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HPLCによる糖分析 カラムについて
初歩的な質問ですみません。 生薬に含まれる成分を分析しているのですが 糖分析にHPLCを用いようと考えています。 溶媒はアセトニトリルと水の混合溶媒、検出器はRI を用いるつもりです。 文献などでは糖分析用カラムが用いられていることが多いのですが 普通の順相シリカゲルカラムでも可能なのでしょうか? また、糖分析用カラムはどのような仕組みで 糖分析に特化したカラムになっているのでしょうか? ご存じの方がいらっしゃったらお教え願います。
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- Bubuca
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イオン交換系のカラムだと単糖類も楽に分かれます。 移動相も調整の手間や廃液処理を考えると面倒なので水だけで行うようにしてます。 分子量の大きい順に出てくるのですが、分子量が小さくなるとそうでもない感じになります。 グルコースとマンノース、キシロースとアラビノースなど、どういう原理で分離できるのかわかりません。微妙な親和性の違いがあるんでしょうね。 説明は参考URLのページをご覧になってください。 たとえばこんなカラムです。 http://www.bio-rad.co.jp/B2B/BioRad/product/br_category.jsp?BV_SessionID=@@@@0810872424.1201233972@@@@&BV_EngineID=ccccadededldjggcfngcfkmdhkkdflm.0&categoryPath=Japan+Catalog%2fLife+Science+Research%2fChromatography+%7c+Protein+Purification%2fChromatography+Columns%2fAnalytical+Columns%2fAminex+Columns%2fCabohydrate+Analisys+Columns&divName=Life+Science+Research&loggedIn=false&lang=Japanese&country=JP&catOID=-27086&isPA=false&catLevel=7&serviceLevel=Lit+Request こちらもいいですよ。 http://www.tokyokasei.co.jp/product/chromato/hplc/kdjoad00000034mb.html
- c80s3xxx
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通常のシリカ順相では糖同士はむずかしいんじゃないでしょうかね. 糖用にはいろんなタイプがあるんですが,逆にいうとそれだけ分離しにくいのでいろいろあるともいえます. たとえば,糖はホウ酸と複合体を作ることが多いので,ホウ酸緩衝液を溶離液に,強アニオン交換カラムを使う方法は古典的です. 順相のカラムもありますが,その場合は充填剤の親水基の密度や種類をコントロールしているのだと思います. あるいは配位子交換のような方法もあります.これはカチオン交換樹脂にあらかじめ金属イオンを吸着させ,この金属イオンに対する糖の配位力の違いで分離するというものです. いずれの方法も,試料や共存物によって使えたり使えなかったりですから,試してみるしかない面はあります.
お礼
糖の分離は難しいと聞きますね…。 一度試してみようと思います。 回答ありがとうございました。
お礼
たしかに単糖類もきれいに分かれていますね! ありがとうございます。 参考になりました。