• ベストアンサー

ラテン語に一番近いのは?

文法的,語彙的,音声的にみてラテン語に一番近いのはどの言語でしょうか. 私としては古代ローマ以来の歴史的にみてイタリア語かなと考えています. 上記3点(文法・・)によってそれぞれ違う言語が近いということもあるのでしょうか(文法的にはA語だが語彙的にはB語という様に).ロマンス諸語のいずれかではあるのでしょうが,言語的な遠近を判定するのがむずかしいとすれば,現代の人々がラテン語に対していだいている感覚から判断してということで如何でしょうか.たとえば,イタリア人はイタリア語がラテン語の直系の子孫だと思っているが,他の国ではそういう感覚が希薄だとか...ありますか. また,欧州各国では義務教育や高等教育でどの程度ラテン語が教えられて居るのでしょうか.

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • Coquille
  • ベストアンサー率53% (23/43)
回答No.5

私はイタリアの文系国立高校に行っていました。 他の国ではそれほどラテン語は教育上重視されていないようですが、イタリアではラテン語は日本の古典と同じぐらい重視されて義務教育で勉強しています。高校は理系と文系に分かれるので時間数に差がありつつも、同様にラテン語の授業が(文系高校では週に2時間程度)あります。高校レベルになるとキケロ(イタリア語ではチッチェローネネ・・笑)とかを普通に読んでましたよ。 ちなみに日本で漢文を習う感覚でギリシャ語も勉強します。 イタリア人が「イタリア語はラテン語の直系の子孫だと思っている」というのはその通りだと思います。実際そう言っていました。文法は発達(というか退化?)しましたが語彙的には一番近いので、無理もないと思います。 一方ラテン語の音声は残念ながら資料が残っていないのでどの言葉に最も近いのかという確証はありませんが、これもおそらくイタリア語に一番近いのではないかと思います。まさにローマ字読みではないか、と。ただしラテン語ではVとUの差がなかったようです。 文法的には・・・難しいですね。確かにルーマニア語文法はラテン語に近く見えるかもしれませんが、そして間違いなくルーマニア語はラテン語の影響を受けていますが、言語学上ではルーマニア語をロマンス語に加えるか加えないかで論争があるほどですので一番近いとは言い難いかもしれません。

chika0820
質問者

お礼

ありがとうございました.イタリア映画で第二次世界大戦中に学校(義務教育らしい)でのラテン語の授業がありましたので現在でもおこなわれているのか知りたいと思っていました.学術用語としてラテン語の単語はいくつか知っていますが,イタリア語をみるとかなり類推できそうでしたので質問しました.時間ができたらイタリア語,ラテン語の勉強をしてみたいと思っています.

その他の回答 (6)

  • gunta
  • ベストアンサー率36% (236/652)
回答No.7

オランダの高校には2種類あり、俗に難しいとされている方のヒムナヒウム(ギムナジウムと言った方がわかりやすいかも)ではラテン語、または古典ギリシャ語が必修です。オランダ教育省いわく、古典語を「必修」としている教育システムは現在はオランダのヒムナヒウムだけだ、とのことです。でも他の方の回答を読んでいるとそうでもないみたいですね。 英、豪などでも格式あるお金持ちエリート高校では選択できます。履修するのは学識タイプか神学希望者くらいですけど。

chika0820
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。

  • Coquille
  • ベストアンサー率53% (23/43)
回答No.6

キケロはイタリア語でチッチェローネです。ミスタイプしました。すいません。 あと、イタリアでラテン語を習い始めるのはたしか中学からです。さすがに小学校では勉強しません。補足まで。

回答No.4

chika0820さんの補足についてついでに書いておきます。 chika0820さんの言われるところの日本での事例として、文献として残っているものとして南島歌謡(おもろそうし等)や風土記などがあります。 元々は海上ルートの伝播であるところに本土からの影響が見られて面白いと思います。 あと韓国からの影響を口語レベルで散見できるのは、隠岐や対馬でしょう。 日本語と韓国語の関係は英語とドイツ語が単語レベルで逐語訳できるのと同じように、かなり語彙の対応関係がありますが、それらの島嶼は南韓国方言と似ており相互にある程度理解できるそうです。 あと海外での例としてはサンスクリットの原型を留めていると言われるリトワニア語や、コーカサスの古語ではないかといわれるバスク語(ただしかなり疑問詞つきですが)などがあります。

chika0820
質問者

お礼

ご丁寧にありがとうございました.

回答No.3

私はイタリア語よりルーマニア語の方が原型を留めている部分が多いと感じています。 例えば格変化の存在などが縮退しなかったことなどでしょうか。あとは代名詞とか。 言語的にも進化を遂げたイタリア語と違い、歴史的にはダキア征服以後他のロマンス諸語の影響を受けにくかったことがその後進性かもしれません。 ただし、若干のバルカン形式(定冠詞の位置など)とスラブ音韻の影響を受けてはいます。 あとロマンス諸語ではロマンシュ語は良く知りません。

chika0820
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました. 中心から離れた所の方が古い型が残っているというのは,日本語について読んだ記憶があります.

  • musikayo
  • ベストアンサー率40% (170/416)
回答No.2

読み、語彙の変化はイタリア語が一番近いですね。 宗教歌など、時に判別しにくいものもあります。 文法的にはラテン語の文法を習ったことがないので分からないです… ラテン語は義務教育では教えられていなかったと思います。ではどこで?というと、教会(カトリック)の日曜礼拝などで、聖書を勉強する時に神父様からならうそうです。 イタリア・フランスでは多いですが、東北に行くほどプロテスタント勢力が強くなるので習ってない人が多いらしいです。ドイツなどでは高等教育で選択科目に入っているそうです(ドイツ人の留学生談) 欧州でも学校教育としてのラテン語はあまり重要視されておらず、ラテン語よりは英・独・仏の日常会話レベルが難なく使えるようにするほうが重要視されているそうです。

chika0820
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました. >読み、語彙の変化はイタリア語が一番近いですね。 やはりそうですか. >欧州でも学校教育としてのラテン語はあまり重要視されておらず 実用重視ということですね.

noname#118466
noname#118466
回答No.1

ラテン語に起源を持つ言葉はロマンス諸語5カ国語とエスペラントだと思います。 全ての言葉を平等に研究しかつラテン語の知識もなければ、あなたの質問に答えることは出来ないでしょう。 私はスペイン語、ポルトガル語、エスペラントを少々勉強しフランス語とルーマニア語はちょっと覗いた程度なので素人の域を出ませんが、想像を含め次のようなことが考えられます。 イタリア語はローマの地元なので古典ラテン語の影響を強く受けていると思われます。その点ではもっともラテン語に近いといえるかも知れません。一方スペイン語、フランス語、ポルトガル語、ルーマニア語は話し言葉である俗ラテン語から派生し発展してきているので、イタリア語に較べれば遠いとも言えます。しかし、書き言葉である古典ラテン語と話言葉である俗ラテン語ともにラテン語には違いなく又ラテン語になかった表現、品詞などが後に発達しているので、距離を測るのは簡単ではないでしょう。 現在これら5カ国でラテン語がどの程度義務教育に取り入れられているかわかりません。一般国民が自国語を使うとき、ラテン語を意識することはないと考えられるので質問自体はあまり意味がないと思います。日本語の熟語、格言などには中国語が多数取り入れられていますが、中国語だと意識して使っている人はいないのと同じでしょう。そういうことを考えるのは言語学者か多国語を学んだ人だけだと思います。

chika0820
質問者

お礼

早速のご回答ありがとうございました. 教育についての質問は参考までに尋ねてみたものです. 日本で(日本語の)古典の勉強をするのとは違い,あくまでも別の言語という捉え方をしているということですね.