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☆☆ 町内会の決算書の表記 より適切なのはどちらでしょう?
2005年の このスレッドにおいても 似たような質問がありました。 町内会の決算書には、幾つかの型があり、町内会によって書式が異なることはもちろん、収支のあらわしかたについても異なると理解しています。 質問は、以下の(A)と(B)の2つの型においては どちらが望ましいでしょうか? 私は(A)だと思います。 いずれも現金主義で記帳します。 (A) 当年度の現預金収入 1000万円 △当年度の現預金支出 △ 1040万円 ーーーーーーーーーー ーーーーーーーー =当年度の収支差額 =△ 40万円 前年度の繰越金 43万円 +当年度の収支差額 +△ 40万円 ーーーーーーーーー -----ー-- =翌年度への繰越金 = 3万円 こうした表記であれば、 当年度内の収支がプラスかマイナスかが明確になります。 上記の例では、不幸にも使いすぎで 当年度がマイナスですから、 翌年度は、節約していきましょうという判断になります。 読み手が そのように判断できる機会を提供しています。 それでは もうひとつの例。 (B) 当年度の現預金収入 1000万円 +前年度の繰越金 43万円 ーーーーーーーーーーー ---------- 収入合計 1043万円 当年度の現預金支出 1040万円 翌年度繰越金 3万円 ーーーーーーーーーーー ---------- 支出合計 1043万円
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私はこれまでいろいろな団体の決算を見てきましたが、(A)の形式は見たことがありません。収支差額を最初に持ってくるという点では、あるいは公益法人会計の正味財産増減計算書に近いのかもしれませんが、そうだとするとこれは決算時の財産に着目した形式ということになるでしょう。 (B)では、前期繰越金も当期の資金であるとして資金源のひとつとして収入に含め、最終的には収支のバランスを一致させるため翌年度繰越金を支出に含めているという、資金管理に重点を置いた形式だといえるでしょう。通常、収支計算書は資金を管理するものですから、複式簿記に慣れた人間なら、こちらの方が見やすいと思います。 最終的な翌年度繰越金はどちらも同じ金額が計上されるわけですし、収入・支出とも、詳細な内容が別途添付されるでしょうから、どちらでも特に問題はないと思います。 (A)は上から順番に記述していく計算書的なものであるのに対し、(B)は左右に並べて表示する複式簿記の仕訳的なものですから、最終的には会の構成員にとってどちらがわかりやすいかということで判断すべきでしょう。 決算で重要なことは、容易に過去と比較することができるように、毎期同じ形式・同じ基準で表示するということです。もし変更するのであれば、少なくとも数年は旧形式と新形式の両方の決算書を作成すべきでしょう。
お礼
回答ありがとうございます。 資金管理という面については、別途、現預金残高の推移表を用意します。企業会計でいえばキャッシュフロー表です。 (B)においては、 長年運営してきた町内会ならば、繰越金が相当多くなっています。私たちの実例では4300万円(上では43万円と表記した部分)であり、これは当年度内における新規獲得現預金ではなくて、過去に一度収入扱いとして計上された金額から支出を控除した残高の累積値です。 そして、毎年度の新規獲得現金は実際には500万円です。 (B)の例で呼ぶところの収入は、4300+500=4800万円です。Bの例で呼ぶところの収入の大半は、過去からの繰越利益(繰越金)です。これを収入と呼ぶことにかなり違和感があります。 サラリーマンの例えると 毎年の給与収入に、手元の金融資産残高を加えたものを、(B)の例では「収入」と呼んでいるのです。大変 奇妙です。 過去との比較がしやすいように、当年と過去も並列表記して(A)で作成しようとしています。なかなか好評です。