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正岡子規の短歌解釈 ぬばたまの~
正岡子規の短歌 「ぬばたまの黒毛の駒の太腹に雪どけの波さかまき来たる」 の解釈を教えてください。特に「黒毛の駒の太腹」の部分がよくわかりません。よろしくお願いします。
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正岡子規には、「平家物語」の、「宇治川の先陣」の争いの話に基づいた、 先がけの 勲功(いさお)立てずば 生きてあらじと 誓へる心 生食(いけずき)知るも という短歌があります。(「いけずき」は馬の名。) ご質問の歌も同じ時の作品じゃないかな。 ぬばたまの(「黒」にかかる枕詞〔まくらことば〕)黒毛の馬の太った腹に、(宇治川を流れる)雪解けの(水の)波が逆巻いて打ち寄せている というぐらいの内容だと思いますが。 「いけずき、するすみ」という二頭の馬を巡る平家物語の話は、 http://masa_n.at.infoseek.co.jp/heike/h236ch10_1.htm 〔第二百三十六話・第十章 青葉の笛(一)〕から、「次回へ」をクリックして、「第二百三十八話・青葉の笛(三)」ぐらいまでをお読みください。
お礼
この短歌にそのような背景があるとは思いもよりませんでした。 大変参考になりました。ありがとうございました。