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サックス ジャズとクラシックについて
吹奏楽部に所属している中学1年の男です。サックスを吹いています。 最近、ジャズの興味を持ち始めました。しかし、吹奏楽はクラシックを主に演奏します。ジャズもやりたいのですが、吹奏楽のほうもうまくなりたいです。 クラシックとジャズでは奏法が違うと聞きましたが、どのように違うのでしょうか?ジャズをやりながらクラシックのほうもうまくなるということはできるのでしょうか?ご回答よろしくお願いします
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サックス経験者です。 長文になりますが、ご了解ください。 確かに吹き方(ブレスの使い方)や奏法は違います。しかし、始めたばかりであれば、基礎練習(ロングトーンやタンギング等)をしっかりと身に付ける事をおすすめします。 その為には、体力作りも必要となりますので、腹筋・背筋・腕立て伏せ等の筋力トレーニングと、ランニング(もしくは早歩きでもOK)をしてください。 普段と違う筋力を必要としますので、半年位は続けて欲しいと思います。基礎体力が上がれば、長時間演奏する事も苦にはなりません。また、腹式呼吸が容易になりますので、お勧めします。 さて、クラシックとジャズの奏法の違いですが、吹奏楽での定番曲も交えて話を進めさせていただきます。 まず、一番の違いは、8分音符が2つ続いた場合、クラシックなら、普通に”タタ”と同じ長さで演奏しますが、ジャズは”タンタ”と頭の音が長め、後ろの音がその分短くなります。 3連符の1・2音をタイでつなげて、1音とし、3音目はそのまま演奏する感じです(わかりづらい説明ですみません) それが判り易いのが、A列車で行こう(TAKE THE A TRAIN)という曲。 途中で、”タンタ・タンタ”という動きが各パートで出てきます。サックスがメロディーラインを吹いているので、さらに判り易いと思います。もし所属している団体に楽譜があれば、スコア譜(すべてのパートが載っている譜面です)を見ながら聴くのも良いでしょう。 インザムード(カニ食べた~いというキャッチコピーのCMで使用されていました)や、ムーンライトセレナーデという曲でもそうですが、楽譜に書かれている音符の半分の長さで演奏する、という曲もあります。 例えば、4分音符で書かれていても、8分音符で演奏します。これもクラシックにはない事です。 あとは、ブレスの使い方だと、説明しづらいのですが、クラシックの場合は、息を丸く出しているとすれば、ジャズは、それをつぶした様に吹く事があります。(曲想によってはクラシックと変わらずに吹くものもあります) 文章で説明するのは、とても難しいので限界がありますが、上記に挙げた曲を聴いてみて下さい。 他にも、茶色の小瓶、真珠の首飾り、枯葉・・・等の定番曲、グレン・ミラー・オーケストラ(ビッグバンドスタイルで一番有名)やサム・テラー(T.Sax ハーレムノクターという曲が有名です)チャーリー・パーカー(A.Sax バードという愛称で知られています)、マイル・デイビス(Trp)などの歴代のすばらしい奏者に的を絞って聴くのも良いでしょう。 私の考えですが、ジャズは感覚(フィーリング)として身に付けるのが、一番てっとり早いように感じます。 実際にあった事ですが、インザムードのメロディーラインでは、アクセントの場所がクラシックだとあまりない所についています。ジャズをあまり聴かない友人はそのアクセントをうまくつけられずに苦労していました。 ジャズ(というかこの曲?)の雰囲気をうまくつかむ事が大事かな・・・と思います。 ですが、ジャズに限らず、クラシックでも、ポップスでも、ジャンルに囚われずに多くの楽曲を聴いて下さい。 吹奏楽、一言で締められますが、演奏するジャンルは様々です。ラテンも演奏すれば、クラシックと括られるオペラや交響曲、狂詩曲、コンチェルトを演奏する事もあります。私が所属していた学校の部活では、ミュージカル仕立てにして、多くのジャンルの曲を演奏しました。 そして、どのジャンルでも演奏できるように、基礎練習をしっかりと、行い続けて下さい。 10数年前、フランス人のプロサックス奏者(クラシック専門)の講習会に行きました。たしか当時60歳位だったその人は、1時間の音だしをした後に3時間の基礎練習をし、曲の練習または本番を迎えると言っていました。それを、プロ奏者となってから、ずっと続けているとも。 普段、そんなに練習時間が取れないとは思いますが、どんなプロ奏者でも基礎を大切にしている事を忘れないで下さい。 長文で申し訳ありませんでした。最後に、質問者様が、音楽という素晴らしい世界を楽しんでいただければ、と願います。
- lele00
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私はサックスはやっていない(ギター)のですが、観念的には同じだと思うので書き込みます。 クラッシックは基本的に音符通り演奏します。その中で制作者の意図を考えてそれを自分なりに読み取り表現します。演奏時、コード構成音に含まれている音であっても、音符と異なった音を弾くのは許されていません。原音再生があって、その中の自分なりの表現になりますので、それなりの演奏をしようと思えば、膨大な練習時間が必要となります。 ジャズの場合は基本的にコード構成音の中であればどんなメロディを弾いても良いし、極端な場合はコード構成音以外の音を弾く事もあります。要はどれだけ音をスイングさせる事が出来るかです。そのために、あらかじめ定められた音符では無く、その時に感じた音を即興で演奏します。 練習方として、基本的にはスケール練習を行う事ですが、自分が好きな演奏者のフレーズをコピーする所から始めればよいのではないでしょうか。