普及しない理由
(1)宣伝が派手でない。テレビのCMが少ない。大手電気屋さんでWillcom専属の販売員がいないことが多い。しかし逆に、余計なコストをかけていないということで、好感が持てる。宣伝が派手だと、宣伝の大きなコストが、高い通話料などに反映されていることになる。
(2)PHSは電波が弱くて、都市部以外は通じないという先入観。実際、都市住民が、Willcomの通じない地域にいくことや、滞在する時間はかなり少ないものと思われるが、それでも、通じにくいということで加入をためらう人がいると思われる。
Willcomの利点
(1)とにかく通話料が安い。音声定額に加入してPHS間の通話料が無料というのがあるが、他者の電話宛でも、通話料はきわめて安い。
(2)音声定額コースでメール無料。大きな画像を送ったりしても、パケット量がかかったりすることもない。
(3)Willcomのメールを、自分のPC用アドレスにも自動転送する設定ができる。そうすれば、端末とPCのどちらでもメールが見られる。これは他社携帯電話にはない設定である。
(4)電磁波が弱いことによる利点。電子機器と干渉しにくい、電磁波の身体への影響(詳細は未知ではあるが)、など。
(5)最近の端末は、メールソフトに、Willcom以外のアドレスも登録できるようになっている。
(6)Web閲覧のパケット料金も、他社よりかなり安い。
欠点
(1)新幹線内での音声通話が厳しい。(大宮ー上野間の低速走行時は通話可能。)ただしメールはどういうわけかよく受信できる。
ただし、新幹線に乗車中に緊急で通話しないといけないようなこともないので、実際にはこういったことでの不便は感じていない。(仕事柄、急ぎの電話も入るが、ほとんど電車降りてからの通話で事足りている。)
(2)山間部で、AUなら通話可能で、Willcomが通じない時がある。(ただしこんなところに行くのも年間数えるほど。)
(3)携帯用web siteで、Willcomに対応していないものも多い。例えば、Yahoo Mailの携帯Webmailが使えない、など。(でもYahoo Mailはメールソフトの方で使えます。)(実際は、Web閲覧は普段はPC中心で、外出先ではニュースや天気予報を見たり、乗り換え案内を見たりと、使用法も限られており、当方は全く不便していない。)
当方、以上の利点と欠点のうち、欠点による影響がほとんどなく、事実上、利点のみ享受している次第です。
当方と同じような携帯端末の使用状況の方は(通話はそれなりにする,メール送受信は多い,都市部中心でたまには新幹線等で遠くにも行く,端末でのWeb閲覧は外出中に少しするが普段はPC中心)、是非Willcomを使用して欲しいと願っています。