- ベストアンサー
看護士と医者の間
先日テレビを見ていて、数年前まで病院がお年寄りの方々の寄り合いの場になったりして、多くの人は簡単な健康診断などを受けて帰られるという話をしていました。またその多くの人は内科であるとも聞きます。 そこでお聞きしたいのですが、このような簡単な診断をする看護士とお医者さんの間のような資格者というのは、存在し得ないのでしょうか?問題がありそうな方、症状のある方はお医者さんに診断も受けるというかたちです。 日本は先進国中でお医者さんの人口比がとても少ないために病院がいつも込んでいるという話も聞きます。お医者さんは多くの知識を必要とする職業で人材を簡単には増やせないという話ですが、上記のような事が可能なのであれば高齢化社会に対応してお医者さんをバックアップするという意味合いでの人を増やせるのではないかと思ったのですが、病院で行われている初期診断のような事は、医者としての専門知識とセットでなくては出来ないものなのでしょうか? 医療について素人ですので、お医者さんの専門性がどこでどう生かされているのかなど全くわかっていないので、不躾な内容なのかも知れませんが、この辺りご存知の方解説をいただけたらと思います。 よろしくお願いします。
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
こんにちは。 おそらくイメージしてらっしゃるのは、米国のpractitional nurse(PN)の様な制度のことだと思います。PNは米国のドラッグストアに併設されている簡易診療所で医者代わりに簡単な病気の診断(風邪など)を行い、処方箋を書く権利を持っている看護師です。但し実施できるのはあくまで軽い疾患に対する診察までで、自分で分からない症例は正規の医師に紹介します。 日本でも、地方の山間の遠隔地などで医師がいない地域にいらっしゃる巡回保健婦・看護師さんがいらっしゃいますが(診察・診断はしませんが)、限りなく少数派ですよね。 このような制度をもっと拡張すれば米国型のPNになっていくとは思いますが、日本の場合このような制度下で何か医療事故が起こった場合、おもしろ可笑しく大騒ぎする方々(マスコミその他)がいますし、責任の所在が曖昧になる可能性もあり現行法制下ではかなり難しい(医師会も反対しそうですし)のではと思いますね。
その他の回答 (3)
- grumpy_the_dwarf
- ベストアンサー率48% (1628/3337)
日本にも似たような制度はありますよ。産科限定で助産婦ってんで すけどね。利用者側に選択権を与えたために誰も彼も産科医の方に 診てほしがるとか、トラブルが深刻になってから医者にまわして来 て法的責任は全部医者が負わされるとか、全然マトモに機能してま せんね。専門性を主張する看護士内部の制度もありますが、責任は 負わないのでただの飾りです。 初期診断を担う保健婦なり家庭医と専門的な医療を行う医師を完全 に分離して、勝手に専門医のところに押し掛けられないとか術後は 経過に関わらず家庭医のところに戻るとか、強制的な振り分けを行 うことと、それぞれの段階で患者との明示的な契約で責任範囲を明 確にすることが必要でしょう。
- jun0422
- ベストアンサー率52% (102/193)
日本でも医師不足解消のために看護師による処方など業務拡大を…と話題になっていますが、実現しそうにないし、ほんとうにそうなるとしてもまだまだ先のことです。
- miyabi29
- ベストアンサー率37% (3/8)
アメリカに大学院留学中の看護師です。 先の質問で、答えはでていますが、補足。 アメリカではNurse Practitioner(NP)といいます。 (ちなみにPNというと日本で言う準看護師になります) RN(正看護師:大学卒)を持った人が、大学院での教育(NPになるための)を受けるとNPになります。専門知識をクラスで学ぶだけでなく、実習もします。 NPはアメリカでは40年以上の歴史のある制度で、 医師不足(とくに田舎)解消を目的として、始められたようです。 当初は、かなり医師の反発(今もあるようですが)あったようですが、 社会的に認知されている職業のようです。 日本では、残念ながら、まだこのようなシステムがありません。 (いろいろな問題がからんでくるので。)