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春分・秋分の日の閣議決定
10年分のカレンダーを作る必要があり調べていて、ふと疑問におもったのですが・・・ 祝日法では、春分・秋分の日は天文学的な『春分・秋分』とは指定がなく、 「閣議で決定し前年の2月の官報で発表する」とありました。 と言う事は、天文学的な春分・秋分の日以外の日付が指定される事があるのでしょうか? 例えば、秋分点通過が9月23日午前0時1分で火曜日であった場合、 「1分の差だし、22日を秋分の日にすれば連休になるから」とかで 変更するような閣議決定をするものなのでしょうか? 推測、願望でもかまいません。 間違っていても笑って済ませられる程度のカレンダーですから、 おヒマでしたらお付き合い下さい。
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もともとの質問に戻りまして, >天文学的な春分・秋分の日以外の日付が指定される事があるのでしょうか? ということでしたら,現時点の制度ではまずありえないと思います。 春分・秋分の日の決定の元になる資料は,国立天文台が作成する「暦象年表」という文庫本サイズの薄い小冊子です。 この冊子は非売品ですが,これのダイジェスト版が前年の(つまり2003年版だったら2002年の)2月1日に,「暦要項」(れきようこう)として掲載されます。(これがご質問の文章にあった官報発表です。) また,前年11月末ごろに出版される『理科年表』のはじめのほうに,そっくりそのまま載っています。 で,これらの資料には,24節気(小寒,大寒…から冬至まで。春分・秋分もある)の日付・時刻,そして国民の祝日の日付の一覧表が既に載っています。 閣議ではこれらの数値を形式的に承認するだけですので,まずひっくりかえることはないでしょう。 ただ,未来永劫ずっとそうであるかどうかは分かりませんが,もし変わるとしたら,閣議で小泉首相が「連休のほうがいいんじゃないか」といって他の大臣が「そうしよう」と同意する,といったレベルではなく,「国民の祝日に関する法律」そのものを改正することになると思います。 (少なくとも,「国民の祝日に関する法律施行令」か何かを作って,「連休の観点から閣議で日付をいじることがある」旨を明記することになるでしょう。) そういった法改正がないかぎりは,今後も天文学的な春分の時刻に基づいて制定されることになると思います。 ちなみに,キリスト教のイースター(復活祭)は「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」となっていますが,この春分の日は,天文学上の春分の時刻とは関係なく,便宜上3月21日に固定しているそうです。 カレンダーを作る立場からいえば,たしかにそのほうが計算が楽でしょうね。
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- ele
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システムで日付ルーチンを担当している人にとっては笑い事ですまされないと思いますが、その思いは十分理解できます。 基本的には天文学的に求めたものを、「閣議で決定し前年の2月の官報で発表する」ことになっていますので、これを受けて暦を作るのにGOサインをだしたり、日付ルーチンを確認したりしています。(どちらも天文学的に求めたもので既にできあがっているも同然ですが、もし間違った日付が官報に載ったり、誤植が合った場合を考慮して官報での発表を待っています。) これとは別に、急に祝日が制定されたり、ずらされたり(ハッピー・マンデー)すると日付ルーチン担当の人にとっては休日が増えたり、連休になっても喜べないことになります。傍観者の私から見ると滑稽でしかありませんが。
お礼
やっぱり、そうでしたか。私も調べながら「結構めんどうだな」とか 「SEはどう考えてるのかな」とか思ってました。 >もし間違った日付が官報に載ったり、誤植が合った場合を考慮して ここまで考えていませんでした。思わぬ気苦労があるんですね。 ところで来年の敬老の日が第3月曜になりますね。 すると秋分の日と飛び石になった時に中間の日が国民の休日に・・・ 私も傍観者でよかったです。
1900年~2109年の春秋の彼岸の日取りが有ります。 参考urlをご覧ください。 こちらもご覧ください。 http://www.sci-museum.kita.osaka.jp/question/text/index.phtml#syunnsyubun
お礼
おぉー!210年分ですか。すごいですね。 これがあれば100年カレンダーができそうですね。 他の祝日の変更がありそうなので作りませんが・・・(#^.^#) 参考になりました。ありがとうございます。
- naomi2002
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たしかに、言われてみれば。。。 おもしろい質問ですね。 私は全く知識はありませんが、願望を言いますと、1日くらいなら、ちょろまかしてもいいのでは、と思います。 アメリカでもワシントン誕生日、リンカーン誕生日などを○月○日ではなく、強引に○月の第○月曜日と決めてしまったりしています。 春分、秋分の日も、正確に天文学上の春分、秋分である必要はないのではないでしょうか。
お礼
アメリカでも「第○月曜日」があるんですね~ 日本もこのところ改正が多いですから、そのうち すべての祝日が「第○月曜日」になるかもしれませんね。
お礼
>閣議ではこれらの数値を形式的に承認するだけですので,まずひっくりかえることはないでしょう。 そういう事でしたか。安心したような、残念なような・・・ 法では「秋分点通過日とする」といった基準が見当たらなかったので、 内閣の裁量が許されているのかと思ってしまいました。 法の執行者の立場が厳格に守られているな、という印象です。 閣議でこんな事に時間をとって欲しくないとの気持ちもあります。 イースターの日付の話もおもしろく読ませていただきました。 私にとっては、この計算も大変なような気がします。結局、私は計算は断念し、他人まかせで作ったカレンダーを参照する形にしました。 ちょっとした思いつきを実現するのは、国レベルでは大変な事なんですね。 私の思いつきに丁寧に答えて下さいまして、ありがとうございました。