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連結決算と連結納税

本社に子会社があり、中間決算をしようとしているわけですが、なぜ本社の予定にあわせて資料を急いでださないといけないのでしょうか? 連結決算と連結納税の意味を教えて頂けないでしょうか?

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  • foolscap
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回答No.2

連結決算の目的の第一は内部取引の消去にあります。 例えば、極端な例で言いますと、親会社の売上が全額子会社へのものだったとして、その単価を市場よりも高くしたためにその親会社の利益が出ていたとします。 そして、親会社から高い単価で仕入れた子会社はそれを市場に売った結果、赤字になったとします。 親子それぞれの決算を別々にみますと、親は黒字で子は赤字となります。 連結決算制度ができる前は、このようなケースでも表面上は単独決算だけを見ていましたから、経営上の問題の把握が外部に表れるのが遅れるきらいがありました。 連結決算はそのような不合理をなくすために、内部..つまり資本関係の濃いグループの間の取引を消去してグループ全体の資産状態を公表することにしたのです。

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  • foolscap
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回答No.3

追伸;連結納税制度というのは、連結決算に準じた考え方で、単独で黒字の親会社だけに課税するのではなくて、連結した結果の所得に課税しようとするものです。 海外子会社については、意図的(不当)な海外子会社等への利益の移転を防止する目的で、20年ほど前に一定の基準に該当する海外子会社の利益を日本の親会社の所得に合算して納税する制度ができていますが、必ずしも損益を完全に通算するようにはなっていません。 今言われている連結納税制度は現行制度をより合理的なものとして作られるのではないかと思われます。

noname#24736
noname#24736
回答No.1

連結決算とは親会社だけでなく、企業グループ全体の業績や財務状況を表す目的で作成します。 親会社が業績がよくても、子会社に赤字があれば、全体の業績では問題がありますが、親会社単独の決算ではその問題点が判らないので、連結決算を組む必要があるのです。 連結決算では、関連会社の財務諸表を合算し、内部取引の消去等の決算処理をして連結財務諸表を作成しますから、子会社の資料が必要なのです。 連結納税とは、いままでのように個々の会社が、それぞれに納税を行うのではなく、連結決算のグループを一つの課税対象とみなして法人税計算を行う方法です。