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単位取得退学ののち課程博士を取った場合は「修了」とみなしてよいか?
こんにちは。26歳の大学院生です。 前から気になっていたのですが,博士課程を単位取得退学した後,課程博士を取った場合,履歴書に「博士課程修了」と書くと学歴詐称になるでしょうか? 論文博士だったら確かに中退になると思うんですけど,課程博の場合は「修了」と書いてもよいような気がするのですが…(実際,私の知り合いはそうしています)。 よろしくお願いします。
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すでに、No3の方が言い尽くされていますが、私の実体験も含め、補足させていただきます。 ご質問の >>単位取得退学ののち課程博士を取った場合は「修了」とみなしてよいか? については、「修了とみなしてよい」し、一般にそうみなされているけれども、履歴書に書くときにはそれでは不正確であり、学歴詐称になる、ということです。 私自身は、単位取得退学後、所定の年限内に課程博士を取得しました。 (そのとき、修了式にも出席しました。) その後、浪人中、何十通も履歴書を書きましたが、全て、No3の方のおっしゃる書き方で書きました。就職後わかったことですが、特に、就職先が大学である場合、「単位取得退学」を「修了」と書くと、場合によってはそれだけでよくない印象を持たれます。 したがって、No1の方への御礼の中にお書きになった >>ということは,所定の単位を取得し,標準年限以上在学して退学した >>場合は,課程博でも論博でも「博士課程修了」と書いてよいのですね? には、書いてよいとは言えない。むしろ書いてはならないということです。 ただし、たとえば、書物の扉などの著者の略歴の所に、明らかに学位を持っていないのに「修了」と書いてあるものがあります。これは、履歴書などではなく、出版業界の慣例に従っているということでしょう。実際、私もプロフィール紹介の際に、「退学なんてかっこ悪いのに、書いちゃっていいんですか?」と言われて(!)、勝手に直されたことがあります。もっとひどいのは「単位取得退学」を「中退」に勝手に変えられたこともあります。(そのほうがかっこいいからだそうです。) 学者の中には、博士を取っていないのに、出版社に何度も何度も「修了」と書かれているうちに、世間向けには自分も「修了」と書いてしまうようになった人もいます。 世間では、「単位取得退学」では何のことかわからないからでしょう。 質問者さんは、大学院生なので、今後の就職のことを意識してのおたずねだろうと思います。ならば、世間向けの俗っぽい書き方よりも、正確を旨とした書き方を心がけるほうが、質問者さんの経歴を評価する立場の人たち(要は採用側とかですね)にとって、トラブルや誤解の種にならなくてよいと思います。 すでに正解の回答があったのに、くどくなってごめんなさいね。
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- a-saitoh
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博士号の種別には関係ありません。 まだ博士号を取ってない人でも、 ××大学院博士課程 単位取得退学 と履歴書には書きます。 僕が知る限りでは、博士号を得て出て行く場合のみ「修了」と書きます。 つまり、1行で書くならこう。 平成○○年3月 ××大学院博士課程 修了(博士(工学))。 在学中に博士号を取れず、単取得退学後規定の年限以内に学位が取れず、論文博士なのに「修了」と書くのはやや 学歴詐称っぽいですねぇ。。。 たとえば、科学技術振興機構の用意した履歴書のひな形では、 「卒業・修了・単位取得退学等」となっていて、単位取得退学は「修了」とは別扱いになっています。 東京大学の履歴書記入要領でも、 www.u-tokyo.ac.jp/per01/documents/kinyuuyouryouryou_000.pdf 修了区分は「卒業・卒業見込・修了・修了見込・退学・退学見込・単位取得退学・単位取得退学見込・転学・転学部・転学科・除籍・在学」の中から選んで書くことになっていて、修了と単位取得退学は完全に別扱いになっています。 「修了(単位取得退学)」位の書き方なら、履歴詐称に当たらないと思いますが、「修了」だけだとダメだと思いますよ。
- kgu-2
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大学は卒業=学士ですが、博士課程はそうではないので、卒業ではなく、在学期間と単位さえあれば修了という、と聞きました。理系は3年を満たすと博士号を取得させるが(指導教員の面子にかけても)、文系は審査員でも博士号を持たない教授も多いので、意地悪するわけではないのですが、なかなか博士号が取得できず、修了という表現になる、というのが慣習です。 現在は、「修了時に博士号を出せ」の指導が文部科学省からあるようです。 >標準年限以上在学して退学した場合は,課程博でも論博でも「博士課程修了」と書いてよいのですね? 履歴書は、個人情報なので、採用の審議のときにどのように表現していたかは記憶が鮮明ではありません。博士課程の者が、3年在学し単位を取得していれば(もうひとつ研究に関する単位を取得している必要がありますが)、履歴書に「修了」と書かれていても、詐称にはなりません。 本学の規則上は、課程博士の学位を取得しないと「修了」にはならないようですが、社会通念上は「修了」と記述しても問題はありません。 明確に区別するために、満期退学と書いてあるのを見たことはあります。大学院の規則か施行規則、あるいは細則などに記載があり、少し異なるかもしれませんので、所属しておられる大学院のものをチェックして下さい。 なお、論博は、付随的な申請条件(申請者が大卒だと卒業後7年が経過していること)があっても、基本的には論文そのものだけが審査対象で、 博士課程の在学は条件ではないので、博士課程修了と書くこは必要ありませんし、書くと詐称になります。 博士課程の在学期間と単位の所得は満たしたが、博士論文はパスしなかった(文系は多かった、だから高齢の文系教授は持っていない人が多い)。10年後に申請するときには、通常課程博士では申請できないでしょうから、論博で審査を申請する者は、学歴に「修了」と書くことができます。 >これはどこで決まっていることなんでしょう 学位取得の条件については、大学によって独自に決めることができます。が、文部科学省には届けますので、あまりへんな制度は受理されません。
- kgu-2
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修了は、博士号を取得できたか否かは問いません。 次の2点を満たせば、修了になります。履歴書は、「博士課程修了」と書きます。中途退学と区別したければ、満期退学と書き加えます。 1) 博士課程の在学期間が通常3年(飛び級だと2年も)以上あること(留年も有なので) 2) 所定の単位を取得していること(研究だけではなく、講義やゼミもある) 逆に、上記の2点を満たせば、「研究室に残りたい」と主張しても、修了なので、在学できません。残りたい場合は、単位不足にして、留年します。また、研究生などになれば、もちろん残れますが。 >論文博士だったら確かに中退になると思うんですけど 博士課程に在学しても、1)と2)の要件を満たさない場合は、中退になります。すなわち、博士課程後期(修士課程)の在学が通常の3年未満、あるいは単位不足の場合です。たとえ1日でも在学すれば、中退になります。 論文博士は、博士課程に在籍しなくも取得できますし、中退とは無縁です。 修了時に、博士号を取得できない場合、通常3年後くらいまでは、博士課程修了の規定で、博士号を審査します。 それを過ぎると、論文博士の規定で審査します。この場合、履歴は、中退ではなく、在学期間も単位数も満たしているので、博士課程修了です。
お礼
回答ありがとうございます。 ということは,所定の単位を取得し,標準年限以上在学して退学した場合は,課程博でも論博でも「博士課程修了」と書いてよいのですね? ちなみに,これはどこで決まっていることなんでしょう?もしご存知なら教えていただけませんか?
お礼
回答ありがとうございます。 ご経験を踏まえた回答を頂き,また以前の回答をまとめていただいて非常にすっきりしました。 やはり単位取得退学は単位取得退学とはっきりと区別して書くべきなのですね。 今後の参考にさせていただきます。