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IT業界の多様性と仕事の内容
- IT業界には通信ネットワーク、ものづくり系SI、ビジネス支援SI、コンサル・シンクタンク、インターネットサービス、ソフトウェアベンダー、ハードウェアベンダー、運用・サポートなど、様々な仕事があります。
- 通信ネットワーク業界では、ネットワークのインフラを作ります。ものづくり系SIでは電子機器などのソフトウェアを作ります。ビジネス支援SIでは企業のシステムを構築し、コンサル・シンクタンクでは企業の経営をITで解決します。インターネットサービスではネット上のサービスを提供し、ソフトウェアベンダーではソフトウェアを提供します。ハードウェアベンダーではハードウェアを提供し、運用・サポートではハードウェアのメンテナンスなどを行います。
- IT業界は多岐にわたるため、仕事の内容や大変さも異なります。通信ネットワーク業界ではインフラの設計や構築に携わります。ものづくり系SIではソフトウェアの開発に従事し、ビジネス支援SIでは企業の業務改善やシステム構築に関与します。コンサル・シンクタンクでは企業の課題解決に貢献し、インターネットサービスでは新たなサービスの提供やマーケティングを行います。ソフトウェアベンダーでは顧客のニーズに合わせたソフトウェアの開発を行い、ハードウェアベンダーではネットワーク機器やサーバなどの提供をします。運用・サポートではシステムの保守・運用やトラブル対応に携わります。
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質問者が選んだベストアンサー
だいたい合っていると思いますが、コメントです。 ●ソフトウェアベンダと言っても、アプリケーションより低い基盤となる部分でOSやプログラムの作成・実行環境を作るタイプのベンダは、アプリケーションベンダとは分けて考えたほうが適切かと思います(Microsoft Windows API, Microsoft .NET Framework, 各種Linux系OS、Java, Google Gears、シンビアンなど)。 ●IT業界を目指しているのであれば、SaaSという言葉を覚えてください。これは、従来は各企業のLANに導入していたアプリケーションを、インターネット上にある共有サーバで回線を通じて実行するというビジネスモデルに変更することで、コストダウンを図るというものです。かつてはASPと呼ばれていましたが、インターネット接続が高額だった時代には流行りませんでした。しかし、今回は事情が違います。安価で高速なインターネットが不通に手に入る時代になっているからです。特に、中小企業向けと思われていたSaaSを郵政公社が導入してしまったインパクトは大きく、目が離せないビジネスモデルとなる可能性があります。 ●基礎技術の研究は、Cisco等のハードウェアベンダだけが行っているものではありません。通信事業者も、基礎技術研究部門を持っています。よって、どのような技術が世の中に出てくるのかは、ハードウェアのメーカーだけによって決まるのではなく、通信事業者の研究開発能力やメーカー側への要望によって決まることも多いのです。例えば、NTTは光の波動性ではなく粒子性を利用する基礎技術を持っています。量子力学的にいえば、全ての物質は波動であり、かつ、同時に粒子でもあります。現行の光ファイバサービスは光の波動性を利用したものです。光の粒子性を使うと、絶対に破られることのない暗号を作れるはずだとNTTは考えているのです。なにしろ、量子力学に従えば、途中で観察者が入ると通信結果が変わってしまい、盗聴に気づかれることなく通信を傍受することは原理的に不可能だからです。技術標準は通常、業界団体やRFCと呼ばれる議論の場で決まっていきます。しかし、PHSのウィルコムのように、同業他社が日本に存在しなくなってしまったため、他社の意見を聞く必要もなく、PHSの規格を自社の判断だけでどんどんと変えていってしまう会社もあります。 ●外国メーカーの日本進出にあたっては、日本の商社が呼び寄せるパターンが多いです。 なお、給与などの勤務環境については、以下のような状況があります。 ●ソフトウェアベンダのSEは激務。メーカーでもソフトウェア開発チームだと、同じこと。 ●NTTは一流企業だから給料も良いだろうと思ったら大間違い。少人数の若者で多数の年配者の高福祉を支えるために、異様に控除額が多く、手取りが少ない。なお、NTTでは金曜日の夕方5時を過ぎたら、誰も残業している人はいないことが多い。労働組合が強いため。 ●業務が分野別に明確に分かれているとは考えないほうが良い。SaaSやネットワーク運用保守を提供している通信事業者は多い。Googleが海底ケーブル敷設や携帯電話用の電波取得のための動きを見せるなど、Googleは本当に、何をやってくるか分からない会社。 ●IT系は、栄枯盛衰や企業の合併・買収などが多い世界。安定志向の人間なら、入らないほうがよい。就職後も研鑽をかさね、いざとなったらいつでも転職できるだけのスキルと人脈がないと、生き残れない。 参考になれば幸いです。
その他の回答 (1)
- zorro
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そのとおりでおおむね間違いありません。
お礼
よかったです。
お礼
ご回答ありがとうございます。 SaaSってgoogleがネット上でオフィスみたいなソフトを提供している あれでしょうか? IT業界って華やかに見えるけど、 本当に大変なんですね… もう、総合格闘技みたいなもんですね…(笑 SEは35歳定年説っていうのをどっかで聞いたんですが、 常に勉強していないと生き残れないんですね。 就職前にいろいろ分かって良かったです。 まぁ実際に働いてみないと分からないと思いますが、 そういう事実もあることを頭に入れて 就活をしたいと思います。