もし、第2次世界大戦で日本が勝っていたら

質問

歴史に「もし」はないと言われますが、もし、第2次世界大戦で日本が勝っていたらどうなっていたでしょうか？
先にドイツで原爆を完成させ、日本とドイツが手を組んでアメリカに原爆を投下していれば十分に可能性はあったと思います。

回答No.3

harepanda · ベストアンサー

原爆なんか必要ありません。日本軍は終戦間際になると、苦し紛れの技として風船爆弾というものをつくり、上空を通る気流にのせて、アメリカに着地させるという安っぽい気球のようなもの使い始めました。実際、アメリカに到達したものも多数あったのですが、アメリカ軍は本気で風船爆弾のことを心配していたのです。「日本は中国で細菌兵器を使った国だ。風船爆弾に生物兵器を積まれたら、大変なことになる」という理由で。最初から本気で多量の風船爆弾を飛ばし、迷わず細菌兵器を投入していたら、勝てたんです。

ただ、この方法では、アメリカには勝てても、他の国には勝てません。中国戦線の泥沼化や、イギリス・オーストラリアとの戦争継続という事態の中で、最大敵国であるアメリカを倒したというバックグラウンドをもって、外交的に交渉を優位に進めて終戦に持ち込むしかないでしょう。

で、もし日独が勝っていたらという点ですが、ソ連邦が崩壊し、その後の冷戦はなかったというのが最も大きな違いでしょう。ソ連とナチは、似ている点がたくさんあって、形式上の民主主義と事実上の一党独裁であること、芸術を政治的プロパガンダに使い現代美術には無理解であったこと、市場原理を信頼せず計画経済的な政策をとることなど、ほとんど双子みたいなものです。意外と、ドイツがロシアを植民地化しても、その後のソ連邦地域の歴史には、大差がなかったかもしれません。

また、日独が勝った場合、第2次世界大戦後の講和条約における、「敗戦国への賠償金請求は放棄する」という原則が打ち立てられることがなく、日本は容赦なくアメリカから金を奪い、ドイツは容赦なくロシアを植民地にしたでしょう。

最後に原爆について。アメリカ人は今でも、原爆の投下によって戦争が終わったのだから、原爆の投下は正しいことだと思っています。しかし、これは事実誤認です。日本軍は原爆をふたつ落とされ、すぐにそれを原爆であると理解していましたが、それでも戦うつもりでいました。日本が敗戦を受け入れたのは、ソ連軍が日ソ中立条約を破って満州国に侵入してきたことがきっかけです。アメリカ人は、こういう事実を、多分、認めたくないんでしょうけど。

お礼

回答ありがとうございます。

＞最初から本気で多量の風船爆弾を飛ばし、迷わず細菌兵器を投入していたら、勝てたんです。
そうだったんですか。知らなかったです。

＞で、もし日独が勝っていたらという点ですが、ソ連邦が崩壊し、その後の冷戦はなかったというのが最も大きな違いでしょう。
これも認識不足でした。ソ連も連合国側についていましたが、戦争が終結すると すぐさまアメリカと対立しますよね。

＞アメリカ人は今でも、原爆の投下によって戦争が終わったのだから、原爆の投下は正しいことだと思っています。
これもアメリカの原爆投下を正当化する理由の一つなんですね。

ところで、もし、日本が勝っていたら 世界における英語の地位はどうなっていたと思いますか。お答え頂ければ幸いです。

回答No.10

tyr134

>先にドイツで原爆を完成させ、日本とドイツが手を組んでアメリカに原爆を投下していれば十分に可能性はあったと思います。

トンデモ説を未だに出ませんが、「広島の原爆はナチス製だった」という説もありますね。

http://inri.client.jp/hexagon/floorA6F_hc/a6fhc107.html
http://inri.client.jp/hexagon/floorA6F_hc/a6fhc111.html

まぁ、確たる証拠のない「仮説」でしかないようですが。
今後の研究に期待したいところ。

さて、日・独・伊陣営が勝っていたらですが、恐らく内戦に次ぐ内戦で世界第三次大戦に突入していたでしょうね。
そして、既に原爆が使われていることから、核兵器を使うことにためらいは無く、核戦争となり地球は荒廃したかもしれません。

根拠としては、日・独・伊はファシズム的であり、独裁体制であったから。
独裁体制は、抑圧を産みます。
抑圧された人々は不満がたまり、いずれその不満が爆発したでしょうね。
当然、敗戦国もこの不満の火種を燃え上がらせるために、油を注いだことでしょう。
ソ連の世界版の出来上がりです。（共産主義は、徹底的に排除されたでしょうけど。）

・・・と、すこし後ろ向きな想像をしてみました。

お礼

回答ありがとうございます。

＞トンデモ説を未だに出ませんが、「広島の原爆はナチス製だった」という説もありますね。
これが本当だとしても不思議ではありませんね。

＞さて、日・独・伊陣営が勝っていたらですが、恐らく内戦に次ぐ内戦で世界第三次大戦に突入していたでしょうね。
私もその可能性は高いと思います。そうすると、北斗の拳のような世の中になって 日本もアメリカもなくなっていたかもしれませんね。

回答No.9

wangwinf

まず、アジア、アフリカの植民地は日独伊で山分け。
日本はシベリア、中国、チベット、モンゴル、太平洋の諸国を植民地化。
ドイツはモスクワまでドイツ領土にして、ユダヤ人を移動させる。
米ソが戦後世界を支配したように、世界中にファシズム国家が誕生。
基本的にファシズムが勝っても、ファシズムっていうのは政情が不安定でその後の内乱はさけられないでしょうから、火種がくすぶり、近いうちに第三次世界大戦が起こっていると思います。
それ以降はわかんないや。

お礼

回答ありがとうございます。

回答No.8

buchi-dog

第二次大戦で日本が戦勝国、アメリカ・イギリス・オランダ・国民党政権が敗戦国になったと仮定した場合、

1. ハワイ州をアメリカから日本に割譲。香港とシンガポールをイギリスが日本に割譲。香港はイギリス領土とイギリス租借地の二つに分かれていますが、全て日本領土となります。

2. 満洲帝国が戦勝国に加わる。大連・旅順は関東州として日本領。
※ 関東州は20世紀一杯の99年期限の租借地でしたが、日本の領土に変わります。

3. 北京、南京、上海、武漢などの大陸主要都市に日本軍が駐留。南京政権が安定すれば撤退もありえるでしょう。
香港が日本領ですので、ここが海軍基地＆日本の大陸南部での根拠地になります。広東省に非常に良い軍港適地があるそうで、ここに日本海軍の基地を香港とは別に建設するのもよいでしょう。

4. ジャワ島とボルネオの石油権益は、イギリス・オランダの企業から日本(満鉄のような国策会社を新規に設立)に移転。両島に日本軍が駐留。

5. 国民党政権は、アメリカとイギリスの支援を失った以上存続し得ない。蒋介石政権は降伏します。第二次大戦終結と同時に瓦解し、一斉に重慶から逃げ出すでしょう。蒋介石・張学良・毛沢東・周恩来などは戦争犯罪人裁判で絞首刑。

6. 汪兆銘(1883年生、1945年時点で62歳)率いる南京政権が支那全域(長城以南)を統治。チベットは南京政権の保護国。日本と新生「支那」と満洲帝国による三国同盟で北東アジアは安定する。

7. 東南アジアについては、No8さんが言われる通りに各国が独立。日本はジャワ島とボルネオ島の石油の輸入が出来れば十分なので軋轢も起きず。

8. 日本とドイツが国際連盟に常任理事国として復帰。支那と満洲帝国が常任理事国に入り、
「日本、ドイツ、支那、満洲帝国、アメリカ、イギリス
が常任理事国となる。

フランスはパリを含む本土の半分をドイツに割譲し、全ての海外領土をドイツに割譲して「弱国」に転落。常任理事国からも外れます。

お礼

回答ありがとうございます。

＞フランスはパリを含む本土の半分をドイツに割譲し、
そうか、フランスもアルザスとロレーヌだけでなく、半分もドイツに取られてしまうんですね。

回答No.7

PENPENMAKKY

日本が勝ったらですか？

　　　１９４６年
まずフィリピン（ラウレル・アキノ体制）・ベトナム・カンボジア（シアヌーク体制）・ミャンマー（アウン・サン体制）・インドネシア（スカルノ・ハッタ体制）・インド（ボース体制）が独立達成します。中国は国民党・共産党・南京政権による内戦が始まるでしょう。

　　　１９５０年
日本の後押しを受けた南京政権が勝利をおさめ中国に安定がもたらされる可能性があります。

地図に満州国があるのと、台湾・朝鮮・太平洋諸島が日本領になって日本が国際連盟に復帰し筆頭常任理事国となると思います。

お礼

回答ありがとうございます。

回答No.6

harepanda

ANo3ことharepandaです。

> ところで、もし、日本が勝っていたら 世界における英語の地位はどうなっていたと思いますか。お答え頂ければ幸いです。

英語は抜きん出て強い言語というわけではなくなり、フランス語、ドイツ語、日本語と同格になったと思います。

世界共通語としてつくられた人工言語エスペラント語は、第2次世界大戦の結果にかかわらず、マイナーなままで終わったでしょう。ヒトラーは「エスペラントは離散したユダヤ人を結集させる国際語だ」とし、スターリンは「エスペラントはスパイの言語だ」と言ってますから。やっぱり似てるんですよ、ナチとソ連って。

お礼

回答ありがとうございます。

＞英語は抜きん出て強い言語というわけではなくなり、フランス語、ドイツ語、日本語と同格になったと思います。
そうですよね。日本語も今より強い言語になっていただろうし、互角だったでしょうね。

＞世界共通語としてつくられた人工言語エスペラント語は、第2次世界大戦の結果にかかわらず、
エスペラントがあまり広まらないのは こんな理由もあったんですね。

回答No.5

eroero1919

>>ドイツは、ドーバー海峡をはさんだだけのイギリスに対する侵攻すら失敗しています。
>これは第1次世界大戦の時ですよね

いいえ、第二次大戦のときです。1940年7月のいわゆる「バトル・オブ・ブリテン」が始まったとき、英軍にまともな陸上兵力は残っていませんでした。もし当時のドイツ軍が装甲師団を1個でも上陸させていたらロンドンまで突っ走ったかもしれません。そのくらい、英軍の戦力はなかったのです。
しかしドイツ軍には海上戦力がありませんでした。最短では向こう岸が見えるほど短いドーバー海峡の間に陸上部隊を上陸させ、さらに補給を維持させるほどの船がありませんでした。海軍も、もし栄光あるイギリス海軍が本気で出撃したときに勝てるほどの戦力はありませんでした。ドイツ海軍がやったのは、「戦艦を通商破壊に使う」というドイツ海軍以外絶対やらないようなゲリラ戦法でした。

>先にドイツで原爆を完成させ

それ自体が無理ですね。あのアインシュタインがそもそも米国に協力していました。当時最高の頭脳が協力していたんですからね。
もし仮にドイツで原爆を完成させていたとしても、それと同じものが作れるかっていうとそれはもう全然別の話です。例えば当時ドイツの優れた技術の設計図などがUボートによってもたらされたりしていますが、それがどれだけ役に立ったというかというと、実はこれといって役に立った形跡はありません。戦後、今のニコンの前身の会社がドイツのライカカメラを取り寄せてコピーを作ろうとしました。ニコンは戦前戦中は軍事用カメラを作って当時の日本としては高い技術を持っていました。しかし、ライカのシャッター幕のあまりの緻密さに「こんなものは到底作れない」と途方に暮れたそうです。

そもそもアメリカの生産力は「ほぼ単独で日本と戦い、ヨーロッパに直接派兵してドイツ軍と戦いながら、中国とイギリスとソ連に膨大な物資を支援した」ほどです。アメリカが他国に支援した物資がいかに膨大だったかというと、ソ連軍は補給などで使うトラックはほとんどアメリカが送ってくれたのでソ連はトラックをほとんど製造せずに戦車の生産に集中できたほどです。
山本五十六が渡米したときに「この国には勝てない」と感じた話は有名ですが、渡米した日本人のほぼ全員が「やっぱこの国には勝てない」と感じます。私も渡米したとき痛感しました。トレーラーやリムジンのデカさとそのデカさを感じさせない道路の広さそしてその広い道路が渋滞するほどの車の多さには衝撃を受けざるを得ませんよ。

お礼

回答ありがとうございます。

＞それ自体が無理ですね。あのアインシュタインがそもそも米国に協力していました。
これはヒットラーがユダヤ人迫害に躍起になっていたので、アインシュタインもアメリカに亡命せざるを得なかったのもあるでしょう。

回答No.4

nemosan

＞もし、第2次世界大戦で日本が勝っていたら

これは具体的に、いつ・どこでの話を想定してるのですか？

回答No.2

kawakawakawa13

＞先にドイツで原爆を完成させ、日本とドイツが手を組んでアメリカに原爆を投下していれば十分に可能性はあったと思います。

そんなこと言っても、運搬手段がありません。
ドイツは、ドーバー海峡をはさんだだけのイギリスに対する侵攻すら失敗しています。
第二次大戦で日独が敗戦した大きな理由は、経済力です。
まあ、勝利したとしても、日独でまた戦争になったでしょう。

お礼

回答ありがとうございます。

＞ドイツは、ドーバー海峡をはさんだだけのイギリスに対する侵攻すら失敗しています。
これは第1次世界大戦の時ですよね。第2次世界大戦まではそんなに長くありませんが、その間にドイツだって急速に科学技術は進歩していたのでは？

回答No.1

akira-45

日本が勝つということは、日・独・伊が国連で主導的な立場になっていたことになり、国際通貨も変わったことでしょう。そのかわり猛烈なインフレもあったはずです。独・伊はヨーロッパ全土の覇権・アフリカ植民地の総括、日本はインドを含めた環太平洋を手中に収めたでしょうね。アメリカの東は独。伊、西は日本になったかもしれません。

お礼

回答ありがとうございます。