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関係代名詞 whichとthat
関係代名詞でwhich(またはwhom,who)を使う場合、thatが代用可能というのがあります。でもじっさい、これらはどのようなニュアンスの違いがあるのでしょう。 テキストなどには関係詞が目的語の場合、関係代名詞は省略可能で通例省略することが多い、というところまでは説明してありますが、whichとthatをどういう場合に使い分けるのか、またそのニュアンスまで解説してるものはなかなかみられません。 しかし英語を勉強しているとこの手の疑問が多くて困ります。 どちらの言い方でもつかえるが、どういった場合にどちらを使うのか… そのへんまでつっこんだ、比較的平易な解説書があれば良いのですが…
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参考書:ロイヤル英文法も悪くありませんが、私は「英文法解説」江川 泰一郎 をお勧めします。 英語教員では昔から定番の一つとされている本です。 ご質問のwhichとthatについてですが、いつでもthatが代用可能ではありません。 代用可能でない場合について覚えれば大体使い分けられるでしょう。 重要なものを抜き出すと、 1) that は OK, which はだめ a)人に対してはwhichは使わない。 2) which は OK, that はだめ。 a)非制限用法 The station, which is located nearby .....のように、 , がある場合ですね。 b) by, in, for などがついている場合( by which, in which, for which)。 ただし、前置詞を文の後方に移動して that に書き換えるということは出来ないわけではない。 普段はthat の使えるところではthatを使い、使えない場合はwhichを使う。 形式ばった文章を書くときにwhichを多用するというのが基本的な使い分け方です。 上記の事柄についても英文法解説には詳しく述べられています。
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- Ganbatteruyo
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皆さん、こんにちは! ここ、まだ閉まっていなかったんですね. それにしても、皆さん、すごいですね. なんか、学会のレポートを読んでいるみたいですよ! まずニュアンスの事でお聞きになっている様なので、書きますね. たしかに、大学での論文などでは、この二つを気にしているようですが、whichはどっち、と言う事を強調する時に使うようですね. whichと言って、次に来る分は重要なんだよ. つまり、paninixさんが、#6のBでおっしゃったことですね. ただ、学校で習ったような「であるところの」となる物はthat にしちゃう。 Institutions which rely too comfortably on tradition don't long survive. の件ですが、この文だったら、無意識にthat に変えますね. もう一つ感じる事は、xxxxx which is xxxxとなるとき、さっきとは逆に、強調したい時はthat isになりますね. なぜって言われると、分かりません. 言い訳なのかな、理由が考えられないです. ですから、ここで、分類法が生きて来るんだと思います. 一種の統計学みたいな物だと思っています. こういう時はこう、そういう時はそう、と、分けますからね. このけんは、はっきり言って、私には、説明できる力がありませんと言った方が良いですね. 状況、感情で、変わってくるのでしょうが、その状況/感情を一まとめにして、「こういうとき」といえない今の私です. ここで発言していながら、何か自分でも中途半端な回答をしてしまったようです。 ただいえるのは、whichを使う事が非常に少ないと言う事です. 申し訳ないです.
お礼
>Ganbatteruyoさん そんなそんな謝らないでください 自分のちょっとした疑問にこんなにも皆さんに熱弁していただいて ─私の頭脳がそれを理解できるかどうかもアヤシイというのに─ 申し訳なく思ってるのはこちらのほうです。もーアタマに縦線入ってます。 本当にありがとうございます。>皆様 本当ならひとつひとつ丁寧に返信しなければいけないところなのでしょうけれど、なかには非常に興味深いお話ではあるものの、すでに私の理解力のキャパシティからあふれでている部分もあるようですので、いまの自分にはそれぞれにお答えできる充分な能力がないのが残念です。 しかしどれも本当に興味深いお話で、こういうときポイント制って酷だとおもいますね、ほんと。本来ならみなさんポイントあたえられるべきなんですが… でもおかげさまでwhich/thatそれぞれの用法について、おぼろげながらなんとなくイメージがみえてまいりました。 とはいえニュアンスなどの理解にはまだまだ遙か遠い道のりです。 いくら頭に詰め込んでもそれだけではアタマでっかちになるだけで、けっして身に付くはずもありません。当然ですよね。 やはりこういった部分になると、もっと生きた英語にふれなければ始まらないということを痛感します。まさに習うより慣れろ、を地でいくような… とにかく、ここで挙げられたテキストなどを参考にしてもうちょっとやってみます。 どうもありがとうございました。このページは保存しておきます。
>thatを使うか省略する場合、この違いはなんなのでしょうか? that はいつでも省略できるわけではないことはご存知ですか? この点についても江川さんが詳しく解説しています。 面白いのは、thatの後にすぐに S + V の形がくるときには省略可能と考えると、このthatが省略される仕組みをうまく説明できるそうです。 文法など全く気にするわけのない小さな子供でもthatが省略できるかどうかは知っていて使い分けていることから、上記の説明が出てきたと江川さんの本にはかかれていました。 >たとえば省略することでよりくだけた表現になって、 どうなんでしょうね。雰囲気はわかりませんけど、公式なスピーチでは割とthatを省略せずに言っていますね。 なので、たまにスピーチで that ... that .... that .... と thatが一つの文で何回も出てきて混乱することがあります。 (少し昔、某アメリカ大統領の演説で、一つの文に5~6回出てきたことがあります。指示語としてのthatもあるのでどうしても数が多くなる) 口語の場合は、省略できるときには省略されるのが普通です。と、私の友人(english native)は言っていました。 上記のことからするとカジュアルになるとは思いますね。
- Horus
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簡単でちょっと難しい見分け方 下に、paniniXXさんが趣味?でせっかく書いてくださったので利用させていただきます。 1の文も2の文も that I made or which I made を省いても意味は通じますよね。言わば単なる付け足しなわけです。この場合、which でも that でも良い訳です。 ところが、 Institutions which rely too comfortably on tradition don't long survive. の場合、間違いになります。which 節を省いてしまうとナンセンスな文になってしまうからです。文としては可能ですが、意味がありません。このような場合には that にしなければなりません。 つまり、限定しなければ意味を持たなくなってしまうようなところの関係詞節は that でなければ良い文章とは言えないのです。このことは欧米の文章スタイルの本に良く書いてある(多分)ことです。 結局、that にしておけば、たいてい安全なのと、本来強調的限定であった that の意味が使っているうちに薄れてきて、今に乱用されるようになったものと思われます。(なお、that は the と同系語ですので、接続詞としての用法は後であるかと?) 今のアメリカ人がこの区別を口語において、どれくらいしているのか、できればGanbatteruyo さんに具体例を挙げていただきたかったのですが、つまり which を使うと that を使えと言われた時、その状況が、which, that どっちでも良い脈絡だったのか、あるいは that でないといけない場合だったのかと言うことです。
- paniniXX
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A 従来の参考書にある「先行詞に、first,only,all等限定的な修飾語がつく場合thatが優先される」というルールは実際文を読み書きする上であまり関係はないようです(学校のテストは別ですが。従来の高校英語の問題集に、よく選択問題で「thatが優先される場合はthatを選べ」などというわけのわからぬ問題がでるのは困ったもの!) 一般に限定用法では「先行詞が『人』で、後に動詞が続く場合はwho、それ以外はthat を用いる。目的格も関係詞は省略されることが多い」と覚えておくだけでいいです。 図式すると以下のとおり 先行詞 主格 目的格 「人」 whoが普通 thatが普通(口語はwho) 「人」以外 thatが普通 所有格は全てwhose,目的格は全て省略されることの方が多い。(前置詞の後や非限定用法についてはno.#6 の指摘されたとおりです) 江川文法やロイヤル英文法など「古典的名著」も結構ですが、実際のの英語の用法を忠実に記述し斬新なアイデアを取り入れた「クリスタル総合英語(zoshindo)」もおすすめです。上の図そこからの抜粋。 B 問題のthatとwhichのニュアンス違いですが、限定用法の場合(非限定用法の場合は他の方の指摘されたとおりです) 高校生は意識する必要はありません。意味は同じで結構です。 参考までにthatとwhichでは意味の差が生じる(可能性がある!とする)例を1つだけ挙げます(定説ではありません。私の趣味で入れておきます。こんな考えもあるってことで興味があれば読んでください。これ以上頭が混乱するのはゴメンだというのなら読まないほうがいいですよ)。 1I've made new software recently. the software that I made doesn't seem very useful. 「私は最近新しいソフトを作った。私の作ったそのソフトはあまり役にたちそうもない」 thatはもと接続詞なので、関係詞(限定用法)になってもthe software that I made のthatは、softwareとI made をつなげる役目しか持たず、the software that ---は「私が作った(内容の)そのソフトは---」という意味になり、「たくさんある中で私が作ったソフト」という限定的な意味にはもたないという考えがあります。 (非限定用法the software,which i made ---の場合とほぼ同じ意味になりますが、非限定用法と区別して 「記述用法」という人もいます) 2 Our company has developed lots of software.but,the software which I made dosen't seem very useful. 「わが社はたくさんのソフトを開発中だが、(その中で)私の作ったソフト役に立ちそうもない」 whichは本来「どれ」という意味の疑問詞で、文字通りには、 the software → which ソフト どれかというと → I made →doesn't seem useful 私のに限るが それは役に立ちそもない という意味で、ソフトは、「数多くある中で」、私の作ったものに限られます。 conf. 「英語の構造・上」(岩波新書、中島文雄著)
- kontaro
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大西泰斗氏が書かれている「ネイティブスピーカー」シリーズはこういった点をうまく説明してくれます。 彼の方針として、訳や用法ではなくイメージで英語を理解する、というのがあるようですので。 アマゾンなんかですぐ買えますよ。
- Horus
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that は the の強調形として使われますので、これがヒントを与えると思います。 that man = the man として使われるとき、指差して言っているのでない場合、まさにその男がと強く限定しているのです。 つまり、who や which が強く限定されるとき、あるいはそういうニュアンスを出したいとき、that がより好まれると言うことで、そこで、 一、first, last を含む最上級による限定 Socrates, one of the wisest men that ever lived. 二、the only, the same, the very, all, no, による限定(つまり、強調) That is the very thing that I want. All that glitters isn't gold. There's no such person that I know of. 三、強調構文による限定、これは当然かと? Compare: It was yourself who said so. = It was yourself that said so. 四、その他、人物と事物の両方を含んでいて、who も which も使用不能のとき、 The men and things that she has studied has improved nothing. これで、大体用が足りるかと? (^^;?
語法・文法の説明でもっとも難しいのは「使い分け」と「ニュアンス」ですね。さらに 'register'(どのような場面で用いるか)の問題も大きいです。会話では圧倒的に that の勝ちだと思いますが、文字言語を含めれば which もあなどれず、というところでしょう。 もし、これらを明確に記述してある解説書があるとしても、それらを覚えることは語学学習にとっては時間の浪費に近くなると思います。namnum さんは英検2級前後レベルと推察しますが、あなたがなされたように「要点」を理解したら、あとは実際の英語にふれて、自分の頭の仲でイメージを固めていくのがベストですし、またそれしか方法はないでしょう。 英語圏で生活する機会がなく、日本国内で学習しようとすると、「英語の触れる」機会が圧倒的にたりません。ですから自分で意識して(自分が読める・聞き取れる)実際の英文にどんどん触れるようにしましょう。 ただ、「この手の疑問が多くて困る」のは、もっともっとあなたのレベルが上がっていっても続きます。この手の疑問も、わたしには楽しみではありますが。
- Ganbatteruyo
- ベストアンサー率63% (4601/7273)
アメリカに35年ほど住んでいる者です. #1さんがおっしゃっていたように、whichは人には使いません. thatはその面から言うと、万能なんですね. whomは殆んどといって良いほど使われなくthatを使うか、省略されます. whichは一般的に硬い感じを受けます. 又、かなりのアメリカ人はwhichを使うと、thatを使えといいます。 ニュアンスは説明しにくいけど、文法はそれ歩でもないと感じるから、解説書があまり無いんでしょうね. ニュアンスを説明するのには状況、言う人の性格、慣習の違いなどいろいろな面から見ると、すべての単語の説明は難しいと思います. 宣伝ではないですが、旺文社のComprehensive English-Japanese Dictionary英和中辞典では、そのヌあんすをかぎられたかずの単語ですが、意味の似た単語の比較などをいています。 一度見てください. また、文法だけでなく、言葉として英語を教えられる教師が要求されなくてはならないと思います. 自分の子供達が使えない英語を教えられていることに対し、親御さんたちは何も行動に移していないように思われます.
- haruwaspring
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which 先行詞は人以外の動物や事物 that 先行詞は人でも物でも良い 旺文社「教師のためのロイヤル英文法」がいいですよ。 教師はこういうのをあんちょこに使うのかーって、 思いながら読んでます。
補足
皆様丁寧なご回答ありがとうございます。推薦された本はどれも興味深いです。とくにmickjey2さんの仰る江川 泰一郎「英文法解説」はどこでも奨められますね。さっそく参照してみたいと思います。 しかしakatoraさんのご指摘はまさにそのとおりで、独学なため「英語にふれる機会」が圧倒的にたりません。ですのでリスニングが決定的に苦手なわけで、やはりこのへんは独学の限界なのでしょうか… ところで >which 先行詞は人以外の動物や事物 >that 先行詞は人でも物でも良い これは知っていましたが、やはりthatの用法が疑問だったわけです。 (代用できるのならはじめからthatでいいじゃんとか…) ですのでGanbatteruyoさんの仰る「かなりのアメリカ人はwhichを使うと、thatを使え」 とかakatoraさんの仰る「会話では圧倒的に that の勝ち」 という説明はリアリティがあって勉強になります。 >普段はthat の使えるところではthatを使い、使えない場合はwhichを使う。 >形式ばった文章を書くときにwhichを多用するというのが基本的な使い分け方 ということはよく解りました。しかしそうするともうひとつ疑問があります。 thatを使うか省略する場合、この違いはなんなのでしょうか? たとえば省略することでよりくだけた表現になって、目上の人物に対する場合やあらたまった表現には適さなかったりするようなものなのか、それともそんなことはなくひとそれぞれの口調の違いのようなものなのか…?