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ドルビーとDTS
映画の音声は、ドルビーとDTSがあるみたいなのですが、どう違いますか? あと、ドルビー5.1、DTS5.1というのはどういう意味ですか? スピーカーが5つ必要ですか? あと、AC3というのはなんですか?
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Q/映画の音声は、ドルビーとDTSがあるみたいなのですが、どう違いますか?あと、AC3というのはなんですか? A/既に回答があるようにDolbyは米国Dolby.Labが開発したAC-3( Audio Code number 3)と呼ばれる圧縮技術にブランド名称を与えたのが、DolbyDigital(以下DD)です。DVDや映画館で主力として使われいるのがこれ。 DDはライセンス料金が若干高いという欠点がありますが、映画館ではCDなどの別立ての音声ディスクが不要なため最も普及しています。 DVDでは、標準音声フォーマット(別にデコードハードウェアを用意しなくともプレーヤーだけで一応のステレオ音が出せる)として採用されており、ステレオ再生だけであれば、後述のdtsやSDDSのように別途専用のAVデコードアンプなどを用意する必要がありません。 音声は5,1ch Discrete及び6,1ch(Dolby Digital EX)のMatrix方式の2つの方式が採用されており、DVDでは最大448Kbpsまでのデータレートが、映画館では最大640Kbpsまでのデータレートで立体音響を再生できます。後述のdtsに比べて高圧縮率であるため、若干低音の響きが悪いと感じる場合があるかもしれませんが、圧縮率の割には迫力ある音を再現できます。 dtsは、Digital Theater Systems社が開発したマルチチャンネルオーディオです。APT-Xと呼ばれる圧縮技術を使っています。標準では5,1chが定義されており、最大で8chまでのDiscrete収録が可能な仕組みで開発されており、映画館では別立てのCDとしてフィルムとは別に提供され再生されます。 音声は1536Kbps(フルレート)と768Kbps(ハーフレート)の2種類が主に使われており、DDに比べて圧縮率が低いため低音での欠落が少なく、迫力や艶やかさがあります。 dtsには上位規格としてdts-Extended Soundと呼ばれる規格があり、dtsとの互換性を維持したまま、dts-ESでは収録時の音声チャンネル数を標準で6.1ch化できるようにする仕組みと、5,1chの音声やステレオ音声を6,1chで再生するための仕組み(NEO)を定義しています。 最上位のdts-ES Discrete 6,1では、6,1chでの独立オーディオ圧縮を採用しており、DDでは出来ない圧縮時に完全な独立した6,1chオーディオ収録をサポートします。 映画館ではライセンス料が安いためDDに次いで普及していますが、専用のCDを用いて再生するため、機材コストと設置コストの都合上、DDほどの普及はしておりません。 DVDではHD DVDとBlu-rayDiscでは標準オーディオとして使われていますが、既存のDVDではオプション扱いとなり、別途AVデコードアンプシステム(シアターシステム)が必要となります。そのため、この高音質を実際に聞くにはDVDプレーヤーとは別にシアターシステムを購入する必要があります。(ちなみに、安物のシステムでは差は感じないはずです) Q/ドルビー5.1、DTS5.1というのはどういう意味ですか?スピーカーが5つ必要ですか? A/5,1ch(ゴーテンイチチャンネル)で収録されているという意味です。dtsにもDDにもモノラル(1ch)、ステレオ(2ch)、サラウンド(4ch/5,1ch/6,1ch/7,1ch)、での収録方式があります。 スピーカー数は、1chならテレビの前や横に一つあるモノラルの音。 2chならば、テレビや映像機器の左右に2つの普通のステレオ。4chなら、2chにプラスしてセンター(主に主人公の声などを担当する)スピーカー1ch(1本)とリア(後ろ側の音を担当する/視聴する人の斜め後ろに設置する通常は聞く人の耳より高めの位置に来るのが好ましい)のスピーカーを一組(2本ですが出る音は2本とも同じ音なので1ch相当)設置します。 5chは、リアの音がステレオになり後ろからの音が立体的になります。スピーカー数は4chと変わりません。 5,1chは、0.1ch分に相当するウーファと呼ばれるスピーカーを設置します。コントラバス、爆発音など地鳴りのような低い低い低音を再生するためだけのスピーカーで迫力を演出します。通常ウーファは前方に設置します。全体の音に迫力を与えませんが、あくまで低音だけを協調するため1ch分には数えず0.1chとカウントします。よって、5,1chは6本のスピーカーを使い、通常は聞く人をそれら6本のスピーカーで囲う形になります。 尚、6,1chになるとリアセンター(真後ろの中央)スピーカーが1ch増えます。7,1chになるとリアセンタースピーカーをのけてサラウンドバックスピーカーと呼ばれる2本のスピーカーをリアの後ろに設置します。 Q/スピーカーが2つしかない場合は、ドルビーかDTSのどちらで聞くべきですか? A/両方をデコード(再生)できるAV環境であれば、どちらでも好みです。通常はdtsの方が音質が良くなる可能性が高いですが、あくまで感性に左右されますからね。どちらも再生できるなら両方で聞いてみて決めれば良いでしょう。尚、DVDの場合はDDかMP3、PCM(非圧縮)のいずれかで必ず収録知れていますが、dtsは先に述べたようにオプションです。DVDによってはdtsでの音声は収録されていない場合があります。収録されているDVDではdtsで再生した方が、理論的には綺麗な音になります。 <用語> Discrete=分離、独立という意味。5,1chの音声を独立して収録しているという意味。Matrixに比べてデータ量が多くなるケースがあるが、独立しているため音質を一定に保つことができる。 Matrix=混合と言う意味。符号化技術用語ではエンコード(符号化/圧縮)の手法の一つでどこかのチャンネルにあるチャンネルの音を織り込んでしまいデータ量を節約すると共に、下位との互換性を維持する手法。EXとDigitalは5,1ch向けの機器では5,1chで再生され、6,1ch用の機器では、6,1chで再生されます。この技術は、アナログ時代の映画音響技術であるDolbyStereo(4chサラウンドオーディオ/VHSなどにPro Logicと移植され使われた。ステレオ互換がある。)でも使われてきました。
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- jugger
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ドルビーデジタルとはドルビー社が開発したAC-3という圧縮技術を使って、映画の音声を5.1chサラウンドで再生できるようにしたシステムの事です。 ただし映画館でドルビーデジタルと書かれていれば5.1chですが、DVDでドルビーデジタルと書かれていても5.1chだとは限りません。 DVDではドルビーデジタルの後に(5.1ch)や(2ch)などと書かれています。 一方DTSはデジタルシアターシステム社が開発した音声フォーマットです。圧縮率が違うのでこちらの方が音がいいようです。 DTSにはDTS-EXやDTS-ESといった、6.1chも存在しています。 DTSは対応したDVDソフトと、対応したDVDプレーヤーやアンプが必要となります。ドルビーデジタルが先に普及したので、DVDはドルビーデジタルが主流になっています。 ドルビーデジタルもDTSも使用するには、ライセンス料を支払わなければなりませんので、両方に対応させようと思うと両者にお金を払わないといけません。高く付くのでドルビーデジタルだけというソフトが多いですね。 スピーカーは低音専用のスピーカーを0.1個と数えます。 合計で6個必要となります。
補足
皆さん回答ありがとうございます。 スピーカーが2つしかない場合は、ドルビーかDTSのどちらで聞くべきですか?
- kazuo1969
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知っている範囲で・・・ まず、5.1チャンネルのスピーカー数は6つです。 前2、後2、+前(重低音専用)1、+前(声専用)1です。 DVDの場合、ドルビーデジタルが標準ですが、今はほとんどのプレーヤーでdtsにも対応しています。が、DVDのソフトを再生した際に自分でdts音声にきりかえる必要があります。 dtsのほうがドルビーデジタルより音質がいいようですが、私は聴き比べたことがないのでわかりません。 とゆうことで、若干マイナー感があることはいなめないでしょう。
- takeao6
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全部検索すればヒットしますよ。
お礼
皆さん、大変よく勉強になりました。ありがとうございました。