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蛍光測定
蛍光物質を測定するとき、励起波長でたたいて、蛍光波長の強度をみますよね。 系内にいずれも340nmの励起波長を持つ蛍光物質が2つ入っている場合、傾向強度の現われ方はどうなるのでしょうか? 1つのときと同じ蛍光強度を示すのでしょうか。 それとも、2つの物質とも単独のときより強度が落ちてしまうのでしょうか
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- kgu-2
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定量目的だと推定して書きます。 2つの物質の蛍光波長のスペクトルは、重なりませんか。もしも、重なるなら連立方程式をたてて計算しないといけないので、大変だと想います。 その場合は、励起波長や蛍光波長をずらして、重ならないようにした方が面倒がないと想います。 吸光分析は、機器の値段に関係なく、同じ値がでます。モル吸収係数があるのは、これが根拠です。しかし、モル蛍光係数というのはありません。これは、蛍光分析は発光分析なので、測定環境に左右されます。ランプが消耗することによっても、蛍光強度が違います。 また、吸光度は濃度が高くなればなるほど高い値かでますが、蛍光の場合はむしろ低くなる場合(クゥエンチング)もありますので、2つの物質の足し算にならないかもしれません。 化合物Aの濃度を一定にして、化合物Bを少量ずつ添加して、測定する。また、今度はBを一定にして、同様の操作が必要かと。 釈迦に説法の点は、ご容赦を。
- cholerae
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にごりと蛍光測定の関係の質問が「お礼」のところにあったので,そちらに関して書きます。普通,蛍光光度計の光学系はL字配置になります。励起側と測定側にモノクロメータがあって分光しています(他のタイプももちありますが)。精度のよいモノクロメータはダブルモノクロタイプでにごりによって生じる励起光の散乱光も結構効率よく除くので,著しくスペクトルに影響はでないでしょう(形に関して)。まあ,散乱による濁度をOD値換算して0.1程度ならば。しかし,一般には,濁りがあれば検出側にシャープカットフィルターを配置して励起光の迷光を防ぐ方がよいでしょう。もっとにごりが激しければ,励起光そのものが蛍光測定用セルの中心まで届かなかったりして測定蛍光強度の低下をまねきます。もちろん蛍光も散乱されてモノクロメータの入射窓へ到達する光量が減るでしょう。したがって,みかけの強度は減少します。
- ADEMU
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蛍光物質の蛍光寿命にもよりますが、同じピークにでるでしょう。そうすると強度は増強されます。 ただ、測定器が発光してからどれだけの時間をもって測定するかによって寿命の長いものだけ測定することも可能と思います。 つまり、目的物質の蛍光寿命が長く、妨害物質の蛍光寿命が短い場合、短い方の蛍光がなくなってから測定すれば長い方だけ特異的に測定が可能ということです。 参考までに。
- cholerae
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2つの物質が存在し,相互作用のないような条件でかつ希薄溶液ならば各々単独に存在した場合に得られる蛍光スペクトルと同じものが得られる。ただし,2つ混在の場合は両スペクトルの和ですね・・。希薄の程度ですが一概には言えませんが,まあ,マイクロモル/リットル オーダーでしょうか。 当然,相互作用が起これば蛍光スペクトルや寿命等いろいろ性質は変化しますね。
お礼
ありがとうございます。340nmで励起し、475nm,615nmに蛍光ピークがでます。オーダー的には1E-8~10レベルかと思いますので、言うならばかなり希薄ということになりますか。 おまけにお聞きしたいのですが、吸光度測定の場合は濁度が吸光度にのってきますよね。蛍光測定の場合、どうなのでしょうか。どの程度の濁りであれば測定値に影響を与えないのかご存知でしょうか?