」という概念が普及する以前の建物でした。鉄筋が写ってませんでしたからね。 要するに部材を重ねてセメントかしっくいで固めただけのものですから、伝統的な石組みやレンガ作りと構造的にはそんなに変わりません。 手抜き工事とか「だから中国は」とか知ったかぶった論も出て来てますが、「学校や病院が倒壊」したのは、とりあえず現物で確認できる限りで今のところ責任を持って言えるのは、単に建物が古かったから、です。まあテレビで取材した建物がそうであるだけで、他はどうか知りませんが。
補足
ご回答ありがとうございます。 1930~40年代ということは、60~70年以上前の建物ということですか、 その頃は、鉄筋コンクリートではなく、コンクリートのみというのが 一般的な建物だったのでしょうか。 日本にも古い建物がたくさんあると思いますが、同様なのでしょうか。 日本もいつ大地震が来ても不思議じゃないので、そうなら恐いです。
- ikegonomor
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壊れた中学校や病院がテレビに写ってますが、やっぱり相当に古い建物です。手抜きとかそういう問題以前に、単に建築年代が様式から見る限りでは1930~40年代くらいのものでして、まあ中国の田舎なので50年代とかそんなものかも知れませんが。 一般住宅は手作りのレンガ作りやブロック作りがほとんどだそうですから、これも「手抜き」とかそういう以前の問題でしょう。 なんだかまた中国人への偏見が蔓延しつつあるようですが、なんだかみっともない…。要するに発展途上国の地方都市というだけでしょう。それよりもこういうときにはどういう援助ができるかを考えるべきでしょうにね。とくに地震については世界でもっともノウハウがある国なんですから。
お礼
ご回答ありがとうございます。 いろんな方がおっしゃっていますが 地震があまり身近ではなかったようですね。 学者や技術者の方は知識があるのでしょうから 今後は日本も中国も経験を生かした建物を また古い建物には補強工事を 備えるような国になってほしいです。