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.........? What problem could there possibly be?
NHKラジオ英会話講座より A:I'm really nervous about the presentation tomorrow. B:Why is that? What problem could there possibly be? A:....B:いったい何の問題があるって言うんだい? ((質問)”What problem could there possibly be?”で質問です。 1)助動詞と[there is構文]が混在して文の構成がよくつかめません。 通常「what+名詞+助動詞+主語+述語動詞(原形)?」ですね? 今回の場合、仮主語の[there]を主語とみなすのでしょうか? 2)副詞[possibly]はbe動詞の前に置くものですか? 3)ここで使われているcould(could be)についての語感を教えて下さい? 4)類似の易しい例題を2~3教えていただけますか? 易しい説明を希望します。宜しくお願いいたします。以上
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こんにちは。12/7のご質問ではご丁寧なお返事を有難うございました。 ご質問1-(1): <1)助動詞と[there is構文]が混在して文の構成がよくつかめません。> there is構文に助動詞が使われれば、be動詞が原形になって、助動詞の後に置かれるだけです。この語順は変わりません。 例: there can be there may be ご質問1-(2): <通常「what+名詞+助動詞+主語+述語動詞(原形)?」ですね?> その通りです。疑問形では、主語は助動詞と原形動詞の間におかれます。 例: Can there be~? Should there be~? ご質問1-(3): <今回の場合、仮主語の[there]を主語とみなすのでしょうか?> thereは仮主語ではありません。 1.there is構文のthereはもともと、「そこに」という意味の副詞です。副詞ですから、文の構成要素(SVOC)にはならず、修飾語として働きます。 2.there is構文は「副詞there+be動詞+主語」というMVSの倒置の形で、文型はSV型の第1文型になります。 3.there is構文は、thereという場所を提示する副詞を文頭に置くことで、「そこに~がある・いる」という存在を前もって暗示・アピールする表現方法といえるものです。「そこ」とはどこかといえば、それを後の副詞句で明示するわけです。 例: There is an apple on the table. 「あっ、りんごがあるよ、テーブルの上に」 Here is an apple. 「ほら、りんごがあるよ」 ご質問2: <2)副詞[possibly]はbe動詞の前に置くものですか?> be動詞の働きによります。 1.ここではbeは「ある」「いる」という完全自動詞として働いています。possiblyは副詞ですから、動詞にかかるので、動詞の前に置かれるのが普通です。 2.ただ、be動詞が不完全自動詞で、形容詞などの補語Cを必要とする場合は、主格補語となる形容詞の前に置かれることになります。 例: He is possibly wrong. 「彼は恐らく間違っている」 3.ただし、不完全自動詞でも助動詞と一緒に使われると、possiblyは助動詞とbe動詞の間におかれるのが一般です。 例: He may possibly be wrong. 「彼は恐らく間違っているかもしれない」 4.ご質問文の例は、beが完全自動詞であること、助動詞couldと共に使われていることを鑑み、probablyはcouldとbe動詞の間に置かれていたものと考えます。 例: There could possibly be problem. ご質問3: <3)ここで使われているcould(could be)についての語感を教えて下さい?> 仮定法の婉曲用法です。canの過去形ですが、「できる」という可能性よりも、「あり得る」という蓋然性に言及しています。 1.仮定法の帰結の用法で使われる、婉曲用法の助動詞は、ご質問文のように、単独で使われることもよくありますが、常に、「もし~だとしたら」という仮定の条件節があると想定して文意を考えると、わかり易くなります。 2.例えば、この例文では「(もしあるとすれば)いったいどんな問題があるというのか」と、If there were「(ないとは思うが)もしあるとすれば」といった、仮定法過去の条件節が隠されているものとして、訳を考えるとわかりやすいでしょう。 3.ちなみに、このpossiblyはcanとよく使われますが、これも2つの用法があります。 (1)can+possiblyが「可能性」を示唆する用法: 例: Come as soon as you possibly can. =Come as soon as you can. =Come as soon as possible. 「できるだけ早く来なさい」 (2)can+possiblyが「蓋然性」を示唆する用法: 例: He can/may possibly pass the exams. 「彼はひょっとしたら試験に受かるかもしれない」 ここではpossiblyは「起こりうる」蓋然性を強調した副詞「ひょっとして」「もしかすると」といった意味になっています。 *ちなみに「蓋然性」は=「可能性」と解釈されることもありますが、ここでは、「能力がある=できる」意味の「可能性」と区別して、「蓋然性」という言葉を使っています。 4.ご質問の例文では、仮定法のcouldを用いることで 「(ないとは思うけどありうるとしたら)いったいどんな問題がありうるって言うんだ?」という、問題が起こりうる蓋然性を強調するために、possibly「いったい」が使われているのです。 ご質問4: <Why is that? What problem could there possibly be?> 1.このBの発言は、疑問詞Why、Whatを用いていますが、一般の疑問文というより、一種の「反語表現」になっている点にもご注意下さい。 2.つまり、それぞれの疑問文は、疑問の形をとりながら強い「否定表現」になっているということです。反語は一種の強調表現なのです。 例: 「なぜそんなこと言うの?」=「そんなこと言う必要ない」 「いったいどんな問題があるって言うの」=「問題なんかありはしない」 と、本当は強い否定を言いたいのです。 3.そこから、ここで使われているpossiblyは=not+possiblyの使い方と同じで、 not possibly「とうてい~はあり得ない」 という強い蓋然性の否定になっているということです。 それが、「いったいどんな~があるって言うんだい」→「あり得ないよ」というニュアンスの抄訳になっているのです。 以上ご参考までに。 PS: 12月の週末は全てパーティで予定が埋まっています。今週末も金・土・日とパーティ三昧でしたので回答が遅れてしまいました。アルコールが多少脳に残っているかもしれませんが、回答内容は大丈夫ですよ(笑)。
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- petitchat
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#2です。 漢字を間違えておりました。 >whatは疑問視でproblemとひっついた運命共同体ですから前に出ます。 疑問視 ではなく 疑問詞 です。 失礼いたしました。
お礼
有難うございます。熱心にご指導くださり心より感謝いたしています。敬具
- petitchat
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#2です。読み落としておりました。 >今回の場合、仮主語の[there]を主語とみなすのでしょうか? このthereは仮主語ではありません。なんの意味もなさないただの構文です。 there is/are 主語. は特殊な倒置構文でしてこのthereは仮主語ではなく強いて言えば訳出しない修飾語とでもいいましょうか。 M V S の構文ですね。 M = modification(修飾語) 例ですが There could be a lot of wonderful things on Christmas. 「クリスマスには素敵なことがいっぱいあるかもしれない」 There colud be an angel behind you. 「あなたの後ろには天使がいるかもよ」 即席で作ってみました。 ご参考になるでしょうか。
お礼
有難うございます。[there is..構文]のthereは、仮主語ではなくて修飾語なんですね。間違って覚えてました。では仮主語はitだけかな?もう一度調べてみます。また間近かのクリスマスにふさわしい素敵な例文は何よりの贈り物です。今後とも宜しくお願いいたします。敬具
- petitchat
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こんばんは。 #1様がすでに的確な御説明をなさっていらっしゃいますが 僭越ながら少し補足をさせていただきます。 What problem could there possibly be? これは元々の文章は There is a problem. 「問題がある」 ですね。 これに先のご回答にあるように仮定法のcouldを入れます。 There could be a problem. 「問題がありえる/あるかもしれない」 となります。 ここに「ひょっとして」のpossiblyを入れると There could possibly be a problem. 「ひょっとして問題があるかもしれない」 になります。 あとは#1様のご回答のとおり 「どんな」を示すwhatをいれますと There could possibly be what problem. となって whatは疑問視でproblemとひっついた運命共同体ですから前に出ます。 What problem there could possibly be. ところが疑問視が前にでると後ろを疑問文にしなければなりませんから there と could がひっくりかえり What problem could there possibly be? となりました。 そして could を伴ったwhで始まる疑問文ではpossiblyは「いったい」という意味になります。 で ご提示のような訳になります。 ご参考までに。
お礼
いつも御回答いただき有難うございます。今回もとても勉強になりました。よく理解できました。順序だてて説明くださるので初心者の私にとってとても分り易く助かりました。まだまだ初歩的なことで知らないことがたくさんあります。”助動詞とthere is・・構文の組み合わせ”等もお恥ずかしいことですが、初めて知りました。回答者の皆様のお陰で、楽しく学べています。今後とも宜しくお願いいたします。敬具
- tjhiroko
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1) この文はthere is 構文が疑問文になった形ですね。 There could possibly be (some) problem. 一応someを置いてみましたが、この部分を尋ねる形の疑問文ですので、ここにwhatを置いてwhat problem を前に出し、疑問文ですからcould を前に出したのがこの文です。 2)possibly はcan, could などと一緒に使われることが多いですが、can (could) possibly do (be) とcan(could) と動詞の間にはさむことが多いようです。 こういうときは検索して使用例や頻度をみるといいですよ。 "could possibly be" http://www.google.com/search?hl=en&q=%22could+possibly+be%22 "could be possibly" http://www.google.com/search?hl=en&q=%22could+be+possibly%22&btnG=Search 3)一種の仮定法で「(もしあるとすれば)なんの問題があるって言うんだい?」というふうに、条件が含まれていると考えればいいのでは。 語感としては、そんなのあり得ないと思うけど、といった感じを受けます。 4) could を使った例ということでしょうか。 こちらの(2)-1が分かりやすいかと思います。 http://www.eibunpou.net/10/chapter25/25_5.html
お礼
いつも御回答いただき有難うございます。今回もとても勉強になりました。よく理解できました。URLも参考になりました。まだまだ初歩的なことで知らないことがたくさんあります。”助動詞とthere is・・構文の組み合わせ”等もお恥ずかしいことですが、初めて知りました。回答者の皆様のお陰で、楽しく学べています。今後とも宜しくお願いいたします。敬具
お礼
いつもご回答有難うございます。今回も沢山教えていただきました。助動詞とthere is構文の組み合わせ/there isは強調表現/副詞possiblyの位置/一種の反語表現・・、とてもよく理解できたし、大変貴重な内容でした。確りと、このご指導をを無にしない様、記憶に留めます。わずか15分のNHK英会話ですが、挫折しないで聞き続けています。これも回答者の皆様のご好意によるものといつも感謝しています。今後とも宜しくお願いいたします。敬具