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弁理士として開業するために

長くなりかつ、文章能力が低いですがご容赦ください。 私は、現在学生であり、昨年では論文試験で落ちてしまいましたが、弁理士を目指して今年には試験に合格をしたいと考えております。また、来年企業に就職をします。 今年の就職活動で多く内々定をいただいて、現在2社まで絞っている状況です。かなりさもしいですが、将来的には独立開業を考えており、企業でいわゆる「コネ」を作りたいと考えています。 そうであるならば、通常からすると下記に示す最大手メーカーBに決めるべきだとは考えているのですが、B社には明細書の実務がほとんどありません。開業には向いていないのかもしれません。 そこで、弁理士の方やその手の業界にかなり詳しい方達に、どちらの企業が良いかご意見を聞かせてください。 (注)開業を視野に入れて企業に入るのは失礼だ!というご解答以外でお願いします。正直話、この先本当に開業に踏み切るかは全く分からないです。 1・大手メーカーA。 特許出願件数は年間1000~2000件程度。 仕事内容は、特許調査、中間処理だけでなく明細書の実務もかなりある。 2・最大手メーカーB。 特許出願件数は業界ではトップクラス。 仕事内容は、年間膨大な数の出願の中間処理や他社の侵害調査、特許調査が中心で、明細書の実務はほとんど無い。 お恥ずかしい話、いまだ深い内容について質問できる弁理士さんの知り合いがあまりおりません。 解答の内容をすべて鵜呑みにする事はありませんので、皆様の独断と偏見でかまいません。多くの方からご意見をいただきたいと考えております。

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  • ベストアンサー
  • walkingdic
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回答No.2

明細書の実務とは具体的に何を指しているのでしょうか。 大企業における特許出願の流れは、 1.発明者がアイディアを書く 2.特許担当がチェック、出願方針(請求項をどうするか、ひとつの特許なのか複数の特許なのかなど)の検討 3.発明者、特許担当、特許事務所の弁理士により最終的なアイディア内容と出願内容について打ち合わせ 4.特許事務所の弁理士は配下の弁理士ではない明細書き担当者に指示 5.弁理士がチェックして、企業に明細書原案を送付 6.企業では発明者、特許担当者がチェック 7.特許事務所が出願する という流れになります。明細書の実務といっても、全容は上記のように複数の人間が関与しますので、一人で全部は無理だし、明細書作成という狭い範囲で言えば、主に関与するのは発明者と特許事務所の担当者(弁理士の下請けですね)です。 企業側特許担当者はもちろん弁理士とまで行かなくてもそれなりに特許に関して知っていることが条件になります。もちろん大企業の場合には社内にも弁理士資格を持つ人が特許担当をしていることもあります。 個人的にいうと、企業側が特許事務所に対して何を求めているのかというのは、企業の特許担当者の経験をすることでよくわかるのではないかと思います。 それは特許事務所にいては十分にはできないことではないかと思います。 ちなみに大企業の特許担当者の立場からスピンアウトして特許庁に入った人とか、特許事務所に入った人などいろいろいます。 ただ一般に明細書チェックなどを担当する特許担当者というのはもともとが技術出身で技術に明るい人です。でないとアイディアも理解できないし明細書も理解できませんから。 同じく弁理士さんもよく理解しているとは言えず、実際には弁理士さんはその技術分野に明るい特許明細書を書いてくれる人を雇って書いてもらっています。

ks_patent
質問者

お礼

ご回答ありがとう御座います。 先輩社員の方とお話をした所、B社では特許担当者が明細書の草案を作るという事はないそうです。A社は担当者が作成し、事務所側がチェックをするという形だそうです。 明細書には複数の方が関わる事は承知なのですが、出来れば「文章化する仕事」も携わってみたいと考えておりました。 私も入社するに際して、発明の要旨を理解できる力が身につくか、という事を心配しておりました。 企業の先輩のお話ですと、最近はそういった教育体制がしっかり整っているので、発明の要旨を理解する力はつくそうです。実際は分かりませんが。

その他の回答 (4)

  • walkingdic
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回答No.5

>B社では特許担当者が明細書の草案を作るという事はないそうです。 >A社は担当者が作成し、事務所側がチェックをするという形だそうです。 どこでもそうだと思いますよ。 基本的に発明者がたたき台は作ります。特許担当が書くことはないですね。特許担当は技術出身でもとても発明者の発明内容の原案を書くことすら無理ですよ。世の中にない話だから特許になるのであって、世の中にない技術を概要はともかく詳細まで理解しろというのは無理ですから。 その上で明細にするのは特許事務所の弁理士の下で働く人です。この人は技術畑ですね。大抵は。 技術のわからない人に任せると山のように添削しなければならなくなるので、とっても大変です。 なので発明者の立場からすると仕事を頼みたい特許事務所=その技術に明るい明細書きの人がいる事務所となりますね。 私は発明者の立場で数多くの特許を出してきていますけど、やっぱり簡単に書いた原案からきちんと明細に理解して、そして補足、補強して書いてくれる人と仕事をするのはとても楽でありがたい存在です。 >出来れば「文章化する仕事」も携わってみたいと考えておりました。 原案から明細にするということなら、それははっきり言うと無理でしょう。 というか、できの悪い明細書きする人にしかなれませんよ。 かぎられた時間内で(大抵は特許は依頼してから明細完成までそんなに時間はありません)、専門分野の話をきちんと正確にまとめるとともに、補強するというのは、弁理士の能力ではなく、その専門分野に関する技術者としての能力が問われます。 >私も入社するに際して、発明の要旨を理解できる力が身につくか、という事を心配しておりました。 発明の要旨の理解程度であれば弁理士にとっても必要な話ですから大丈夫、というか理解できなければこの仕事は出来ません。

ks_patent
質問者

お礼

再度のご回答ありがとう御座います。 論点から少し離れてしまっていますが、 発明者の方のご意見も大変ご参考になります。 来年から大手メーカーの知財部員として仕事をしていく以上、 発明者の方に満足していただけるような人材になる事は大変 大事な事だと考えています。 技術の知識を身につくかは分かりません。これは研究開発の仕事、営業 の仕事、その他どの仕事についても、将来的に力がつくか否かは分かりませんし、どの新入社員も不安に思っていると思います。 私は企業に入った後、技術の要旨を理解する力を身につけるために、 努力は惜しまないつもりです。もちろん専門書の方も読むつもりでいます。 もし、努力をしても駄目な時、それはまさしく回答者様の言うとおり、弁理士として仕事は出来ませんし、素質が無いのだと言わざるをえないと思います。

  • kougan
  • ベストアンサー率61% (39/63)
回答No.4

私なら最大手メーカーBにします。 明細書は書くことも大事ですが、読むことの方がもっと大切だからです。 また、大企業の知財部はレベルが高いです。 知財に対する考え方や業務手順など、勉強になることがたくさんあります。 一方、出願件数が少なくなれば、知財に対するレベルが低くなるように感じます(個人で能力が高い人はいますが)。 ちなみに新卒で特許部に配属される人もいますよ。 私の会社では、5人ほど新卒で配属されていました。

ks_patent
質問者

お礼

ご回答ありがとう御座います。 確かにおっしゃる通りかもしれません。書くだけが仕事ではないですから。 私も法務・知財の特許部のほうで内々定をいただいています。5名配属する企業だと回答者様の企業はかなり大きい所ですね。 最大手メーカーBでは無いと嬉しいのですが・・・。先輩の方には聞かれたくない話なので。

回答No.3

今年受かるという保証がありませんから、 勉強のために確保できる時間が多いほうにすれば よいのではないすか?

ks_patent
質問者

お礼

御解答ありがとう御座います。 どちらも大手企業であり、知的財産部の仕事は忙しいという話を良く聞くので、勉強する期間は確保しにくいかもしれませんね。 今年もし失敗しても、来年の3月までは学生なので、それまでに知識を完璧にしておきたいと考えています。

  • tono-todo
  • ベストアンサー率16% (169/1028)
回答No.1

非常に大事な点で勘違いがあります。 企業に入った後、あなたの配属・仕事を決めるのはあなたではありません。希望を述べることは可能ですが・・ 周囲の人があなたの適性を見て判断します。 うまく合致しなければ、次々と職場が変わるだけ。 社内の特許を扱う部署が新卒を入れることはまずないでしょう。 総務系の仕事をこなして来た人、技術系の仕事をこなして来た人が通常配置されます。 将来独立するなら、弁理士事務所が一番です。 弁護士で独立を志望する人は弁護士事務所に行く人が一番多い。 司法試験パスして企業に入る人もいますが、大体が出世しています。 私の後輩(今30才)は地方公務員になりました。

ks_patent
質問者

お礼

ご解答ありがとう御座います。 私は職種別面接で内々定をいただいているので、入社する大手企業の仕事はすべて法務・知財の特許関係の仕事です。その点は問題はありません。 事務所で働くとコネが作りにくいという(話を聞いた)事と、顧客(企業)の立場からも仕事を経験したいという理由で、企業の知財部を選びました。