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マイクからパソコンへ生録音する際のオーディオインターフェースの選び方
- マイクからパソコンへの生録音には適切なオーディオインターフェースが必要です。USBやFirewireのインターフェースを利用する場合、相性によるノイズの問題が生じる可能性があります。一方、アナログ接続を利用する場合は音質が向上することがあります。
- オーディオインターフェースのI/O数は少なくても問題ありませんが、付属のマイクケーブルの仕様に注意が必要です。XLRコネクタx2のYケーブルを利用する場合、オーディオインターフェース側にもXLRコネクタx2が必要です。
- マイクからパソコンへのステレオ録音を行う際には、ノイズの低いオーディオインターフェースを選ぶことが重要です。Macbookを利用している場合、適切なオーディオインターフェースを選ぶことで高品質な録音が可能です。
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以下すべて、一般論と私の個人的な経験の話になりますが… >コンデンサマイクとの相性によるノイズ コンデンサマイクへの電源供給(ファンタム電源)に起因するノイズ…という面のトラブルは、無いこともないのですが、その場合はどちらかというとコンデンサマイク側の出来の悪さに起因するものも多いので、インターフェースばかり悪者にするのもどうかという面があります。 ネットの口コミ情報では、悪い話を出す人が果たしてどの程度のコンデンサマイクを使っての話か? そもそも、その人がコンデンサマイクの正しい使い方をわかっているのか? という疑問が湧くものも多いです。 ただ単に、自分の宅録の環境が悪かったりコンデンサマイクの使い方が悪くてノイズを拾っているだけなのに、それにまったく気が付いてもおらず悪い評価を書く人はめちゃくちゃ多いですね。 一応、候補に上げられているインターフェースはKonnekt8, Link.USB以外は使ったことがありますが、基本的には問題ないと思います。私は、相性話の過半数は、そのような使用上の問題に対する勘違いと、実際に機器に不具合が発生しているケースだと思います。 >ノートブックとの相性によるノイズがひどい ノートブックの場合、最近の機種は大丈夫だと思うんですが、ひところ、内蔵のUSBコントローラとインターフェースのデバイスドライバの相性の関係で、録音が上手くできないとかノイズが乗るとかいう話が多発したことがあります。古いノートでは、今でも引きずっている人も居られるかもしれません。私もそのような経験はあります。 ただ、このようなPCハードやデバイスドライバの不出来によって出るノイズと、インターフェースやマイク側で出るノイズはちょっと音としても違うのですが、確かにノイズには違いないのと、どういう種類のノイズなのかを聞いて区別のできない人が、すべて「相性」で片づけていた…というケースも多々ありました。 もっとも、そういうノイズが乗ってしまうと鑑賞に堪えない…のは事実なので、注意は必要です。 >USBやFirewireを使わずに単純にアナログ接続した方が 今お使いのPCが、高音質のアナログ入力を持っているならお好きなように…という言い方はできるのですが、オンボードのサウンドデバイスか汎用のサウンドカードしか搭載していないなら、一般的にはインターフェースを使った方が音は段違いによいです。 あと、コンデンサマイクは電池内蔵式でなければ普通はファンタム電源が必要ですから、使うにはファンタム電源付きのXLR端子のマイク入力が必要です。候補のインターフェースはファンタム電源付きのXLR端子がありますが、PCにはそのような端子は搭載されていないのでは? >FirewireとUSBの音質の差はどのようなものでしょうか? 原則論で言えば、FirewireであろうがUSBであろうが、流れる信号は音ではなくてインターフェース側でデジタル化されたデータですから、接続が方式がFirewireかUSBかで大きく音質は変わりません。 むしろ、アナログ→デジタル変換の性能で音質は決まると言い切れますから、接続方式ではなく「インターフェースそのものの音質」で音質が決まると言えます。 その意味では、比較的高価な機器ほどアナログ部分に良い部品を使い高音質化を図っている…という傾向はあります。そして、Firewire製品の方が高価ですから、結果的にFirewire製品の方が音質に定評のある物が多いです。 といっても、音には人の好みもあるところですが、私の個人的な意見では、候補インターフェースの中ではFirewire410がダントツに音が良いと思います(ただしKonnekt8とLink USBは音を知りませんが)。 ここで、今さらですが… >付属のマイクケーブルの仕様がXLRコネクタx2のYケーブル ということは、ワンポイントステレオマイクを使うという意味なんでしょうかね? それもXLR×2となると、RODE NT-4とかShure VP88みたいな奴でしょうかねぇ? もちろん、お考え通りXLR入力2チャンネルあるインターフェースなら、ステレオ収録は可能です。 ただ、野外録音が前提でしたら、これは個人的見解ですが、私ならノートパソコン+インターフェース環境より、録音に特化した専用機で録音してきて、自宅で音源データをPC編集…というスタイルを選びますね。 ノートパソコン+インターフェースというのは、一見手軽なようでも現場での組立は意外と煩雑ですし、機器が分離して居る上にノートは画面を開かないと使えませんから、どこか適当な場所で据置して録音せざるを得ず、機動性に欠けます。また、インターフェースはバスパワーで動くものを使うとしても、意外と電気を食いますので「ここぞ」という時にPC電源の残容量があやしくなることもあり、さらに言えばノートパソコンでの録音というのは、かなり使い込んで機材の癖を熟知できるまでは、結構不安定です。よって、野録に適した専用機の方が「録りっぱぐれ」は無いです。(放送関係のプロが、野録ではサブシステムとしてしかPC録音システムを持って行かないのも、それが理由です。) プロ仕様の物なら http://www.tascam.jp/list.php?mode=99&mm=9&c2code=01&c3code=02&scode=0919HDP205#02 http://www.korg.co.jp/Product/DRS/MR-1000/ という世界になってしまいますが、最近では http://www.roland.co.jp/products/jp/R-09/index.html http://www.zoom.co.jp/japanese/products/h4/index.php といった小型製品が、外部マイクも使えるし、USBでPCにもインターフェースとして接続できるし…で、便利良いです。 野録優先なら、こういった製品も視野に入れる価値はあると思います。
お礼
とても詳しく教えていただき、誠にありがとうございます。 大分、視界が明瞭になって来ました。 やはり高音質で録音するには高性能のコンバーターの搭載された機器が必要、というところが大前提となるのですね。オーディオンターフェースとマイクの相性によるノイズばかり考えてしまっていて、他の機器に起因するノイズを目落としておりました。これは単純に機器を購入する順序も関係ありそうですね。(例えば最初にマイクを購入し次にオーディオインターフェースを購入し使用したらノイズがひどい、という状況などは後に登場したオーディオインターフェースが悪者にされがちな状況なのかと思います) マイクはNT4を使っています。 今までポータブル録音についてはノーチェックだったのですが、調べてみるとパソコンと同じ無圧縮のフォーマットでの録音もできるようで、持ち運びも簡単ですし使い勝手が良さそうですね。 パソコンにダイレクトに録音する利点は、ポータブルからパソコンへ転送する手間が省ける、ということだけでしょうか?もしパソコンと同じ無圧縮のフォーマットで録音できるのであれば、オーディオインターフェースの購入を考え直して、機動性のあるポータブルの録音機を購入する方向へ転換しようと思います。プロ用のはちょっと手が出ないので、R-09やH4のような・・・。 ポータブルの録音機について多少調べてみたところ教えていただいたR-09, H4の他にもHi-MDというものも気になっています。キャノン入力のついているH4が今のところ有力です。 もうちょっと調べてみようと思います。