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関係副詞 と 譲歩の副詞節
よろしくお願い致します。 (1)London,( ) is a large and old city, is well-known to us. ( )のなかに入るのはwhereかwhich、どちらでしょぅか。 主語がない不完全文なのでwhichでよいでしょうか? (2)They arrived at a log house,( )they stayed for two weeks. ( )のなかにはwhereでよいでしょうか。→stayは自動詞なので後ろは完全文と考えました。 (3)Don't judge a man by ( ) he appears to be. ( )のなかにはwhatが入るのですが、どうしてでしょうか。 what he appears to be 彼がどのようにみえるか、という連語だからでしょうか。byの後ろには関係副詞はどうして持って来ることができないのですか? また、このwhatの品詞は何でしょうか。 (4)譲歩の副詞節のなかでmayが使われます。 ex:Wherever you may go, you will think of your family. これはmayを省いて Wherever you go, you will~ としてもOKでしょうか。 それならば Wherever she may be, I'll never forget her. は Wherever she is, I'll ~ と出来ますか? Whatever may happen, I must go. は Whatever happens, I must go. でよいでしょうか。
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こんにちは。10/2のご質問ではご丁寧なお礼のお返事を有難うございました。 ご質問1: <(1)主語がない不完全文なのでwhichでよいでしょうか?> それで結構です。理由も完璧です。 1.このwhichの先行詞はLondonで、それは節内において主語になります。 2.先行詞が主語になるので主格の関係代名詞となります。 3.このwhichは関係詞の前後に「,コンマ」が置かれていることから、非制限用法だとわかります。 4.非制限用法の関係詞は、付加的、挿入的に先行詞を節メイルする場合に使われます。挿入的なので、訳も後に付け加えます。 例: 「ロンドンは、大きくて古い町だが、有名だ」 5.ちなみに制限用法はコンマがなく、先行詞を限定するので、後ろから訳す訳し方になります。 例: London which is a large and old city is well-known to us. 「大きくて古い町であるロンドンは、有名だ」 ご質問2: <(2)~whereでよいでしょうか。→stayは自動詞なので後ろは完全文と考えました。> 結構です。理由もその解釈で完璧です。 1.ここでもwhereの前にコンマが置かれていることから、非制限用法だとわかります。 2.ここでは説明を付加的に加えるニュアンスになります。その場合は、「, where」を接続詞+代名詞に置き換えて、ここではand thereといったニュアンスを添えて訳すと、きれいな訳になります。 例: 「彼らはログハウスに着き、そこに2週間滞在した」 ご質問3-(1): <(3) whatが入るのですが、どうしてでしょうか。> whatに名詞節として節をまとめる機能があるからです。 1.前置詞byが使われていることから、by以下は名詞がくることがわかります。 2.しかし( )以下は節になっています。 3.この節を一語で名詞節としてまとめることのできるのは、疑問代名詞か先行詞を含む関係代名詞になります。 4.ご質問文のwhatは疑問代名詞、関係代名詞、どちらの用法とも考えることができます。 (1)疑問代名詞の場合: 1)whatは疑問詞節の中で「補語」の働きをしています。 2)訳は「何と(見える)」→「どのように見える」と訳します。 3)疑問詞節全体が間接疑問文になり、名詞節になります。 4)名詞節は「名詞」なので、前置詞byの後に置くことができるのです。 5)訳し方は(直訳)「人がどう見えるか、で判断してはいけない」となります。 (2)関係代名詞の場合: 1)関係詞whatは=that whichという先行詞と関係詞をかねた働きがあり、「~するところのもの」という意味になります。 2)この先行詞thatは、関係詞節の中で「補語」の働きをしています。 3)先行詞を関係詞節内に戻すと he appears to be that 「人はそれだと見える」→「そのように見える」 と、thatは補語Cの働きをします。 4)先行詞を含む関係詞節全体が名詞節になります。 5)名詞節は「名詞」なので、前置詞byの後に置くことができるのです。 6)訳し方は(直訳)「人が見えるところのもの、で判断してはいけない」となります。 5.疑問代名詞、関係代名詞のそれぞれの解釈は直訳の仕方はことなりますが、結局は 「人は、外見で判断してはいけない」 と、同じことを言っているのです。 ご質問3-(2): <what he appears to be 彼がどのようにみえるか、という連語だからでしょうか。> whatがここにはいる理由ということであれば、連語だからではありません。 ご質問3-(3): <byの後ろには関係副詞はどうして持って来ることができないのですか?> ここでは節内のappears to beとの関係から、関係代名詞がくる必要があるからです。 1.appears to beは「~のように見える」という意味になり、 appear to be A 「Aのように見える」 のAは補語Cの働きをします。 2.この例文では、その補語CにあたるAがありません。その働きをwhatがしているのです。 3.つまり、( )は補語の働きをすることのできる「名詞」がこなくてはなりません。それは疑問代名詞でも関係代名詞でもどちらでも結構なのです。 4.関係副詞がここに入れないのは、副詞には補語の働きがないからです。 ご質問3-(4): <このwhatの品詞は何でしょうか。> 名詞です。 1.上記の説明の通り、疑問代名詞、関係代名詞、どちらの解釈も可能です。 2.名詞として、ここでは「補語」の働きをしています。Appear to beの補語Cになるのです。 ご質問4: <Wherever you go, you will~としてもOKでしょうか。> <Wherever she is, I'll ~と出来ますか?> <Whatever happens, I must go.でよいでしょうか。> 全て可能です。 1.譲歩の副詞節の中でmayを使っても使わなくても、どちらも正しい用法です。口語では特にmayは使われません。 2.助動詞mayが使われるのは、譲歩であることを明示するためです。というのは、この接続詞は、関係代名詞、強意の疑問代名詞の働きがあるので、それらと区別するために、mayが置かれることがあるのです。 (1)関係代名詞: 例: whatever you do=anything that you do 「あなたがするところのものは何でも」 (2)疑問代名詞: 例: whatever you do 「いったいあなたが何をするのか」 以上ご参考までに。
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- trbdr
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A No.4 および A No.7 の trbdr です。 優しさがにじみ出る「回答お礼」をありがとうございました。 ちなみに私も「細かく細かく分解していくのが好き」です。 が、 知識が断片化していってしまって、パッと瞬間的に動こうとすると、 無茶なまとめ方になってしまうといった、言わば「他山の石」にでもして いただければ幸いです。 それでは、この流れはここまで、とさせていただいて(返信不要です)、 ではまた、どこかの質問でお会いしたときに。
- Parismadam
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No.8です。タイプミスがあります。 4のcould have got(X)は could not have got(ten)(O)に置き換えて下さい。 失礼しました。
- Parismadam
- ベストアンサー率65% (2756/4211)
No.6です。ご丁寧なお返事を有難うございます。補足質問にお答えします。 ご質問1: <「○○しても(過去あるいは大過去)、△△したでしょう(過去)」などと過去のことを言うことはできるのでしょうか。> ご質問の主節にある「したでしょう(過去)」は過去推量で単純過去ではありません。ここが「した」という単純過去ならできます。 例: Who(m)ever you asked, you were not be able to get the answer to the question. 「誰に聞いてもその問題の正解は得られなかった」 ここでは、 Who(m)ever you asked「誰にでも聞いた」 you were not be able~question「その問題の正解は得られなかった」 という2つの過去が存在します。 ご質問2: <「誰に聞いてもその問題の正解は得られなかっただろう」~単に、過去形に置き換えればよいだけでしょうか。> いいえ。この和文から判断するとこれは仮定法になります。 1.直接法では表せませんから、仮定法を表せるIfやEven if節に書き換える必要があります。 2.~ever節は譲歩節であって条件節にはならないからです。譲歩節はthoughに相当する副詞節です。 例: Who(m)ever you ask「誰に聞いても」 =Though you ask to everyone「皆に聞いてみるけれど」 3.従って、ご質問文にある例文をそのまま使えば、以下のように書き換えられます。 例: Even if you asked to everyone, you would not have been able to get the answer to the question. 4.would not have been able to get「得ることができただろうに」の部分は簡略すればcould have gotになります。 5.時制は、条件節は仮定法過去、主節は仮定法過去完了の帰結用法である、助動詞の過去形が使われています。 6.ここでの条件節の働きは、「現在の事実と異なること」を仮定しているので仮定法過去が使われています。 7.帰結節の助動詞の働きは、「過去の事実と異なること」を仮定して推量しているので、婉曲用法の過去推量を表す用法になります。 8.つまり、条件節も帰結節も、「実際には起きていないこと」を表しています。それは仮定法で表すことになります。 9.従って、ご質問にある例文 Who(m)ever you ask, you'll not be able to get the answer to the question. を単に、過去形に置き換えればよいだけではないのです。 以上ご参考までに。
お礼
Parismadamさん お忙しいところ、お手間を取らせました。 「ありえないこと」というより、 >「実際には起きていないこと」 を仮定法で表すのですね。 >2.~ever節は譲歩節であって条件節にはならないからです。譲歩節はthoughに相当する副詞節です。 解決しました。これ↑はとても重要ですね。こういう説明は探してもなかなか見つけられないし、たとえ見つけたとしても他と関連付けられません・・・ 有難うございました! 持っていらっしゃる知識は勿論のこと、教授力に圧倒されました。Parismadamさんのような先生が近くにいたらなぁ、と思います。 I wish Parismadamさん were here. ですね! \^^\ またよろしくお願い致します!!
- trbdr
- ベストアンサー率0% (0/2)
A No.4 の trbdr です。A No.4 は撤回させていただきます。 A No.5 の tjhiroko さんのご指摘の通り、前置詞の後ろに名詞系以外が来ることがありましたね。「from abroad」、「until quite recently」などの例もありました。 また、先行詞がない、名詞節を導く用法の関係副詞、といった視点もスッポリ抜けていたようです。 大雑把にまとめて説明しようとし過ぎでした。 お詫びして、訂正致します。 yurichika さん。 yurichika さんが悩んでおられた点は、私がパッと、この点かなと思い付いたものより、ずっと高度な内容だったようです。失礼致しました。 A No.4 につきましては、全体を削除/無視してください。 余計なややこしい事柄に付き合わせてしまって申し訳ありませんでした。 tjhiroko さん。 鋭いご指摘ありがとうございました。
お礼
trbdrさん 2度も有難うございます。細かく細かく分解していくのが好きなのですが、覚えなくてはならないことばかりで混乱します^^; お恥ずかしいです・・・こうして私の質問にパッと答えてくださるtrbdrさんの知識がうらやましいです。是非また教えて下さい!!
- tjhiroko
- ベストアンサー率52% (2281/4352)
(3) 前置詞の後ろには名詞しか来ないというわけでもありませんね。from above なんていうのもありますし。 このDon't judge a man by ( ) he appears to be.ですが、何となくhowを入れてもいいんじゃなかな~と思って検索してみました。 http://www.google.co.jp/search?num=50&hl=ja&q=%22judge+*+by+how+*+appear%22&lr= http://www.google.co.jp/search?num=50&hl=ja&q=%22judge+*+by+how+*+appears%22&btnG=%E6%A4%9C%E7%B4%A2&lr= ついでに、こちらはwhatの方です。 http://www.google.co.jp/search?num=50&hl=ja&q=%22judge+*+by+what+*+appear%22&lr= http://www.google.co.jp/search?num=50&hl=ja&q=%22judge+*+by+what+*+appears%22&lr=
お礼
有難うございます! よく読んでじっくり研究してみます! 前置詞は苦手です。2つ連続で出てくるとめまいがします^^;
- trbdr
- ベストアンサー率0% (0/2)
(3)Don't judge a man by ( ) he appears to be. の 「byの後ろには関係副詞はどうして持って来ることができないのですか?」について。 by は前置詞です。前置詞は (代)名詞の前に置く詞だからこそ、そう呼ばれます。 このことを前後逆に言えば、 前置詞の後には (代)名詞 が続くわけです。 前置詞である by の後には(関係)代名詞が来ることはあっても、 (関係)副詞が続くことはありません。
お礼
前置詞の説明、分かりやすいです。有難うございました!
- Tacosan
- ベストアンサー率23% (3656/15482)
3: この what は先行詞込みの関係代名詞です. that which などに置き換えて考えればよいかと. Don't judge a man by what he appears to be. 全体だと「人を外見で判断してはいけない」って感じでしょうか. 4: まあ, 普通は may はなくてもわかるんじゃないでしょうか. 少なくとも話すときには, *ever の導く節が終わったときに一瞬ポーズが入るような気がします.
お礼
先行詞込み、ということに気づきませんでした。 納得しました。有難うございました!
- seegrammar
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少し訂正します。 4、よく考えるとふつうは may は言わないと思うのでなくてもいいと思います。 すみません。
お礼
続けて有難うございます。了解しました!
- seegrammar
- ベストアンサー率25% (253/974)
12はあってます。 2は They stayed for two weeks at the log house の at the log house の部分が where になったと考えるとわかりやすいと思います。 3、by 名詞/名詞句 で必要があります。 関係代名詞 what は He appears to be WHAT の what が前に来た形で名詞句になってます。名詞句の語順は関係代名詞+主語+動詞の語順にする必要があります。 普通の疑問文なら What does he appear to be? になりますが、これをこの文の中に組み込んだと考えてもいいでしょう。 4、may を抜くと譲歩のニュアンスがなくなると思います。
お礼
有難うございます。 名詞節になるということに注意すべきでした。また、mayは口語と文語では省略される、されない、があり面倒ですね。参考になりました!
補足
Parismadamさん いつも質問するたびに、噛み砕いてとても丁寧に教えてくださって有難うございます!!! 昨夜からじっくりと読んでみたのですが、とても分かりやすくて理解できそうです。 なかでも特に"what he appears to be " の解釈の仕方に大満足でした。ここまで掘り下げて解説して頂けてすっきり!理解できました。感謝感謝です。 お手間を取らせるようで大変心苦しいのですが、譲歩の副詞節についてもう少しだけ教えて下さい。 複合関係代名詞や複合関係副詞の例文をロイヤル英文法で見ていると 大体が「○○しようとも△△だ」などと、○○の部分は現在形、△の部分も現在形か未来形になっています。 これは例えば 「○○しても(過去あるいは大過去)、△△したでしょう(過去)」などと過去のことを言うことはできるのでしょうか。 ex「誰に聞いてもその問題の正解は得られなかっただろう」 (ロイヤル英文法の例文を過去形におきかえました) もとの例文は Who(m)ever you ask, you'll not be able to get the answer to the question. 単に、過去形に置き換えればよいだけでしょうか。 よろしくお願い致します。