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なぜガソリンだけ蔵出し税?

教えていただきたいのですが‥ 暫定税率が廃止になって最近知ったのですが、 今回のガソリンスタンドでの”混乱”は、いわゆるガソリン税が蔵出し税であることが一因ではないかと思いました。 しかしディーゼル油にかかる税金(軽油引取税)は蔵出し税ではなく、店頭で販売時に課税される、と聞きました。 同じ燃料なのに、なぜガソリンは蔵出しで軽油はそうではないのでしょうか? ガソリンも軽油同様に蔵出しでなくせば、今回のような”混乱”は起きないのではないでしょうか?

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  • teinen
  • ベストアンサー率38% (824/2140)
回答No.3

 No.2の回答者がおっしゃているように,国税か地方税かの違いが原因でしょうね。  「蔵出し税」の語源は,酒税です。酒蔵から外へ持ち出した時点で課税されることから「蔵出し税」と呼ばれています。もちろん,酒税は国税で蔵出し税です。  徴税コストの問題が大きいと思われます。末端のガソリンスタンドから徴税するよりも,出荷元である製油会社から徴税した方がコストがかからないからです。  国税であるガソリン税が昭和24年に創設された後,地方にも税金をよこせよぉという話になり,ガソリン税の対象外であった軽油に対して,軽油取引税が昭和31年に創設されました。ところが,蔵出し税にすると,製油所のない都道府県には一銭も入ってきません。それに,軽油が自動車燃料としてのみではなく,多様な用途に使われており,自動車燃料以外に使われる軽油に道路整備のための目的税を課すのは理屈に合いませんから,それらを免税にする必要がありました。しかしその手続きに大変手間がかかることもあったので,地方税にして蔵出し税ではなく,販売時に課税されることになりました。

metallic_white
質問者

お礼

税金には長い歴史がありますからガソリン税一つとってもいろいろストーリーがあるのですね。 今回の騒動(汗)でいろいろ勉強になりました。 回答ありがとうございました。

その他の回答 (2)

  • jklmn
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回答No.2

一言で言うと、揮発油税は国税、軽油引取税は地方税だから。 蔵出税のメリットは徴収が容易なこと。製油所の方がスタンドよりはるかに数は少ないから、徴税コストが安くすむ。揮発油税のほかに酒税なんかもそう。工場出荷時点で課税される。全国何万店あるかわからない酒屋からいちいち徴収するのは大変。消費税みたいに一事業者ずつ税務署へ申告して・・・なんかやってたら、もう。 んで、軽油は国ではなく都道府県が徴収する税。仕組みはというと、出荷ではなく、入段階で納入業者(石油元売会社)が納入事業者の所在地の自治体へ納める。 もし蔵出税にしちゃうと、製油所がない?長野県とか岐阜県とか群馬県とか奈良県はどうすんのよ~って話。コンビナートが立ち並ぶ千葉とか茨城とかはほくほくだろうけど。 ガソリンは国税だから、製油所が何県にあろうと、そんなの関係ねぇっつうこと。 ガソリンも軽油引取税みたいにしてもいいけど、税金とるために使わなくていい税金使うとなると反対するやつの方が多いんじゃね? 不正軽油っていうのがあるけど、国交省じゃなく、東京都とかの自治体が取り締まりやったりキャンペーンやるのは地方税だから。

metallic_white
質問者

お礼

>揮発油税は国税、軽油引取税は地方税 そうだったのですね。非常に明快な説明でよく分かりました。 解説ありがとうございました。

  • nyanhuu
  • ベストアンサー率33% (77/228)
回答No.1

ガソリン税(揮発油税)はガソリンを精製する際に課される税金なので、出荷される時点ですでに税金が含まれているためです。 そのため蔵出し税と言われます。 軽油引取税は基本的に軽油に対して課されるものなので、軽油を販売した時に税金が発生します。 結果的には課税の種類が違うためですね。

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