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英単語の暗記方法について
僕は今偏差値55くらいの大学を目指して受験勉強をしているの者なのですが、英語があまり得意でなく今日英単語を暗記することから手を付けています。それで悩んでいるのが英単語の覚え方です。とにかく単語を発音して見て覚えるということを繰り返しているのですが、たまに発音の仕方が判らず覚えるのに苦労するものが出ていてしまいます。例えば、「conspicuous」といったような単語の類です。こういった場合無理やりでもアルファベット読みして覚えてしまうのか、それともちゃんとした発音で覚えていくのか、どちらが効率のよく的確な覚え方だと思いますか?またどういった単語の覚え方というものがありますか?英語、英単語を覚えることに秀逸な方、是非ご指導、ご指摘お願いします。 ちなみに今使っている英単語帳は「単語王」です。
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こんにちは。 皆様のご意見に反対するつもりはありませんが、私は私自身の考えがあります。人には、それぞれの記憶しようとするパターンがありますから、人が良いというものが必ずしも正しいとは限りません。私は、言語学を少し勉強しましたので、それらを応用しています。 最初に、私自身の失敗から言えるのは、受験の英単語は早めに手をつけて、早めに終わらせたほうがよいです。私は、『単語王』は残念ながら、Webサイトのほうしか知りません。 今、大学受験でしたら、高校卒業+副読本 = 4,000語レベル に、2,000語の補充(合計:6,000語)を心がけるようにすればよいです。 あまり、欲張って、2,000個を3,000個,4,000個 なんて考えないほうがよいです。派生語とか、同意語とか、覚えられたら覚えてもよいのですが、最初から、そのようなものに手を出さないでください。受験の英単語は、数を増やすためにするもではありません。目的は試験に通ることであり、試験に出てくる英文を読んで困らないことです。100%を目標にしたら、大変な努力が必要です。センター試験でも、12,000語ぐらい知らなくてはならなくなります。しかし、実際は、6,000語レベルでも、9割は到達しているはずです。 一番大事なのは、重要度の高いものから覚えるということです。 「conspicuous」は、単に例を出しているだけだと思いますが、良い例です。 私の知っている範囲では、この単語は、受験レベルで、最重要度の単語ではないと思います。受験生にとって、この単語が分からなくても仕方がない単語だと思います。また、分からなくても困らないと思います。そして、この単語は、「形容詞」です。本来、名詞、動詞、形容詞-副詞 という順序がよいですが、単語の記憶の基本形は、名詞形です。不安定な形容詞のままだと覚えにくいです。 もうひとつの基本は、意味と単語は、一対一です。それが原則です。一対一が、一対複「複(いろんな意味)」 になって、本当に覚えられるような記憶の構造としてありえないと思います。出会った最初の単語に、いろんな意味があったら、イメージが結び付けにくいし、混乱します。それに覚えるのに時間が掛かります。最近、NHK教育テレビで、『英単語ネットワーク』というのがありますが、考え方は私の思っているとおりです。 「ネットワーク」ということは、 ---時間---> 「基幹(大元)」 ○---●----◎----■----□ ↓ 発展 (これらを、並列に覚えることではありません) ●-----◆----◇ というように、派生していくのです。 時には分岐することはあっても、分岐の場合は、基幹の○に戻ります。 例: thief ->robbery -> burglary ->invade -> invasion -trespass robbery -> arrest ->custody -> detention ひとつの単語が頭の中で芽をはやすように定着していきます。日にちを置いて、次を覚えます。記憶は不思議なもので、最初に覚えたものが、無意識に頭に呼び起こされます。それを、私は、「基幹」と呼んでいます。最初に覚えたときの印象が、蘇って、それに該当していなかったら、その次を探します。 その時、最初に間違って覚えたり、記憶が不鮮明だったら、覚えたものがあいまいになってきます。だから、最初に出会った単語で、似たようなものを覚えたり、印象を弱めるようなことはよくありません。一対一で向き合い、最初に出会ったときの印象(イメージ)が大事です。同義語や反意語というのは、同じレベルで覚えない方がよいです。知っている単語のときは記憶を強めますが、どちらも知らない単語では、記憶を薄めます。 また、今回のような 「conspicuous」を覚える場合は、単独で覚えないで、"conspicuous hairstyle" とか、フレーズにして、イメージを作りやすくし、名詞形にして覚えます。 例文は、読み取れるかのチェックであって、その見知らぬ単語で作った例文は、それ自体を覚えようとしたら、非常に効率が悪いです。(3倍ぐらいの時間が必要です)それに、例文の質が悪いと、印象が浅いので時間が経つと忘れてしまいます。数が少なければ覚えていますが、数が多いと、記憶は記憶で埋もれてしまうのです。 記憶は、組成された意味の取れるフレーズに分解して覚えるように出来ています。例えば、"conspicuous hairstyle" ですと、イメージが作りやすく記憶しやすいわけです。 また、単語を覚えるときは、ひとつの単語自体をああでもないこうでもないと考えずに、パッと見て、イメージが沸いたら、それは、こうなんだと思うようにしたほうがよいです。ひとつの単語で時間を掛けないほうが定着がよいです。語呂合わせは、まったく別の妄想に近い連想ですから、最終的には、間違って覚える可能性が強いです。人の記憶は、そんなに不便なものではありません。 三日の後の復習、一週間の後の復習、2週間の後の復習、1ヶ月の後の復習、3ヶ月の後の復習(3ヶ月でひとまとめ)と、戻っていきますから、一回全部、最後のページまで通すという方法ですと、この復習のフィードバックの期間が長すぎますから、失敗します。計画をちゃんと立ててください。100語ぐらいでも、最後の復習は数分で済みますから、2週間とか過ぎたら、古いものは、定着しかかっていますから、混乱させません。新しいものを増やして、古いものとが重複しても良いです。そのサイクルは人によって違うと思います。若い人のほうが、定着は早いかもしれません。 文章で覚えればという人がいますが、大学受験の英語では、必要最低の絶対数が足りない人たちもいますし、文章で覚えるには効率が良くありません。そのような文章をどこから見つけるかも大変になってしまいます。読むためにボキャビルしているのに、それをまた、文章に戻ろうとしたら、矛盾しています。ただ、単語の勉強は、最後まで、文章に戻らないでいると、長文読解に単語の意味がちらついて、必ず災いをもたらしますから、最低でも、受験三ヶ月前ぐらいには、もう復習ぐらいにとどめて新しい単語には手を出さないようにして、本格的に文章問題に取り掛かってください。 発音記号は、今現在知っていれば良いですが、今から、新たに受験のために記号自体を覚えるというのは、私個人は賛成しません。専門家のトレーニングを受けた人ではなければ、文字化することは不可能です。発音は、文字だけで覚えられるほど、発音を忠実には表していません。自分で聞いたものを、自分なりに工夫したカタカナで書いても同じことです。発音記号は、学校の英語教育の一種の神話だと思います。私たちが聞いた音声は、私たちそれぞれの記憶のひとつです。それを、文字で普遍化することなどは、ほとんど不可能に近いです。 本来は、生で聞いたほうがよいのですが、やむをえないので、発音は、以下のようなところで確認してください。 http://dictionary.goo.ne.jp もし、Microsoft Excelをお持ちなら、 =HYPERLINK("ttp://dictionary.goo.ne.jp/search.php?MT="&A1&"&kind=ej",A1) (数式がつぶれてしまいので、http:// の先頭のhを取ってあります。) セルのA1 に単語を入れて、B1に、この数式を入れ、ハイパーリンクになりますから、ダブル・クリックすると、その単語が開きます。 大学受験のレベルの英単語では、読み方が分からないのは、だいたいは記憶があいまいになってしまいます。そして、発音をしてみることは大事ですが、記憶はそれぞれ違うようです。 音声-英文字-意味(必ずしも明確な日本語の意味ではない)-日本語訳 は、それぞれが結びついて、より強固な記憶になります。音声が付いていたほうが記憶は確かになります。 また、以下のような単語を並べて覚えるということは賛成しません。 例:abrupt, corrupt, irrupt, disrupt, erupt このような単語は、-rupt は付いていても、それぞれ意味が違います。重要度も違います。それを同じステージで取り上げて覚えようとしたり、類推をしても、私には、そのような覚え方は無理です。類推の利くような単語だとは思いません。 ただ、この前、テレビで記憶についてやっていましたが、特殊な人の記憶では、そのように「音」の分類で覚えられる人もいるそうです。まったく違う単語なのに、同じ分類の中で入れられていることが、実験で分かったそうです。ただ、それは、その言語のネイティブです。ただし、語幹が似ているものは、同じ意味が多いですが、それは、受験英単語を遥かに超えたレベルです。 私は、それぞれは、それぞれで覚えました。(ただしirruptは覚えていません。知らない単語と知っている単語は明確に分かれます。類推するような器用なことは出来ません) 単語レベルで意味の分からない(瞬間的なイメージが沸かない)単語は、知らない単語です。不思議なことに、知っている単語にはイメージが出てきます。どんなに抽象的な言葉でも、哲学の言葉でも、必ず、イメージ(言語学では、シニフィエといいます)があります。今、上記のような単語を、みんな壊れるような意味と思うかもしれませんが、そういう考え方は、その場しのぎのだと思います。それぞれは、それぞれに違うイメージを持った、違う単語だと思います。 まず、勉強は計画を立てることです。計画通りには進みませんが、計画なくして、目標はありません。英語は、英単語だけではありませんが、吸収の悪い食べ物、取りにくい栄養素のひとつです。無理に飲み込んでも、吸収して栄養にはなりません。 私は、もう、大学受験は遥か昔ですが、今でも、このようにして、何年も英単語の勉強をし続けています。もちろん、それだけではありませんが。
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発音記号を覚えるといいですよ。 後がラクになります。 http://oshiete.goo.ne.jp/search/search.php?status=select&MT=%C8%AF%B2%BB%B5%AD%B9%E6&nsMT=&ct_select=1&ct0=210&ct1=385&ct2= No.2の方もおっしゃっていますが、単語勉強と並行して長文を読んだり、リスニング練習したり、勉強した単語を「使う」と記憶に残りやすくなります。 でも忘れるのが人間ですから、忘れたらまた辞書を引くこと。 反復しないとダメです。 No.1の方がおっしゃるようなパーツを見るのもいいです。 また、「綴りが似た単語は何か意味的につながりがあることが多いよ」と先生に言われたことがあります。 派生語とか関連語とかも。
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回答ありがとうございます。そうですね、発音記号を覚える練習も併用して行ってみます。
- blazin
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ちゃんと発音記号も書いてあるでしょうから発音とそのアクセントの位置、名詞形や他の形、言い回しも含めてチェックした方がいいでしょうね。後は単語と平行して、長文を読むことです。 単語だけで意味を聞いてくるような試験は入試では少ないですからね。 文章を読む中で単語力が定着しているのかを確認していく作業を一緒にやっていくことで効果は高くなりますよ☆
お礼
早速回答ありがとうございます。そうですね、これから単語だけでなく長文も平行して勉強していきたいと思います。
- happy2bhardcore
- ベストアンサー率33% (578/1721)
パーツを覚えることをお勧めします。単語は接頭辞や語尾などパーツで分けられることが多く、そのパーツの意味さえ覚えてしまえば、例え未知の単語に遭遇したとしても対処できるようになります。 例えばconspicuousはcon(完全に、一緒に)+specere(見る)からなっているので、「目立つ」とか「顕著な」という意味だと推測できます。 また受験で単語だけ問うという問題はないので、文章の前後から、その単語がどういう意味かを推測できる力も付けるといいです。 接頭辞は一部ですけど、下のホームページとかに乗っています。 http://www.alc.co.jp/eng/vocab/etm-cl/etm_cl047.html
お礼
早速回答ありがとうございます。単語を覚える上で新しい勉強方法を見つけられた気がします。接頭辞を覚えて単語の類推が出来るように、これから上記の方法を実践してみたいと思います。
お礼
折角の回答を頂きましたのに、お礼が遅れてしまいまして申し訳ありません。 このような考え方は僕の中に存在しなかった盲点とも画期的とも言える暗記法ですのでとても参考になります。 長文で丁寧な御回答ありがとうございました。