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薬剤師の必要性について

質問を見ていただきありがとうございます。 数年前から全国に薬科大学が増設されています。 私は、これ程薬科大学は必要ないと考えています。 最後の4年制卒業後の空白の2年間を除いて、毎年1万人近くの薬剤師が誕生しています。 私には、6年制が卒業した時に、その人数を受け入れるような職場のキャパシティはないと考えています。正直、薬科大学が6年制になったのも医師と対等の地位に引き上げるとか、4年制では覚え切れない知識が多すぎると様々な意見が出されていますが、本当にそうでしょうか? 6年制になろうが、医師の地位まで上がるとも思えませんし、看護師程必要とも思えません。 今、私の母校のカリキュラムを見てビックリしたのですが、1年生から2年生前半近くまでは高校の延長のような授業やフランス語などの授業が増えただけで、6年制にした意味がわかりません。 そこで質問なのですが、本当にこんなに薬剤師は必要なのでしょうか? 出てくる薬剤師によって、薬剤師として知識の低い者が淘汰されるなら分かりますが、おそらく日本ではそのようなことは起こらないと推察されます。このまま薬剤師が増え続ければ、薬剤師の地位は落ちる一方だと考えています。極論と言われれば、そうかもしれません。しかし、もしこの質問をみている薬剤師の先生方に危機感等はありませんでしょうか?

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  • sionn123
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回答No.1

 asuma8888さん こんばんは  薬局を経営している薬剤師です。  私は子供の頃身体が弱く、年に1回は入院生活をしていました。そのため身体の弱い方のお手伝いをしたいと考えていました。それと父が生前時計商をしていて、体力の続く限り定年無く働ける自営業に魅力を感じていました。その両方の一致した所に薬局があり、将来の事を考えて薬剤師の資格を取って身体の弱い人のための仕事をするためにと言う事で、薬科大学に進学し資格を得ました。そして夢を叶えられて薬局を開局出来たんです。そう言う私ですから、薬科大学に進学する人の多くはそれなりに高い希望があって進学する学生が多いだろうと想像していました。しかし、実際は違ったんですよね。  asuma8888さんも薬科大学を卒業されているとの事ですからお解りと思いますけど、薬科大学に進学する方の中には白衣を着て出来る仕事が格好良いと言う安易な考えて進学してくる人も居ます。そんな安易な私に言わせればバカみたいな考えで進学する人が居るなんて、高校の頃は考えられませんでした。  6年制になった理由は、asuma8888さんが言われる通り医学・薬学の最低必要な知識レベルが向上した結果の勉強しなければならない最低の知識量が増えた為です。これは昔と違って病院では病棟に薬剤師も出向いて患者さんの色々な情報集めをして投薬を決めると言う仕事をしている関係で致し方ないでしょう。そのために6年間学校に通うと言う事は、4年制の頃より学費が掛かる事を意味しています。つまり前記した「私に言わせればバカみたいな考えで進学する人」が減る事を意味しています。まともな薬剤師(単に大学に行けて白衣を着た職業につければ良いと言ういい加減な薬剤師)が減る事を意味していると私は考えています。ですから、個々の薬剤師の能力はともかくも全体としての能力はUPする可能性が高いのではないでしょうか???と言う意味で6年制になる事で、薬剤師の地位が低下するとは私はないと思います。  私が危機感を感じているのは、政府の緩和政策の一環で「登録販売員」と言う新たな資格が出来る事です。この「登録販売員」が居れば、薬屋以外でも多くのOTC薬を販売する事が可能になることです。医薬品販売は特殊な商売で、商売商売と言う事での売上追求型の商売が出来難い事が有ります。お客様の症状によっては幾等商売と言っても売らないで病院を紹介する場合もあると言う事です。これを売上追求で、症状がどう有れともかく薬を売って飲ませる的な商売をして、患者の症状を悪化させてしまう可能性が今以上に増えるかもしれません。その事に危機感を感じます。

asuma8888
質問者

補足

sionn123様、おはようございます。 ご回答ありがとうございます。 先生のような志が高い薬剤師が増えれば、その結果薬剤師の地位は向上すると思います。 現在、全国で薬科大学が新設されています。 私の地域にも、入学した時には周りの県も含めて1つしかなかったのですが、他に4つも増えました。 そして、それに伴い大学の倍率(私の時は実質倍率5.6倍→2.1倍)が下がり、語弊があるかもしれませんが、以前よりも誰でも入れるような時代になりました。後輩の中には、医療系の免許が取れて、簡単に入れる大学だから入学したという人もいます。特に、将来に対して希望も不安もないように感じました。 このような後輩達が全てとはいいませんが、薬剤師が飽和状態に向かっていること、先生がおっしゃる「登録販売員」制度を考えれば、将来の就職先は限定されるのではないかと思っています。 病院は経営難から薬剤師は最低限の人数しか取りませんし、薬局も来年度以降の処方箋形式の変更に伴い経営難の所も出てくると考えています。ドラックストアは、逆に募集が増えるのではないかと考えています。 先生に質問なのですが、様々な法制度の改正に伴い先生の薬局では薬剤師の再教育や研究会への参加などは啓発しているのでしょうか?

その他の回答 (1)

noname#42098
noname#42098
回答No.2

こんにちは。 質問者様のような心配や危惧はまともな薬剤師であれば皆しています。 おっしゃることはもっともですが、日本の薬剤師は地位が低いし、政治的な力も持っていないので、「いいよう」に利用されているだけです。 薬科大学の増設についても、「登録販売員制度」についても薬剤師会は反対の意を述べています。でも、力がないので、政府は聞く耳持ちません。 将来、薬剤師の数が増えすぎて飽和するということは、ずっと以前からも言われていました。医師ですら、そういわれていた時代がありました。だから、これから予想通り、飽和するかはまだ分かりません。国家試験のボーダーを高くする等で人数を調整できる可能性はあります。 私は国公立大卒ですが、昨今の薬学生の学力低下に教授達は本当に嘆いていました。なので、偏差値が50以下の大学生にどれほどの学力があるのか・・・そしてこれらの学生が全て薬剤師になったら・・・ 恐ろしいことです。 政府もそのへんは考えているはずです。 (多分。でも、新設薬科大学からの圧力がかかったら分かりません)。 我々に出来ることは、専門的な知識や技量を持ち、社会により貢献し、「なくてはならないもの」と示すことしかありません。私自身、勉強会や講演会、学会に積極的に参加し、専門薬剤師認定も視野に入れています。 ただ、それでも不安なので、別の資格などを取得しておこうかな・・とやや後ろ向きな考えもありますが。

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