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ISO妥当性確認
当社ではハンダ付作業があり特殊工程として顧客より要求事項として 作業者の資格認定と製品の妥当性を求められています。 作業者認定は外部委託で簡単に取得する事ができましたが、 製品の妥当性確認の手法がわかりません。 ISOの審査時のもその辺を指摘事項として改善要求がありました。 ハンダの妥当性確認方法はJISハンドブックに載っているのでしょうか。
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例として、ご確認ください。 製品と同じサンプルを作成し、製品と同じ検査で合格すれば、 妥当性があると認識しています。 妥当性とは、客観的評価の証跡を残すことだと思っています。 検査の内容も、客観的に妥当性があることが必要です。 検査項目を設計し、手順を確立していなければなりません。 妥当性の手段を顧客に提案し、合意を取ることはお勧めします。
- isoworld
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ISO 9001などの主任審査員を長年やっています。専門はエレクトロニクス(設計・製造)で、私自身も趣味でハンダ付けは数え切れないくらいに実施しましたから、馴染みがあります。ハンダ(付け作業)とは極めて縁が深い立場にあるわけです(笑)。 ハンダ付け(作業)というプロセスは、常識的には妥当性確認がいる、と見られています。ハンダ付けプロセスの妥当性確認の方法はJISハンドブックなどには整理された形では載っていないかも知れません(そういう観点で考えたことがありません)。しかし以下に述べることの参考になる情報はたくさん書かれてあると思います。 ハンダ付けをしたとき、そのハンダ付けの良し悪しは、その後の検査ではなかなか分からないものがあります。いもハンダやブリッジなどは目視検査で見ても分かります。しかし見かけは良くてもそのハンダ付けに何らかの不具合(下手な作業や不十分なハンダ管理など)を内在させていると、使用開始して何年もの後にそのハンダにクラックが入ったり、腐食が出ることがあります。それ以外にも時間と共に出るハンダの不具合はいろいろありえるでしょう。これらは、ハンダ付け後に何らかの検査をしたとしても簡単には分からないものです。 でもそんな素人的なモノ作り(ハンダ付け)では困るわけで、検査が出来なくてもそのハンダ付け(作業)が良好で、常識的な使用期間の間はハンダにかかわるトラブルが絶対に出ないことを品質保証しなければなりません。 そのためにどうするかというと、正しいハンダ付けの方法と作業手順・管理基準を確立し、ハンダごてを含めたハンダ付けに使用する機器(の仕様)を決め、ハンダ付けに携わる人には正しいハンダ付けがきちんとできる訓練をして十分なスキルのある人を認定し、その人に確実に作業をやってもらわなければなりません。 より具体的には、ハンダごての小手先(チップ)の管理、ハンダ付け温度の管理、ハンダごての適切なワット数の選定、ハンダ付け時間の管理、ハンダの種類の管理、ハンダ付け関連機器の管理、ハンダフラックスの適切な選定、ハンダ付け部分の汚れ落とし(洗浄)、ハンダ付け後の洗浄、ハンダ付けの手直し修正・やし直しに関する取り決め、(電子部品を扱うときは)ハンダごてからの漏洩電流の管理、リストストラップの着用…など(ほかにもあるかも知れません)非常に多くの項目についてきちんと管理できていなければなりません。 また、場合によっては事前・事後に試しのハンダ付けを行い、その良さ加減を調査分析(あるいは試験・検査)して確かめることも必要かも知れません。 そうした、きちんとした管理のもとに、所定の方法、手順、管理基準、要員がきっちりとハンダ付け作業を行うことによってしか、ハンダ付けの品質保証はできません。 こうした管理に必要な事項を漏れなく調べ上げて明らかにし、それを責任者から承認ももらい、決められたとおりにハンダ付け作業を実施し、管理に必要な記録もきっちり残すことによって、ハンダ付けの品質保証ができるわけです。この一連の活動を妥当性確認と呼んでいます。 なお、ハンダ付け(作業)の妥当性確認には、場合によってはハンダ要員のハンダ付けスキルが落ちていないかを再確認したり、ハンダ付けの所定の方法・手順・管理基準・ハンダ関連機器などが現状のもので問題ないか、見直し確認することも含めてください。
- vonori
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こんなのありますよ http://www.techno-con.co.jp/item/250029.html ちなみに ハンダ× 半田× はんだ○ です