- ベストアンサー
緑色の炎を見たことがないのはなぜ?
お世話になります。好奇心から質問です(Web検索したのですが答えが見つけられませんでした)。 一般に可視光領域の電磁波は、波長の長い順に「赤・橙・黄・緑・青・藍・紫」色に見えます。 一方、発熱体(例えば炎)の色は、そのエネルギー(絶対温度の4乗に比例)が電磁波として放射されたものが見えているという認識です。 そうだとすると、低温の赤い炎と高温の青い炎の中間に、緑色の炎もあってよいのではないかと思うのですが、 見たことがありません。 理由がわかる方、ぜひ教えてください!
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
> 発熱体(例えば炎)の色は、そのエネルギー(絶対温度の4乗に比例)が電磁波として放射されたものが見えている 黒体輻射のことを言っているのですね。 > 低温の赤い炎と高温の青い炎 ちょっと待って。青い炎って都市ガスの炎のこと。あれは黒体放射とちがいますよ。黒体輻射の式によれば、青い発熱体の温度は7500度です。都市ガスがそんな高温で燃焼しているとは思えないのですが。 都市ガスの炎の色は燃えているガスの電子遷移なのではないでしょうか? 青い発熱体っていったら簡単に見られるのは星の色くらいではないでしょうか?(実験室環境だったら、他にもあるかもしれませんが。) でも青い星って、白っぽくもあるでしょう。 黒体輻射の中心波長は温度が上がると赤から青へシフトするけれど、波長分布の幅が広くていろいろな波長が混ざっているのです。 中心波長が緑色にくると、緑色は可視光の中心なので、いろいろな波長の光が混ざって、緑には見えずに白っぽく見えるのではないでしょうか? 太陽は温度5500Kですが、ウィーンの変位則から中心波長は545nmになります。これは黄色っぽい緑ですが、太陽光は白く見えます。 尚、緑色の光が見たければ、炎色反応を使ってださい。 緑色の炎の花火はよくあるんじゃない。
その他の回答 (2)
緑色の炎、あることはありますね。 > 見たことない 単にチャンスがなかったのでしょう。 今はどうかわかりませんが、 新聞広告のカラー印刷されたもので、燃やすと (インクに使われてる物質によるのでしょうけど) 緑色のものがありました。 花火でも、ヒトダマを模した緑色のものがありますし。 たしか(不確かですが)銅の炎色反応って緑色では ありませんでしたっけ? wikipedia 炎色反応 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%82%8E%E8%89%B2%E5%8F%8D%E5%BF%9C
- masa2211
- ベストアンサー率43% (178/411)
炎の色は、遊離炭素により決まります。 燃料ガスから遊離した炭素があれば、遊離炭素が輝くためその部分は赤くなり、 炭素が速やかに反応してしまえば遊離炭素がなくなるので青になります。 よって、中間はありません。 また、銅やバリウムが微量成分として混じっていれば、炎色反応で緑色の炎となります。 http://www.mnc.toho-u.ac.jp/v-lab/combustion/comb02/matter01.html
お礼
ご回答くださった3名の方々、お忙しい中ご回答ありがとうございました。 > 黒体輻射のことを言っているのですね。 > 青い炎って都市ガスの炎のこと。 私の質問は、leo-ultraさんのおっしゃるとおりの意図でした。 質問の仕方が悪く、炎色反応に関するご回答を多くいただいてしまいました。 > 中心波長が緑色にくると、緑色は可視光の中心なので、いろいろな波長の光が混ざって、緑には見えずに白っぽく見えるのではないでしょうか? なるほど~。私が知りたいのはこの部分でした。 黒体輻射でも緑色の成分は出ているけど、RGBが重なるように打ち消されているのですね。 疑問解消です。ありがとうございました。